見出し画像

舞台「文豪ストレイドッグスDEAD APPLE」無客で配信。観劇の感想…

緊急事態宣言を受け、多くの舞台やライブ、ミュージカルが中止となりました。その中のひとつが、舞台「文豪ストレイドッグスDEAD APPLE」。4月28日(水)より公演開催を自粛・中止する決断。
ただ…それだけでなかったのは、この作品だった。

無客で配信…短期間でスイッチングで観劇に変更する決断!

開幕当初から配信は決まっていた舞台「文豪ストレイドッグスDEAD APPLE」。大千秋楽は、娘と一緒に観る予定でした。

大選手楽まであと5日となった4月28日。突然の舞台公演中止のお知らせに、大選手楽はどうなるのか?と公式サイトを確認しました。…無客で配信って。しかも、スイッチングで??

当初の配信チケット代は2500円で、特典としてブロマイドまで付いている…そのままの価格でのスイッチング。なんと。粋なはからいでしょう。そして、この作品にかける関係者の愛やこだわり、想いまで感じます。

わが娘は太宰治が推し…

画像1

中学校の図書館で見つけた「舞台・文豪ストレイドッグス」シリーズをゴールデンウイーク中に何度も読んでいる娘。

特にお気に入りのページを紹介してくれました。小道具や衣装が説明しているページです。文体は、脚本のようになっていて。動画を見ながらその本をみるのが楽しいらしい。

動画配信前もその前の日も…ずっと読んでいました。文豪ストレイドッグスDEAD APPLEのアニメは、放課後ディで既に鑑賞済みで…2.5次元作品も楽しみにしていました。

そういう私は、原作アニメよりも先に2.5次元作品を動画で拝見。いや…あのアンサンブルも凄くて。多くに人におすすめしたいシリーズのひとつです。

自らの異能力との戦い…自らが生きる意味を知るキャラクターの物語

さて。
今日の観劇の感想。
「凄かった。」のひとこと…これがひとつ。主人公の中島敦が、過去と異能力の月下獣と向き合うのが最大の見どころです。

それは、芥川龍之介も泉鏡花も同じ…。それぞれが、生きる意味とその異能力との向き合い方を見つめなおすストーリーが繊細に具現化されていました。それも、アンサンブルなしでは再現できないのが、この作品の特徴でもあります。

演出の中屋敷法仁と脚本担当の原作者…最強タッグとしかいえない。

さまざまな2.5次元作品を拝見して、いつも思うこと。
「演出した人の頭はどうなっているのか?」です。特に、この文ステシリーズを担当している中屋敷さんの演出はいつもじわじわときます。

今回は、原作者の朝霧カフカ氏が脚本を担当しており、作品のセリフひとつひとつに重みがありました。稽古中にもきっと現場を訪れ、キャストとのやり取りがあったはず。そう思えるくらい、原作とのリンクが凄かったです。

まだ、観劇したことがない人にもおすすめの作品…。アーカイブもあるので、気になる方はぜひ。2021/5/12(水)18:00まで配信チケットは購入可能ですし、2500円(別途手数料がかかります)にブロマイドまで付いてくるなんてお得なチケットは今回だけかもしれません。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?