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ICUC-071_2021.8.1【三体と既読スルー:コミュニケーションの劣等性と優越性について】

【ICUC知的好奇心向上委員会】の知的好奇心の向上&趣味の文字起こし。I see, You see ! Intellectual Curiosity Update Committee

参考図書
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角田陽一郎71「三体と既読スルー:コミュニケーションの劣等性と優越性について」ICUC知的好奇心向上委員会
小説『三体』に今、僕はハマっています。
その作品に触れてみて、僕が思ったのは、コミュニケーションの時間的空間的距離についてです。そしてそれはまさに今のSNSでのやり取りにも当てはまるのではないでしょうか?

角田陽一郎 オフィシャルwebサイト

mireva channel

動画の内容(+文字起こしメモ&感想)

8月1日の気分で話す

 おはようございまーす…えー…、今「渋谷で角田陽一郎と」って言おうと思っちゃった(笑) 全然違いますね!ICUC知的好奇心向上委員会のバラエティプロデューサー角田陽一郎でございます。よろしくお願いいたします。8月1日でございます。8月1日ももう夜ですね。最近…ここ最近はなんか結構前日…、基本日曜日にアップしようかなーみたいな感じでやってるんですけど、前日の土曜日に撮ったり、移動中に撮ったりとか、午前中に撮ったりとか、結構早めに撮ってたりしたんですけど。今日は…遅いですね。もう8月1日終わっちゃうじゃんみたいな感じで撮ってます。それは何故かというと、本当は昨日時間があって。7月31日土曜日、昨日撮ろうかと思ったんですけど、昨日撮ると7月の終わりの気分で喋っちゃうわけじゃないですか。で、今日は8月1日なので7月31日に撮って8月1日に7月31日の気分で話すのもナニかなーと思って(笑) で、あるならば、ちゃんと8月1日になって喋ろうと思いました。
 で、8月1日になったんですけど、今日。そしたらちょっと午前中、作業が立て込んでましてやってて。で、午後からはちょっとミーティングみたいなものがあったんで、それが終わって。で、ミーティングって結構喋るじゃないですか?で、…喋って、でもそれは夕方に終わったんですけど、その喋った後にまた喋るのか?!みたいなね(笑) うん、喋った後にまた喋るのもなんだなーなんて思ってるうちに、夕飯食べたらにしようと思って夕飯食べ、なんかちょっとビールとかも飲み、で、オリンピックとかも見てて、そしたら遅くなっちゃって。だからちょっと酔ってんのかな?(笑) 酔ってないかも知れないけど。まあそんな感じでございます。

8月19日

 葉月朔日。ボクは8月17日が誕生日なので、8月は誕生日月で。で、8月になると毎回言ってるんですが…毎回言ってるんですがと自分で言っときながら、これ別に去年の3月に始めたと言う意味で言うと、8月ですって言うのは2回目ですね(笑) 去年…2020年と2021年と。だから毎回言ってますって言うのも若干嘘なんですけど。
 8月ってのはね、ボクの中ではすごい思い入れのある月で。それはやっぱり誕生日だからってのもあるし。ね、8月6日の広島、9日の長崎、15日の敗戦、終戦記念日みたいなものがそもそもあるし。で、夏休みだから。子供の頃から夏休みってね、なんかウキウキもしつつ、色々考えさせられるなーなんて思いもあるし。で、なおかつお盆。お盆が終わって終戦記念日になったって、なんか意味があるんじゃ無いかなーってくらいね、お盆ってのは先祖との連絡回線が開かれる時ですからね。
 でね、8月17日が誕生日で。で、親父、父が去年なくなったんですけど、それが本当に翌日だったんですね、8月18日なんですけど、18日の24時をちょっと跨いでたので、亡くなった日付は8月19日ってなってますが、本当に亡くなったのは18日だったんですね。うん…で、19日に亡くなって。で、それこそもうボクの唯一の恩師と言ってもいい教授、木村洋二先生っていう先生と…関西大学の社会学の先生だったんですけども。その先生と2008年に出会って、2009年に番組に…あ、2008年に番組に出てもらって、そしたら2009年に亡くなられちゃったんですけど。すごい残念なんですけど。恩師って言ってるけど、別に自分が大学で教わったわけではなくて笑いの専門家だったんで。実はボクが2008年から出会った、たかだか1年半くらいの関係だったんですけども、色んなことを教わった、ボクの本当に恩師だなーって方がいらっしゃるんですけども。
 その方がね、だから今年で13回忌なわけですよ。13回忌なんで、先日ご自宅にね、奥様がいらっしゃるんで、ご自宅に行って色々お話してきたりとかしまして。修士論文書けましたよーみたいな話をしたりとかしたんですけど。で、ボクのその2009年の記憶だと先生が亡くなったのって8月の20何日とかだったんだよなーなんて思ってたんですけど、13年ぶりにね…あ、13回忌13年ぶりでもないんだ、何回かその先生のお家にお邪魔してるんだけど、亡くなられた後も。その先生の亡くなられた日にちの話をぽろっとしたら、8月19日って言ってて。「ええ?!うちの父と一緒じゃん!」ってことに最近、知ったわけです。そっか、ボクは恩師と思ってる方と自分の父親の死んだ日が同じ日なんだなーっていう。
 だから20何日って思ってたてのは、たぶん亡くなられてから数日経って関係者からボクのところにメールとかが来て、で、お通夜、お葬式みたいな話だったから、20何日だったんでしょうね、きっとね。19日に亡くなられてるから。だからボク19日だってことに本当に本当に一昨日くらいまで知らなくて。あぁそうなんだーと思った時に、8月ってのはなんかね、うん…さよならが付きまとうなーっていう。お別れが付きまとうんだなーなんて、すごく思ったりもします。
 いや、だから何だって話でもなく。うん、だから今日、8月1日になったって言うのはまたそういうこう…ボクの中での本当にお盆…本当の意味でのお盆なんでしょうね。死者と対峙する、接続月というか。で、またその月に自分が生まれてるって言うこともボクの中ではすごい…うん、色んなことを思ってしまうなーなんて思いながらね。…うん、思いながら思ってるみたいな、そんな感じです。

三体

 で、何話そうかとか色々…それこそ昨日の7月31日だと何話そうかなーとか、8月になったら何話そうかなーなんて思ってたんですけど。今で言うとね、ちょうどこの…「三体」。もう皆さんご存知かも知れないけど。「三体」のですね、Ⅲのついに下巻まで来ました。今こう(本のスピンの位置を見せて)ここまで読んだから、あともうちょっと。残りもうちょっとで…。今日読んじゃおうかなーなんて思ってるんですけど。「三体」を今ボクは結構気に入って読んでますね。
 でね。中身の話はもう読んだ方がいいです。読んだ方がいい理由もたくさんあるんだけど。うん、ボクは中国というのの畏怖みたいなもの、中国文明、中華文明に対する畏怖みたいなものを今回一番「三体」で感じたなーみたいなこともあるし。SF的なものと歴史的なものがミックスされたエンターテイメントって面白いなーと思ったとかで、色々勉強になるなーってとことかもあるし…とかもあるんだけど。なんかね、まさに7月…そもそも「三体Ⅰ」はもう2年前かな?でもそれもね、ちょうど見たら7月ぐらいだったのかな、2年前の。読んで「おもしろー!」と思って。で、去年「三体Ⅱ」が出たんですよね、「黒暗森林」。なんだけどずっと放置してて。放置してたんだけどなんか読みたいなーと思って、それこそ先月くらいから読み始めたら面白くて。上下と読んで。で、それこそ「Ⅲ死神永生」は本当に上巻を4、5日前に読み終わって、で今下巻。最後の完結編を読んでるって感じなんですけど。
 なんて言うんでしょうね。そのタイミングで読んでるということがすごく面白いなーなんて思うんです。当然その作品が面白いのは面白いんで、その作品が面白いことは作品について言及してる方々のを聞いてもいいし、なんなら聞かないで…ネタバレかも知れないから読んだ方がいいので、それはそれでいいんですけど。なんかね、このタイミングでボクが読んでるってことになんかすごい色んな思いがあるんです。それはその地球人と三体人のやり取りみたいなものがあったときに、三体人って…これは全然ネタバレじゃないと思うんだけど、スーパーテクノロジーな生命体が地球を攻めてくるというか。昔ながらのSFにはなってるんだけども、地球文明の方が劣ってるんですよね。そうすると詳しいことは言わないけども、三体の方から地球にはリアルタイムで交信が出来るんですよ。リアルタイムで地球の状態が分かるんですね。ところが地球の方のローテクノロジーな文明は何光年も離れてるから何光年分の時間がかかるんですよ、状況を知るためには。ってことは全然状況が分からないっていう、すごい相手のことが分からない状態でのやりとりっていうのがこの話のキモなんですけどね。さらにその黒暗森林って…Ⅱは黒暗森林の意味が出て来て、この意味を知ると色んな衝撃を受けるだろうなーなんて思うんで、もうこの衝撃を受けたボクの気持ちをそのままパッケージにしてこれを見てる方にお渡ししたいから、その中身は言わないんだけど。

意思疎通のクオリティの差

 …まぁそんなようなコミュニケーション、意思疎通の時間的空間的距離みたいなことをですね、結構「三体」ってのは描いてるんだよなーなんて思うんですね。人とのコミュニケーションというか。人と人なのかね、それか違う生命体かも知らんけど。で、そう思った時にその三体と地球のコミュニケーションのクオリティの差というか、能力の差みたいなことって、今の人間同士でもあるよなーってちょっと思ったんですね。それって、ほら、LINEとかで言うと既読スルーみたいなやつとか。つまりこちら側から相手にメッセージを送っても、相手側が未読のままでずーっと放置してたら、送った方は結構「あれ?何で見ないんだろうな?」と思ったりもするじゃないですか。でもまあ逆に既読になって「あ、見たんじゃん。」って思うのに、返信がないみたいな時って「なんで返信ないのかなー?」って勘ぐりますよね。これは別にあれもそうかと思いますけど、Facebookのメッセンジャーとかもね。
 で、そう思った時に…何て言うんでしょうね、時間的空間…空間は置いといて、時間的距離は無い相手なのに、そこに時間的距離が生ずるわけじゃないですか。(ヴーッ) それって面白いなーと思うんですよね。…つまり。SFの三体ってやつはSFだからというか、宇宙に、空間が離れてるから時間的な差も出るんだけど、こと今のSNSのコミュニケーションって実は空間的にそんなに離れてなくても時間的距離が出来るんだよなーと思った時に、(ヴーッ) 「あれ?コミュニケーションってなんなんだっけ?」というようなことをすごく思ったんですね。今ブーブー、ブーブー鳴ってて(笑) その…まさに来てますね、メッセンジャーにね。で、メッセンジャーに来てんだけど今ボク見てないじゃないですか。ってことはまだ伝わってないわけですよね。これやっぱり時間的距離が生じますよね。
 で、そう思った時に。自分が…じゃあ、自分が送った相手が未読だったりして、あるいは既読スルーだったりした時ってすごい「えぇ?!」ってこう、もじもじしちゃう。「何でだよ?!」っていう風に思う相手と、別に忙しいんだろうなとか思ってそのままスルーできちゃう相手っていますよね。それって自分にとって相手へのランクが違うんすかね?一番重要な人、二番目な人、三番目な人、四番目な人みたく、ランクが違うんですかね?で、逆もありますよね。ボクのところにじゃあ仮にメッセンジャーが来て、すぐ返さなきゃ!っていう第一的な人と、まあすぐじゃなくてもいいかなって思う第二的な人と。あるいは何なら返さなくてもいいや!みたいな第○番目の人みたいな。

バルタン星人のジレンマ

 って思った時に、また「三体」の話に戻るんですけど。三体人と地球人の能力の差みたいなものってあるじゃないですか?でもそれって三体人の方がオーバーテクノロジーというか、人間の方が生命体として下等だっていうような感じなんでしょうね。…それって今の話で言うと、既読スルーみたいな話にも適用されてますよね?相手から連絡が来ないことを気を揉んでるのが仮にボクだったとしたら、ボクの方が劣等民族で、相手側の方が優勢なんだっていうようなことのメタファーが成立しますよね?
 …あのー、昔見た空想科学読本でしたっけ?「バルタン星人のジレンマ」って言う話があるんですけど。知ってる方は知ってると思うんですけど、これどいうことか?と言うと。人間が何で牛を食べていいのか?とか、人間がなんで蚊を殺虫剤で殺してもいいのか?とか、人間がなんで蝿を、ゴキブリを殺してもいいのか?って、突き詰めていくと…人間に害を与えるからみたいなこともあるかも知れないけども、人間よりも下等な生物だからっていう厳然たる事実があるわけですよね。で、バルタン星人のジレンマって何かと言うと、ウルトラマンに出てきたバルタン星人って、地球人より優勢なんですよね。ってことは、バルタン星人の論理からすると、地球にいる地球人を滅ぼしても…何が悪いんだっけ?みたいな話なんですよね。それってボクらが森でテントを張った時に藪蚊が自分のテントの中に入ってきたらわーって殺虫剤で殺したりするじゃないですか?バルタン星人はそれをやってるだけだって言うんですよね。うん、それをボクは学生時代に読んだのかな?面白いなーというか、なるほどなーと思ったこととか、ずーっとずーっと思ってて。
 で、今回の…今回のというか宇宙人の話って基本的には同じ種族…というか種族を超えてますからね。なんて言うんですか?例えば脊椎動物同士だったら爬虫類と哺乳類の人間だって同じ類、類って言うか脊椎動物なんだけど、それが虫だったりちょっと違うってなっていくじゃないですか。で、宇宙人と片や地球人って更にそれよりも離れてるかも知れないですよね。もう炭素で出来てないかも知れないとかね。なんなら次元が違うところで生きてるかも知れないね、みたいな。そうすると、それぐらい離れた人たちの意思疎通ってどうなんだ?みたいな。まあそれは「三体」で描かれてるようなことだから、そんなに「三体」の方には言及しないんですけど。つまりそれくらい意思疎通というものが困難なんだ、相手のことはそれだけ理解出来ないんだっていうのが、もしかしたらボクらが殺虫剤で虫を殺すことの根拠だったりするわけですよね。

既読スルー

 で、まぁ殺しはしないかも知れないけど…既読スルーってちょっとそれに似てるよなーなんて思ったんですよね。ボクが仮に既読スルーしてもいいなと思う相手がいたとして、明らかに自分より劣等だと…劣等って言うか、自分がこの人には心配…、仮に、だって、先方が「何で返信来ないんだろうな」って気を揉んでるかも知れないけども、まあ気を揉んでてもいいやって思っちゃうってことは、つまりそんなに気にしてない。気にしなくてもいい…人種なんだって思ってるってことですよね。…うん、だからすごい人種問題みたいな話って、当然肌の色とか、どこで生まれたとか、宗教とか、色んな差別みたいなものがあって、そういうのはもう絶対いけないなーと思いながらも、でもそこで人と人が差別する…で、差別って何かと言ったら、自分側の人では無いと思う。その自分側の人ではないと思う時に、やっぱり2種類あって。1つは自分たちより優れてるという優越性、あるいは自分たちが劣ってるという劣等性みたいな。で、自分たちがより優れてるなーという人には自分は劣等感を感じるんですよね、優勢な人たちに対して。で、片や自分より劣等だなーと思ってる人には自分が優越感を感じるんですよね。これって差別みたいなことで優越感・劣等感みたいなものってあるとして、…あるんですけど、それって差別という意味で違法というかダメじゃん!っていう意味で、ダメなことやってるじゃんって意味で自覚的ではあるなーと思うんです、むしろ。
 ところが、LINEの既読スルーってそこまで皆んな思いを馳せて無いという意味で言うと、無自覚な差別、区別を、行ってるんだなーなんてことをちょっと思ったんですね。コミュニケーションというものに対して相手と自分が常に平等だって人って…やっぱりいるのかなぁ?いないんじゃないかなーなんてちょっと思うんですね。だから自分と他者というものとの関係性の中で、優越感か劣等感かみたいなものは大体持ってるんだろうなーなんて思うんですね。それはもしかしたらコミュニケーションしなくても思いますよね、他者に対してね。無関心みたいなのも当然多いと思うんですけど。でもそれがLINEの…別にLINEじゃなくてもメッセンジャーでも何でもいいんですけど、そういうものの中で自分がすぐ返信する・返信しないみたいなことで無意識にその人との優越性、あるいは劣等性みたいなものが表出するんだなーってことに…うん、なんか興味深いなーというか面白いなーと思ったって言うか。

コミュニケーションにおける劣等性と優越性

 そうなった時にね、これ…本当に上手くボクが言えてるかどうか分かんないんですけど、人類って平等だよって心の底から思ってたわけです。思ってるわけです、今でもね。でもそのLINEにすぐ送るか?既読スルーするか?みたいな差があるぐらいに他人に対してやっぱり区分、区別って…やっぱありますよね。それはだから自分、もしかしたら愛情があるか無いかみたいなことかも知れないし、自分にとって利益があるか無いかとかかも知れないし、分からないけども。そうなった時になんか結構闇が深いなってちょっと思ったんですけど…上手く言えるかなぁ?…人種差別はいけないからやめましょうって言えるけど、既読スルーはやめましょうって言えないんじゃないですかね?既読スルーは何がいけないんでしたっけ?みたいな。それって無意識に…優越性と劣等性を際立たせていってるんだろうなーなんて思ったりするんですね。
 コミュニケーションの中で優越性と劣等性ってのはやっぱり浮かび上がってくるんですよね。そのコミュニケーションで、あらゆるコミュニケーションがあるんだろうなーとは思うんだけど…SNSみたいな通信ってのもそうだし、面と向かって会う・会わないとかもあるし…とか。
 でね、そのコミュニケーションにおける劣等性と優越性って、その他者と自分との関係で常に変化していくじゃないですか?例えばラブラブだったら超近いからすぐ…未読とか既読スルーにならないんでしょうね。すぐやり取りするみたいな。片や上司みたいな、怖い上司とかだったら連絡あったらすぐするのかな?ボクはしてましたけど、今の時代は分かんないけど。しないのかなー?とか。ま、この人ならいいよなーっていう…もしかしたら、ね、よっぽど高齢で、病気で、とかでなければ、親族、ご両親とかから来た若い人とか、返事してないやーみたいなこととかも軽くあるかも知れないし。でも年取ってきたら心配だろうからすぐ返信した方がいいよねーとかも思ったりもするだろうしとか。
 まあそういう感じで濃度というか。その関係が濃かったり淡かったりするんだろうなーなんてのは思います。思うんだけども…うん、それってファーストなのか、セカンドなんのか、サードなのかっていう格付け、してるんですね。自分の中でね。…これってやっぱり…究極的には差別の温床なんじゃないかんと思うんだけど…。「いや、違うんだよ角田!」って人がいたら是非教えてほしいなー。違うのかなぁ?程度の問題なのかなぁ?いや、ボクは差別はいけないとか人を傷つけちゃいけないとかってのは分かった上で、そうじゃないところでもやっぱり差別とか傷つけるってことをしてしまうんだな、人は、無意識に。無意識というか意識せずに。…って思った時に、そりゃ人間関係って疲れるよなーっていう、なんかその話の疲れる理由が分かったって言うことかも知れないなー。うん。
 そこにね、さらに信頼してたとか裏切られたみたいな話がくっ付いてくるんですよね。いやぁ、そりゃ…ぅーん、そのことで人間関係が一番人の悩みの中の大きいファクターだろうなーなんて思うのは、やっぱそういうとこかなーと思ったりもするんですよね。

あらゆる悩みは人事

 これはね、分かんないです。解決策ってないですよね。一番の解決策は気にしない(笑) うん。でも自分側が気にしなくても、意外に相手側が気にしてるみたいなことってあるんですよね。相手側に気にされてるみたいなものまた面倒臭いし。で、自分側も当然気にする時はありますよね。それって別にあれですよね、こと人間関係だけじゃなくて、なんか手続きしたのに返信が来ないなーみたいなこととか。買い物したのにまだ届かないなーみたいなこともそうかも知れないし。車に乗っててね、横入りして来た車をムカつくなーと思うこともあれば、自分が入れて…無理くり入ろうとしてププーッと鳴らされるみたいなのもあるしとか。
 …ぅぅーん、難しいですね、他者との関係って言うか。なんか今年、前からずっとずっと思ってますけどね。だから人事部の人事って人の事って書くけど、もうあらゆる悩みってのは人事なんだなーって思うなーって。前も言ったかも知れないですけどね。あらゆる悩みって人事なんだよなーって思った時に、その人事というものからなんか自分は抜け出したいなーっていう思いがあって。それって自意識…他意識…うーん、そのバランスみたいなことをどう形作るのか?ってことなのかも知れないですけどね。
 …ね。面白いでしょう?面白いと言ってもボクが面白いだけですけど、「三体」読んでてそんなことを思ったって言う(笑) あの、中身のことは置いといてというか。中身はめちゃくちゃ面白いけど。実は三体人と地球人のやりとりの色んな事…みたいなことは、現代社会において…それこそなんかそれって中国とアメリカとかね、昔の米ソ冷戦みたいなものとかのメタファーなんでしょ?って思う方はいらっしゃるし、実際メタファーになってるから面白いんだろうなーとは思うし。さっき言ったバルタン星人のジレンマじゃないけど、人間が蟻をなんで殺していいんだっけ?蟻はなぜ人間に殺されなきゃいけないんだっけ?なんなら蟻の巣に薬撒いてやったら蟻の大量虐殺をなせ人間はしてもいいんだっけ?みたいなことって、すごくあると思うけども。それを…ストーリーにしたのが「三体」だとして、実はそんな蟻と人間のやり取りみたいなことって人間同士でもあるんだよなーって言うのが…。なんかね、思ったことっていう感じでございます。
 はい。なんか、「三体」の話から人間関係の話まで。コミュニケーションの話とか、色々させて頂きましたけども。まあ、8月になりました。だからボクはちょっとこう8月は…うん、色々考えさせられることが多い月な上に、…あ!もう1個思い出した!8月17日が誕生日で、19日は恩師と父の亡くなった日なんだけど、その前日の8月18日はボクが小説を書いて…。そうだ、小説を書いたことをちょっと話しますね。小説を書くことの難しさというか。…小説書いて思ったことってのがあるんで、その話はぜひしたいんだけど。なんかこうフィクションを作るということと、今までの自分の、こういう感じでね、自分の思いを言うことの差みたいなものというのを今回、小説を書いたことですごい気付かされて。タイトル「AP」っていうんですけどね。アシスタント・プロデューサーっていう職種に就いた女性が主人公の業界小説…なのか、ビジネス小説なのか、まあエンタメだとは思うんですけども。まあそんな話はちょっと18日なので、まだもう1週間、2週間後なので。その時に話してみようかなーなんてのは思っておりますけどもね。
 うん。はい。そんな感じでございます。知的好奇心向上委員会ICUCでございました。

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文字起こし後の文字寝かし

(好き勝手に思った感想を書き残しておくことを文字寝かしと言うことにしました)

 8月、亡くなったら空に行くのか分からないけど、空に行きやすそうだ。空が高いからかな?悲しさという意味では冬景色の方が合うけど、蝉の声は悲しさを一緒に空に引き上げてくれる気がする。我が家はカエルの合唱がよく聞こえるけど、そちらもいい意味で気持ちがフラットになっていく感じがする。

 コミュニケーションの距離感を時間で考えると、手紙の時間はゆったり。ひと文読み、返事を考え、手で紙に落とし、封をして、足で投函しに行く。その後、人の手で運ばれないと届かない。
 今、狼煙のことを考えてた。あれもコミュニケーション。記号だから目に入った瞬間に伝達が完了するからLINEより早い。早くなるほど扱える情報量は少なくなる。LINEは要件→返信のラリーの速さで情報を増やしていく。情報の質は担保しつつ、誤字は?誤読の可能性は?と配慮もいるから疲れるんだ。LINEも狼煙程度の情報量が適量かも。
 コミュニケーションの距離感を温度で考えると、双方の気持ちの温度の差。その時どきでの温度差以外にも、基本的な相手に対する温度=好き嫌いもある。自己啓発系の情報発信者には、温度の違う人に足を引っ張られるなんて一応気を使った言い回しをする人がいるけど、常識に囚われた人なんて言い方からは、ああやっぱりそう言う人を下に見てるんだなーなんて思う。

 今は手元にないけど、全ての悩み事は人間関係みたいな本を持ってたなとーとネットで探したら「嫌われる勇気」がヒット。物事をある視点から見たときの劣等性はあるけども、それを劣等感にするのは私の解釈だという話しが紹介されていた。(大事なところはここでは省いちゃうけど)私が思ったのは誰かの主観による価値に対して私が比較して劣等感を抱く=傷つくんだな、と。そうすると私が劣等感を持たずに都合の良い解釈をすると、誰かを傷つけるかも知れない。そんなことしてたら誰も生きていけない。だから嫌われる勇気なのか。だって嫌われない=傷つけないとするなら、私は消滅するしかないんだから。
 区別とは可変で、優劣とは劣が優にも変わることだ。コミュニケーションとはお互いの今の状況?感覚?感情?を交換することなのかな?そこに良いも悪いもなくて。コミュニケーションを区別するんじゃなくて、コミュニケーションは区別の上にある気がしてきた。

 LINE等々、既読スルーをどれほど意識しているか?「既読という表示でまさに既読しましたということが伝わってるから他に返すことはない」と言っていたのは、水曜どうでしょうの藤村D。不快感を伝えるための既読スルーもあるし、仲がいいからこそ、大事だからこそ、ゆっくり・しっかり・丁寧に返すために時間をかける人、時間が取れない時は既読にしないよう注意する人もいる。私もそうすることがある。元々は緊急事態下での安否確認として実装された既読機能も、今やコミュニケーションの悩みの種。
 「自分のブランディングとしてすぐ返信しない」という人もいた。「あなたは私からすぐ返信を貰える人じゃ無い」という意思表示。すぐ返信=”暇人”又は”あなたが大事”、ダブルミーニング風に言うダブルスタンダード感が嫌だったので、納得できないと訴えたけど伝わらなかった。今思えば伝わるものではないんだろう。それは相手の解釈だから。そうしないとその人はやっていけいない、その人の劣等感の克服の仕方でしかないんだから。

 人は人に対し区別せずにおれない生き物なのか?私は動物は本能的にみんなそうだと思う。動物が持つ所有の意識とは縄張りで、生きるための要・不要で、相手にそれを主張する必要がある。相手がいるからこそ、所有が欲になる時は顕示欲も一緒な気がする。誇示することは不戦勝を狙う行為で、傷を負えば致命傷になりやすい野生において戦わないことは双方にとって大事なこと。
 本能が由来で無くならないからこそ、理性を態度として示していく必要があると思う。優劣と区別と差別の違い。最近再開した読書「レヴィ=ストロース入門」で構造主義ってのは物事の差から構造を見つけるんだと書いてあって、豊津さんの質問「富士山を美しいと思うのは何故か?」も、美しいと美しく無いの差を考えるってことだなと思った。優劣、差別、そんな区別の中の差。差別は蔑む気持ちが含まれる言葉だけど、優劣と区別では意識的に蔑視の感情を除くようにしないといけないし、無闇に相手から劣として扱われたと思わないことも大事だ。双方心の中での礼儀も修養しておく必要があるし、その近道がコミュニケーションなんだと思う。
 もし相手と自分を常に平等にコミュニケーションできる人がいたら、私だったら何となく冷たい人だなって思う気がする。冷たいは言い過ぎか、淡々としてるくらい。ちょっと無感情だなって感じてしまうと思う。そのドライな感じを補正するのも礼儀に含まれてる気がする。

 「バルタン星人のジレンマ」で検索。一つだけすごく気になったサイトがあった。「ウルトラマン研究序説」という本の書評だと思う。そこに「科特隊の雇用形態」とか、「ウルトラの戦士がかかげる「正義」がいかにうさんくさいものであるかを看破」とか、「正当な理由による戦争という不正義」とか「ウルトラマンこそ巨大化し、怪獣化した『人間』にほかならない」とか…うわー!これ面白そう!と思って、つい買ってしまった(中古だけど)。角田さんが知りたいことが書いてあるかな?

 話がずれるけど。褒められると嬉しい。でも褒められるのって恥ずかしい。なんで嬉しいことに恥ずかしいという感情がくっ付くんだろう?
 あー!頭疲れた!!もうだめだ。変なこと書いてあったらごめんなさい。

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