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カズオの運行日報

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トラックドライバー・運送会社の裏舞台やあるある、ビックリ事件を描いたマンガです。 業務にまつわる事件は元ネタが実話です。 登場人物のヒューマンドラマも織り交ぜて(こちらはフィクシ…
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#トラックドライバー

カズオの運行日報 第19話 幕間「鳴り散らかし事件」

見出し画像とタイトルでフラグが立ってるような、古典ギャグ回です(^^;) この過程があとのお話に続くので、番外編にせず「幕間」としました。 全8ページです。 「ピロピロピロピロ…」は、エレキギターの速弾きです(爆)。 いやほんとに「ピロピロピロピロキイ〜ン」なんですよ。 1990年前後…ブルー・マーダーが活動してた頃はそんなにメタルは聴かなかった焦げ猫ですが、ギターサウンド自体は好きだったし今ごろになってHR/HMのマイブームに火がついたのはブルー・マーダーのせいなんです…

カズオの運行日報 第1話「トラックに乗れるまで」

トラックドライバーの現場と日常のリアルを描くマンガ、「カズオの運行日報」連載開始! 第1話はプロローグ、扉絵、登場人物紹介、本編8ページの全13ページです。 第1話の今回は、免許を持っていてもトラックのハンドルを持てるまでにはこんなプロセスがありますという地味なお話です(^^;)。 事件アレコレは次回からですが、とりあえず出発! 「カズオの運行日報」第2話はこちら! マガジンはこちらです↓ 解説記事アップしました。こちらです! プロローグでカズオが言っていた「グランジ

カズオの運行日報 第2話「はじめてのおつかい」

運送業って「おつかい」だと思ってます(^^)。 さて今日は日用品の配達を初めて独りでやるカズオ。 「はじめてのおつかい」は無事終わるのか!?青春はすっぱいレモンの味!(←読んで頂くと意味が…・笑) 今回は全12ページ。 実はコレ焦げ猫が実際にやらかした誤配がネタ元です(爆)。詳しくは解説記事に。 誰でも失敗はします。青さんも槍杉さんも社長でさえも…経験が長い人ほどやらかしもしてます。 そういった「やらかし」エピソードは業界を語る上で切り離せません…。 そしてやらかすとどうな

「カズオの運行日報」第3話 「恐怖の深夜便」前編

今回から3話に渡っては、深夜からお昼頃にかけて行う飲食店への食材配達のお話です。業務について前編・中編・後編〜そこからさらなる事件にも繋がるような…!? 今回は全15ページです。 覚えるまでが難しいルート配送…とくに深夜に食品を置き配するこういったパターンでは、店の場所だけでなく店ごとに違う荷物の置き場所、セキュリティ解除・施錠を覚えて回収もどれがどれやら覚えるまでが大変です。 果たしてカズオはこの仕事ができるようになるでしょうか…? 次回第4話「恐怖の深夜便」中編は10

「カズオの運行日報」 第4話「恐怖の深夜便」中編

覚えるまでが難しい、飲食店向けの食材ルート配送。 でもちゃんと覚えてしまいさえすれば、毎日行く店舗や順番はほとんど同じルーティンになります。 毎日違う荷物・行き先のフリーチャーターとは対極で、イレギュラーが苦手な人はこういった仕事がいいと思います。 さて今日はそんな仕事の楽しさを。 飲食店向けの深夜配達で必ずしも眺めのいいお店がコースに入るとは言えませんが、お店の凝ったつくり・内装・メニューを見るのも焦げ猫は楽しかったですね。 うわーステキ、いつか来たいなぁ!ここのメニュ

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「カズオの運行日報」緊急号外 能登地震被災支援について

カズオの運行日報 第5話「恐怖の深夜便」後編

本当の恐怖はこれからだった…!? 実際にはあんまりにも悪い話だったので脚色(後半からを別な実話エピソードと差し替え)してますが本当にあった話です…。 「恐怖の深夜便」としては今回が後編ですが、カズオの問題はどう解決するのか…?次回からのお話に続きます! そこまでアップしたときに、業務以外にどの辺がどう実話だったか、実際はどうなったかも含めて解説記事書きます。 今回だけはまんま当てはめてマンガにするとシャレにならんので…。 ひとつだけ今お話させていただくとすれば、こういう

カズオの運行日報 第6話 「お祓いに行きなさい!」

前回の第5話「恐怖の深夜便 後編」から時間かかりましたが続きです。 どうやら幽霊に憑かれたっぽいカズオ、さっそく体調を崩してしまうが…? 今回は全15ページです。 前庭神経炎の入院エピソードは実は焦げ猫の弟に起きた実話。 伝票の川ポチャ、手かぎの取り扱い不注意でのケガも、全部1人の人がやらかしたワケではないですが実話です。 運送業界は多重下請構造のため、こういうミスの収拾はめんどくさいんですよ…。 カズオは自信喪失してますが、果たして次回どうなりますやら。 前回から今回

カズオの運行日報 第7話「そうだ神社行こう」

「お祓いに行きなさい!」と、お祖父さんだけでなく青さん・槍杉さん・老川さんにも言われたカズオ。 大切なことなのは…。 全11ページ。 まさかの禍津日神(まがつひのかみ)サン登場でした。 禍津日神は「グランジの神様」に登場した、「人にバチをあてる」担当の神さまです。 人外の存在・貧乏神だったカズオのお祖父さんに、戸籍や整備士免許を与え人として暮らせるようにしたのがこの神様です。 「カズオの運行日報」次回からは新展開。 「あの男」と「あの女」がやってくる!? こんどはカズ

カズオの運行日報 第8話「他車は身内と思え」!?

カズオのいる会社に、カズオ中学生時代の後輩たちが入ってきました。 ドライバー志望の子にカズオが仕事を教えるコトになりますが…? 全15ページ。 イライラをそのままぶつける煽り運転がいかに危ないか…後輩の植松くんは身をもって知ったことでしょう。 ケガ人がいなかったのは不幸中の幸いです。 コレは焦げ猫が「見た」というか、煽られた焦げ猫と煽った他社ドライバーの顛末で実際にあった話がベースです。 解説では安全運転のヒントほか、運送会社でのドライバーに対する事故時の金銭的処遇に

カズオの運行日報 第9話「やりすぎヒストリー」前編

さて今回からは、仕事やりすぎ「配車マン」槍杉さんのエピソードです。 今回は全16ページ、まずは運行管理と営業、トラブル対応や指示など槍杉さんの業務のくだりがあるのでセリフ多めです。 最後に次回話に続く槍杉さんの過去が語られ始めます。 字が多く読みにくいかもしれませんが「裏方」の「裏方」である配車マンの仕事を知っていただければ幸いです。 ちなみに植松くんはカズオの深夜ルート便を引き継ぎ、カズオは引っ越しやスポットの仕事をしていましたが、なあなあになってまた髪伸ばしてます

カズオの運行日報 第10話 「やりすぎヒストリー」後編

お待たせいたしました。 「やりすぎヒストリー」後編です。 どこの運送会社でも幹部や内勤者とドライバーの多少の対立というか認識の食い違いはあるもので…。 ドライバーが「喰わせてやってんだ」と驕り高ぶっちゃうこともあれば、運行管理・配車など槍杉さんのポジションの人が「そんなら俺の仕事やってみろー!」ってなったり。 どっちも大変ということと、KNロジで槍杉さんが配車マンをやっている理由を描きます。 今回も皆さまご愛読ありがとうございます(^^) 解説記事はこちら! 「メーターア

カズオの運行日報 第11話「青さん危機万髪」前編

春。 カズオは3月生まれなので、さっそく中型免許をゲット…4t車の業務を覚えることに。 運行管理・配車マンの槍杉さんが病気療養中なので青さんが代わりを務めていますが、なにやら不穏な気配…。 社長も毎年春に営業で出張に出てしまうので、今は青さんが全部仕切らなくてはなりません。 今回は全13ページ、後編に続きます。 一体槍杉さんはいつ戻ってきてくれるでしょうか…!? 重要決定をくだす社長、仕切りの槍杉さん、その直属で青さんは補佐をやっていたわけですが、ある意味社長も槍杉

カズオの運行日報 第12話「青さん危機万髪」後編

槍杉さんのやっていた点呼や運行管理、配車をやることになってしまった青さん、ストレスで髪の毛が…!? ところでマンガ本編の前に、仕事の種類による呼び方についてですが、例えば家具の仕事を「一般」、それに対して市場に野菜や果物を持っていく仕事は作中では「市場便」「ヤッチャバ」などと呼んでいます。業界での呼び方は主に「青果」です。 ザックリ言って「一般」というのは主に食べられないモノを指しますが、「一般」でもレトルトや瓶詰め・缶詰め・飲料、お菓子など食べ物はあります。 それに対して