【不妊治療を乗りこなす#6】必勝法:胚移植(母体因子)編
こんにちは、にゃコンサル夫@不妊治療です。
ふだんは経営コンサルタントの仕事をしています。経営コンサルタントの仕事は一言で言えば、「ビジネスにおける問題解決」です。この記事では、仕事を通じて培った「問題解決力」を不妊治療に応用してみたらどうなったか、という話をします。
私たち夫婦は不妊治療を卒業するのに2年間で600万円かかってしまいました。体外受精では採卵を6回やって凍結できた胚は4つ、胚移植は3回目で成功という、かなり長く険しい道を進んできました。その際に感じた大きな問題点が2つあります。
1つは、こと不妊治療に関して言えば、「医者に言われた通りにしているとうまくいかない」ということです。医者を頼りにできないということは、自分で情報を調べ、先手を打って医者に働きかけていかないということを意味します。
もう1つは、不妊治療に関する情報は点在しており、一か所にまとまって体系的に整理されていないという点です。これは情報を調べる側としては極めて非効率で、多くの努力が求められることを意味します。
医者を頼りにできない。でも、情報は点在している。そのため、不妊治療の全体感がつかめず、問題を「点」でしか捉えられず、「面」で捉えませんでした。経営コンサルの仕事では、何はともあれ、まずは問題の全体像を捉えることに努めます。全体像を捉えるには、問題を構造化して、体系的に捉えることが必要となります。その行為は情報の「編集」に他なりません。そして、問題を体系的に捉えたら、次に、問題点に抜け漏れがないように注意しながら、とりわけ優先度の高い問題に焦点を当てて問題解決を行っていきます。
この経営コンサルの「問題解決アプローチ」を不妊治療に当てはめてみたらどうなったか、という話を皆さんに共有したいと思います。
この記事【不妊治療を乗りこなす】は全7回となっています。各内容は以下のとおりです。
第1回:不妊治療の「試練」を乗り越えて得た教訓
第2回:不妊治療の成功は「先手」を取れるかで決まる
第3回:良い医者と悪い医者を分ける「個別対応力」とは
第4回:必勝法:採卵編
第5回:必勝法:胚移植(胚因子)編
第6回:必勝法:胚移植(母体因子)編
第7回:知っておくべき、妊娠判定後の「落とし穴」とは
第6回の今回は、胚移植(母体因子)における必勝法をお伝えしていきたいと思っています。
ご存知の通り、着床不全の要因は胚因子と母体因子に分かれます。「因子」というのは「要因」とほぼ同じと考えてもらって構いません。前回は「胚因子」についてお話しましたので、今回は「母体因子」について見ていきましょう。
着床不全要因:母体因子
「母体因子」には6つの要因―染色体因子、子宮自体の異常、内分泌異常、自己免疫因子、同種免疫因子、栄養因子―があります。それぞれ順に説明していきましょう。
※今回記事の無料部分はここまでとなっています。ここから先のお話に興味がある方は、全7回セットのこちらのマガジンを購入いただけるとお得になっていますので、よろしければ、これを機会に購入を考えていただければと思います。
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