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『AIのべりすと』で楽しく遊びまくる① 【YouTuber×仮面ライダー】前編

最近、AIが小説家(ノベリスト)として、ユーザーが書いたお話の続きを書いてくれるサービス『AIのべりすと』がTwitterで流行しているようです。

※『AIの、べりすと」ではない

下記のダ・ヴィンチ・恐山氏の記事を読むまでは、AIが書いているとはにわかには信じられず、嘘松乙とスルーしていました。

しかし、こちらの記事で「炊飯器ドッジボール」という謎のスポーツによるスポ根短編をAIちゃんが健気に書き上げる様を見て感動した私は、以前浮かんだアイデア「主人公がYouTuberだった時の仮面ライダー」をAIに書かせてみようと思い立ちました。
pixivに諸々修正した完成版を上げています。最後に読むのを推奨)

とりあえず、この時点で思いついている設定はこんなところです。

とあるYouTuber事務所が実は悪と戦う組織で、所属しているYouTuberは、その活動資金集めのために日々活動しており、裏ではライダーとして、YouTuberとしての個性を生かして戦っている。再生数上がったり登録者数増えたりすると、何らかのシステムでライダーの能力がアップする。

少なすぎますね。

失礼な話とは分かっているのですが、私はYouTuberのことも仮面ライダーのことも、正直なところほぼ分かりません。特に、今まで一回も仮面ライダーシリーズを最後まで見通したことがないのは、創作する態度として頂けないのはわかっているんです・・・。もし自分がプリキュアでこれやられたらキレますし。

それでも、もしも叶うなら、この妄想を形にしたい。
というわけで、タイトルを【YouTuber×仮面ライダー】にして、冒頭だけは私が書き、あとはAIの方が私よりもYouTuberと仮面ライダーに詳しいと信じて、ぶん投げていきます。

僕の名前は高木望(たかぎのぞむ)。ごく普通の高校一年生。
そんな僕には2つの秘密がある。
1つは、僕がそこそこ人気なYouTuberだということ。
そしてもう1つは、僕が仮面ライダーだということだ。

急ごしらえで主人公の名前だけ決めました。高木望くんの性格も、どんなYouTuber&どんな仮面ライダーであるかも全く指定していません。イメージついてないから・・・

この4行しか思いつかない私に、AIはいったいどんな続きを返してくれるのでしょうか?

「さてと……」
今日も僕は、いつも通り学校に行く前にYouTubeの撮影をすることにした。
「まずは、この動画のサムネイルから作っていこうかな」
撮影用のパソコンの前に座り、マウスを操作しながらサムネイルを作る作業に取り掛かる。
この作業は、結構時間がかかるのでなるべく早めに終わらせたいところだ。
「よし!できた!」
30分ほどかけてようやくサムネイルを作り終えることが出来た。
ここから編集作業をして、アップロードする準備をする。
「えっと……タイトルは『【検証】僕の作った料理を食べてみた!』っと……」
タイトルが決まったところで、いよいよ動画の編集作業に入る。
「最初はこのシーンから始めようかな」
僕は、とあるゲームのプレイ画面を撮影した動画を開き、そこから必要な部分だけをカットしていく。
すると、あっという間に動画が完成した。
これが、YouTuberとしての僕の日常である。

なんかそれっぽい!!!それっぽいけど、それっぽいけど・・・???

YouTubeの撮影をすることにしたって言っていたはずが、撮影済みの動画を編集して終わってないか?『【検証】僕の作った料理を食べてみた!』ってタイトルの違和感すごすぎないか?っていうか、ゲームのプレイ画面を撮影した動画を開き、そこから必要な部分だけをカットして、なぜこのタイトルの動画があっという間に完成するんだ・・・????

・・でも「まず、動画のサムネイルから作っていこうかな」とかは、絶対に自分では思いつかなかったし、意外に時間がかかる作業だという描写も、リアリティあってよかったです。学校行く前の時間を使っているとか、タイムマネジメントをしっかりやってる健康的なYouTuberであるところも、子どもに安心して見せられるコンテンツって感じでいいですね!

真面目に活動しながら二度見必至のタイトルをつけたり、高木望君がいかにも愛されそうな天然buzzボーイなのが伝わりました。すごいなAI・・・。

僕にとって、YouTuberとしての活動は言わば趣味のようなものだ。
もちろんお金を稼ぐことも大事だけど、一番の目的は自分が楽しいと思うことを視聴者に伝えることだと思う。
まぁ、それもこれも自分のチャンネル登録者数が50万人を超えたらの話なんだけどね……。

「ふぅーっ、これで今日の分の撮影は終わりか……」
動画の撮影を終えた僕は、椅子の上でぐいっと背伸びをした。
時計を見ると時刻は既に7時を過ぎていた。

彼にとって、自分が楽しいと思うことを視聴者に伝えることよりも、チャンネル登録者数50万人を超えることが、今は優先事項のようです。

ちなみに、自分がチャンネル登録しているYouTuberアカウントで、登録者数50万に近い人を探したら、「ウ”ィ”エ”」のバーバパパさんと、にじさんじの黛灰さんがいました。そこそこ、なんて謙遜する必要のない人気では・・?


さて、そろそろ仮面ライダーに話を持っていきたいので、

「さてと、そろそろ事務所からdiscordが来る頃かな……」

こんな朝っぱらに連絡送る事務所があるのか謎ですが、主人公の動画編集時間に合わせて定期連絡してくる、ってことにして、続きを書いてもらいます。

discordとは、SNSのようにメッセージ機能を備えたインターネット電話のことである。
YouTubeでは、視聴者からの質問や相談などに対して答えるために定期的にdiscordを使って連絡を取るようになっているのだ。
ピコンッ♪ 早速ディスコードに通知が来た。どうやら、噂をすればなんとやらのようだ。『おはようございます』
『おはようございます』
画面に表示された名前を確認すると、そこには「佐藤さん」という名前が表示されていた。
佐藤さんというのは、この事務所の社長であり僕のマネージャーでもある人の名前だ。
ちなみに年齢は25歳らしい。

当然のようにdiscordの説明から入ってくれるAIにきゅんとせざるを得ません。得意げにdiscordとか書いてみたのですが、ダウンロードしたことがなくて、どんなサービスなのかよくわかってなかったんですよね・・・。勉強になりました。

さらには、まったく考えていなかった「佐藤さん」というイケメン確定演出キャラが登場しました。YouTuberにはマネージャーがいる・・・これも、私の分かっていないことでした。大感謝です。

話は続きます。

「社長からの連絡だし、ちゃんとした格好しないとダメだよな」
そう呟くと、僕はクローゼットの中から黒いジャケットを取り出した。
これは、僕がまだ中学生だった頃に母さんが買ってくれたものなのだけど、未だに大切に着ているお気に入りの一張羅だ。
これを着て身支度を整えたところで、再びスマホを手に取る。
『お疲れ様です。今、大丈夫ですか?』
『はい、大丈夫ですよ』
『実は緊急のご相談がありまして……』
その言葉を聞いた瞬間、嫌な予感がした。
まさか……

社長からの連絡は、ちゃんとした格好をしないと受けてはいけない・・・きっとYouTuberならではのしきたりなのでしょう。いつドッキリくらうか分かりませんもんね・・・。そう考えると、これから学校に行くのに制服ではなく黒いジャケットなのも、身バレ防止のための、あえての行動なんでしょうか?

ともあれ、いい感じに事務所からの緊急出動要請の展開に持っていけそうです!AIが細かく舞台設定を考えてくれたので、ここからなら自分も書けます。いや、書きます!

『エリア24923に新たな脅威が現れました。向かえますか?』
予感は的中してしまったようだ。
『わかりました。リンクを送ってもらえれば、すぐに行きます』
『ありがとうございます。他のメンバーもすぐに向かわせますね』
通話が切れ、直後にチャットでリンクが送られた。
僕は呼吸を整え、リンクを踏む。まばゆい光が視界に溢れ、僕の意識は異次元に飛ばされる。

そして僕は、ライダースーツの姿で、電脳空間に降り立った。
僕、高木望のもう1つの秘密。
それは、僕が未知の脅威から電脳世界を守る、仮面ライダーだということだ。

やったーーーーーーーーーーーーー!!

アニメだったらここでCM突入、というところまで漕ぎつけました!
すでにライダースーツだったり、思わず「電脳空間」「電脳世界」という平成時代の死語を使ってしまったりとありましたが、AIちゃんのおかげで、全然創作に慣れていなかった自分の妄想が形になり、書きたいところも書かせてもらえたのがとにかく感無量です。
AIのべりすと、人類の技術の進歩、ありがとう・・・

さて、次は戦闘シーンです。お作法がまるで分からないので、次もAIに沢山書いてもらって、私は隣でゴロゴロしながら、敷居のより低くなった創作をエンジョイしていきます!

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