天使なんかじゃなくてもー矢沢あい論
DMMセールで『天使なんかじゃない』全巻を買った。もちろん来るべき、矢沢あい原画展のためだ。
あいにく原画展が京都に来るのは来年の1月とちょっと遅めなのだが、まあゆっくり待とう。矢沢あい作品の長編のなかで持っていないのはこれだけだったので、原画展前に読めてよかった。たしか友達の家で全巻読んだのだが、久しぶりに読み返すと、翠のこれだけ健全なキャラクターなのにもかかわらず恋愛になるとかなり不安定な描写をされるそのアンバランスさが、「や、矢沢あい読んでるわ~~」という気持ちになるのだった。
前から何度も言っているのだが、私は矢沢あいのテーゼは「男と仕事は両立しない」だと思っている。
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