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自分の名前が好きになれない私。自分の名前が大好きな娘。

何十年も一緒にいるもの…それは、自分の名前。私は、小学生の時から自分の名前が好きになれないでいる。
その一方で、自分の名前が大好きな娘。
多分、名前の由来が理由で両極端な反応になっているのだと思う。

小学生の時に知った自分の名前の由来があまりにショックすぎて…

小学生の低学年で「自分の名前の由来」を調べる宿題が出た。これって、全国的なのかな?娘も小学3年生の時にやっていたけど。

それまで名前の漢字から…結構期待していた自分の名前の由来。

母親に尋ねると…「お父さんに聞いてくれるかな?決めたのはお父さんだから」とすぐに教えてもらえず。
仕事から帰宅した父親に、食い気味に尋ねると…
半笑いしながら「ああ、名前か。まぁそう気にするな。」と。なかなか理由を教えてくれない。やっと聞き出したその理由があまりで。

父親の好きだったアイドルの名前。だった。
…しかも、今はそれほど好きじゃないとか。ガッカリした。

苗字も名前もアイデンティティを感じられなくなってしまった

私の名前は、同姓同名が多い。
ハローワークで知ったが、同姓同名で誕生日が同じ人が存在する。
ある時は、献血ルームで同姓同名の人と間違えられそうになる、病院で呼ばれたら全然違う人のことだった、同じ学校に同姓同名がいた…なんてこともある。

結婚して苗字を変えたいと考えた時期もあったけど。結局…未婚シングルだからそれも叶えていない状況。だから?ライター業は、ライター名を使っている。

誰とも同じでない…名前に憧れをもっていたりして。

修正届け期限ぎりぎりまで考えて付けた娘の名前

自分の両親のようにアイドルの名前や流行りでは、付けたくなくなかった娘の名前。
生まれる瞬間まで性別がわからなかったのに…なぜか、男の子と思いこんでいて。男の子との名前を考えていた私。

帝王切開で生まれてきた瞬間大きな鳴き声で…そこまで男の子だと思っていたのに「可愛い女の子ですよ」と看護士さんに言われ、頭が真っ白になってしまったことを覚えている。
「あ、名前…どうしよう」って。

「羽」という漢字を使うことにしたのは…何事にも縛られず軽やかに羽ばたいて欲しい。という願いを込めたから。生まれた状況からあらゆることに縛られるかもしれない…そう思ったのもあった。

娘は自分の名前が大好き。それが私の誇り

娘が小学3年生の秋。
名前の由来を聞いてきた…。といってもその前から名前の意味を教えていたりして。娘は、自分の名前が大好き。特に「羽」という字が。

有難いことに…天真爛漫で笑顔が素敵な女の子に成長してくれた。ケラケラと娘が笑うと自然と周りも笑えて来てしまう不思議な力を持っている。

軽度の発達障がいを持っているからさまざまなことを敏感に感じてしまったりその逆で鈍感だったりする娘。ただ彼女が天性で持っている大らかさや笑顔は名前の通りだと思う。

名前が好きになれたら…自分も好きになれるかも?と思える日

本格的にライター業を始める準備として、名刺を作ることにしたんです。
ただ、ずっとライター名で活動していたので。(今もですけれど)
改名して名刺を作ることも考えました。

そこで。
姓名判断ができる占い師に改名の相談をしてみると。
「このままの方がいい。むしろ、この音がいい。」と意外なことを言われてしまって驚愕。

「自分の名前を好きになると…自分自身を認めることができる」
「名前は、両親が付けたのではなく…生まれる前に自身が付けることもある」と聞かされ…。え?となってしまったんです。

自分の名前を好きになれたら…少しは自分を認められるのかもしれない。そう思えました。少しずつでも好きになれたらと。娘を見ながら。



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