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ICUC-091_2021.12.19【舞台サルまんとマトリックスレザレクジョンズ】

【ICUC知的好奇心向上委員会】の私の知的好奇心の向上&趣味の文字起こし。I see, You see ! Intellectual Curiosity Update Committee

今週のエンタメ
舞台『サルまん』
映画『マトリックス レザレクションズ』

角田陽一郎91「舞台サルまんとマトリックスレザレクジョンズ」ICUC知的好奇心向上委員会

師走はせわしないですね。そんな中、僕の人生に多大な影響をもらった相原コージ&竹熊健太郎『サルまん』の舞台と、マトリックスの新作レザレクジョンズを観ました!

角田陽一郎 オフィシャルwebサイト

mireva channel

動画の内容(+文字起こしメモ&感想)

師走な空気

 どうもーこんにちは。ICUC知的好奇心向上委員会でございます。バラエティプロデューサー角田陽一郎でございます。えー、今日はですね。久しぶりに移動中で撮影しております。なんか髪の毛が伸びて、髪の毛が伸びてなんかパタパタするの嫌だなーと思いながら、ポンっと一本だけ出てるとかも…これ…気になるんだけど、まぁ、いいか(笑) すいません、そんなボクの髪型が気にあるとか気にならないとか、どうでもいいと思うんですけども。
 はい、そんな感じで今日は12月19日でございますが。年末ですね、結構忙しいですね。なんか忙しいと言うかね…だから師走って本当によく言ったもんで。師が走るって書いて師走っていいますけど。通常のことをやっててもなんか忙しないですよね。通常のやり取りをしててもと言うか。だからこの忙しない感じって、もうあれなんですかね?マラソンはやったことないけど、ランニングとかしててもゴールの最後ってちょっとドキドキするじゃないですか…とかね。いよいよ完成だ!みたいな時とかって、ちょっとドキドキするじゃないですか、何か作ってる時とか。ガンダムのプラモデル、ガンプラを作ってる時でも最後合体させるときね。右足と左足と、右腕と左腕と頭を…とか。で、胴体をつける時ってドキドキしますよね。あのドキドキって作業としては右足作ってる時と左足作ってる時も一緒だし、ランニングで言えば5キロ走るとして2キロ、3キロを走ってる時とやってることは変わらないんだけど、ケツが見えてる、終結点が見えてるとやっぱり気持ちが昂るみたいなことってあるじゃないですか。だからもう12月31日で終わるんだなーみたいな風に、2021年が終わるんだなーみたいに思ってると、やっぱり自動的に気持ちってのは昂ぶるって言うようなことなんでしょうね。だから物理的に忙しいってのもあるんですけど、と言うよりも、気持ちの昂りでなんか焦ってしまうみたいな感じってあるんだろうなーなんて多います。だからなぁーんか忙しくてね。で、今日は、12月19日は満月なんですよ。で、満月なのでボクとしてはメルマガを書かなきゃいけないって言うか。メルマガ、ボクのメルマガDIVERSは新月と満月に発行してるんで、ちょうど満月の発行なんですけど、ちょっとこう時間がなくてね。で、時間がなくてまだ書いてないんです。これから戻って書かなきゃいけないなーなんて思いながらやってるんで。で、いつもね、満月や新月のその日に書いてたとしても、なんとなくその日の午前中とかには書いて、まぐまぐさんに送ったりしてるんですけど。今日とかもね、なんか…なんかこう、出来ないんですよ。
 で、明日の20日。毎月20日がですね、水道橋博士のメルマ旬報のメルマガを書いてる日なので、それと原稿が重なってる…でも先月も重なってるんですよね。先月もなんか満月と20日の日がすごい近かったんで、重なって大変だったんですけど、まあなんとか書き終わったんですけど、今月はやっぱりそんな感じということでございます。それで、なおかつね、おはようございますSNSってのをやってましてですね。で、基本は「おはようございます。何月何日です。今日はこんな感じですね」っていうのを、自分の思いを書いたり、何かの本の引用だったり、歌の歌詞だったりとかを書いたりしてたりしてて。それを…5月から始めたんだっけな?5月から一応毎日やってるわけですよ。結構がんばってるなーとか思いながら。書くことないなーとか思いながらもね…と思ってて。それって最初はね、7時に上げてましたね、5月の時とかは。で、なんで7時かと言うと、ヨーロッパとかでもちょうど12時を過ぎる辺りだったんで、12時過ぎたらその日だからおはようございます…で、アメリカまで待ってるとなんだなーと思ったんで。ボクはヨーロッパ好きなんで、ヨーロッパ時間でこちらの時間で7時におはようございますって言うと、ヨーロッパの0時を超えるじゃんみたいなことだったんですね。ところが、あれか!ヨーロッパがサマータイムになったんだな。サマータイムになって時差が7時間じゃなくて8時間になっちゃったんで、8時間になったんでじゃあ8時でいいやみたくなって。そこから8時とかってやりつつ、まあ夏とかはそんなに気にせずね、やってたんだけど。言うても7時、8時、9時ぐらいにおはようございますって書いてたわけですよ。ところがね、やっぱりこの師走の慌ただしさの中で言うと、なんか最近はね、それも守れてなくて。9時とか10時とか、11時とかにやったりしてますね。で、それってなんかね、書くことがなくなってきたってことかも知れないです。無くなったかも知れないし、なんか”おはようございます、今の自分の思いはこうです”って伝える時に、なんか伝えたくないよなーって思ったりする時もあると言うか。なんかそんな様な思いもあるからね。なんか…もう、止めよう、ホントにいつだったっけな?先週の…先週だったかな?もう本当に止めようかなと思ったんですよ。12月16日とかかな。本当にもう書くの止めようと。そういう風に自分がやるタスクを増やしていくというのは一方でそのタスクに束縛されるから、そんなにこだわらない方がいいかなーと思って、もうスパッと止めようと思ったんだ。で、止めようと思ったらちょうど先日ね、落語家の立川談慶師匠と加藤昌治くんとzoomを使ったトークライブをやったんですけど。その談慶師匠のTwitterをいつもフォローしてるんですけど、談慶師匠がね、悲しいときは空を見ようみたいな文章を上げてる、文章をリツイートしてたんですよね。で、それみてその文章を読んだらすごい元気が出てきて。そっか、空を見上げればいいんだと思ってその文章を引用したりしてね。

一日を笑って生きる!~特集記事「まずは、空を見つめてみようよ」| | 月刊「PHP」

 で、そこからまた、とりあえず続けてる、と。だから今日とかも書いたのって結局11時くらいじゃないかな?んっふっふ。なんかね、おはようございます…んーでもまあ、つまり、おはようございますってね、ボクがいつもテレビ業界人というか芸能関係者とかはいつも「おはようございます」なので「おはようございます」を何時にやってもいいやって意味ではおはようございますなんだけど、SNSのおはようございますは本当に朝のおはようございますで、その日いち日をってやりたいから、比較的早くやりたいんだけど。なんかね、それもこう…ぅ〜ん、ボクは師走だからと言うか、12月だからか知らんけど、なんか書く余裕がなかったりするんですよね。だから…なんなんでしょうね。その心の余裕とかってなんか…うん…本当に自分の領域が忙しいとか忙しくないとか、今切羽詰まってる・詰まってないみたいなものもあるけど、やっぱり外的要因、もう年末だなーみたいなこととか、なんかそういう空気と言うか、景気と言うか、そういう気の様なものに人間ってのは引っ張られて行くんだなーなんてことを実感したりもします。はい。

マトリックス レザレクションズ

 で、だからこれでね、今ボクどこに向かってるかと言うと、あれなんですよ、向かってると言うか、映画を見て来た帰りでございまして。映画と言えばまさに一昨日公開された「マトリックス レザレクションズ」を観て来ました。もうこれは、ボクはマトリックス大好きなんで。1/2/3、マトリックス/マトリックス リローデッド/マトリックス レボリューションズはBlu-ray持ってましてですね。それくらい好きな作品なんですけど。今回ね、20年ぶりぐらいですか?10何年ぶりですよね?19年、18年ぶりぐらいにね、新作をやるって言うんですごい楽しみにしてて。実際どんな風に出来てるのかなーって思いながらね。これ、ネタバレなのかネタバレじゃないのかみたいな話ってあるから、やっぱり難しいですよね。今回で言うとテレビCMとかね、結構Twitterとかでもマトリックス流れてましたけど。基本どんな話かよく分からないようにしてるって言うのは、つまりネタをそんなにばらしたくないんだろうなーみたいなことがあるんだろうなーって思ったのと。なんかね、コトブキツカサによるとね、試写会行っても、試写会に行ったってことも言うなみたいなこととか最近の映画ではあるみたいなこととか言ってて。それって多分マトリックスのことだと…ボクの邪推ですけどね、マトリックスのことなんじゃないかなーなんて思ったりして。つまり結構箝口令みたいなのが敷かれてたんですよね。でもそれ観た後って、観た人が感想書く時にネタを言っていいのか?いけないのか?って、なかなか難しいですよね。ボクとしてはネタについて言いたいこともあるんだけど。ネタについて言いたいこともあるんだけど、ネタについて言いたいことを言って、ボクはそういうの何にも知らないまま観たいタイプなので。あの…ぅぅうん、そんなに先出しでね、情報は言いたくないタイプだなーとは思います。
 ただ、そんな中でね、箝口令が敷かれてる広告宣伝の中で、マトリックスは1、2、3、3のレボリューションズから今回4になると思うんだけど。マトリックス、今回は4ではなくて1のアナザーバージョンの2だっていう様な。これってよくありますよね。1、2、3でね、3で主人公のネオ、キアヌ・リーブスが演るネオとトリニティは死んじゃってますからね。これはまあ言っちゃってもいいと思うんですけどね、3のストーリだから。だから4って出来ないじゃんって言う様なところから入ってるから、そうじゃなくて1の続きなんだと。…というのをどこかの記事なのか、どこかの誰かが書いてて、それを見た時にあ!そうなんだ!と思ったんですよね。そうなんだと思ったんで、なるほど、それはそれでやり方としてはあるよね、と。1のマトリックスが正転であり、それの続きとして2、3ってのを1回作ったけど…だからまあエヴァンゲリオンと新エヴァンゲリオンにちょっと似てますよね。だからエヴァンゲリオンとシン・エヴァンゲリオンってのは関係性は何なのか?みたいなこととかって別の話なんだって解釈みたいな意味なんだけど、シン・エヴァンゲリオンの序・破・Qの序ってのは基本的に最初のエヴァンゲリオンのタイムラインに乗っかってる様な感じで作ってますからね。だから、まあちょっと微妙に違うけど。だからそういう様なことで新たな2を作ろう、新マトリックスなんだって言うのはなるほどなーと思ってたわけです。
 ところが、ネタバラシはしないけども、観て最初に思ったのは。これはその予想は間違ってましたね。4でした。うん、まごうことなきマトリックス レザレクションズはまごうことなきマトリックス4でしたね、うん。なるほど、と。こういう様に続けるのかっていう様なことは面白かったです。
 あと1、2、3で描かれてる宗教的解釈とかね、なんかそういうのとかってまた…そういうのをね、メタ視点で描くみたいな。そもそもこの現実世界は仮想現実なんだって言ってるような感じのマトリックスだったとして、今度それがゲームになってたらどこまでが仮想現実で…みたいな話っていう、メタ視点がどんどん乗っかって行くのがマトリックスの面白さだと思うんだけど。そういう様なことが描かれてたりとかね。なるほどなーとは色々思いました。うん、面白いか面白くないかに関してはね、ボクは面白かったですね。ボクの場合はファンになっちゃったものは出来が良いとか悪いとかってことじゃなく、自分の人生がムービングするか?みたいなことなので、ボクの中ではなかなか楽しめたなーとは思いますね。やっぱり20年ぐらい…だってあれ、マトリックスの最初の1ってまだ20世紀でしょ?1999年とか8年とかですよね。うん、まだ20世紀だったんだなーとか、ボクはまだ20代だったんだなーとかなんか思いますね。キアヌが歳食ったキアヌとかを観たりするとね。うん、まぁまぁ、まぁそんな様なことでマトリックスを観て来ました。これで今年の映画は打ち止めかなー。分かんない、まだ観るかも知れないけども。うん、なんかね。

舞台サルまん

 で、前日。昨日はですね、さらにそのマトリックスより10年前ぐらいにボクの人生を決定付けた作品ってのが、漫画で「さるマン」って言うのがね。相原コージさんと竹熊健太郎博士による漫画がね、ちょうどビッグコミック・スピリッツで1989年くらいじゃないかな?ボクがだから浪人から大学生になるぐらいのときに連載をやってて。で、あの「さるマン」には結構やられましてですね。つまりメタ視点なんですよね。若い漫画家2人が野望、つまり自分達が有名な漫画作品を生み出して超金持ちになっちゃって、お姉ちゃん侍らせてキャーキャーやるぜ!みたいな野望が叶うか?どうか?みたいなことをやっていく作品なんだけど、その中でどういう風な作品を作るとウケるか?ウケないか?みたいなことをレクチャーみたいなことをして行くこととか、その「さるマン」という主人公の2人が書いた作品が「とんち番長」っていう作品なんだけど、それがどうヒットしていくか?みたいな。どう作って行くか?ってことで悩むっていう作品。うん。それが…なんて言うんだろう?メタ視点というのが乗っかってるっていうのがボクはすごい面白くて。
 バラエティ番組で言うとね、サタデー・ナイト・ライブっていうアメリカのバラエティ番組というかバラエティショー、そのバラエティーショーのワンコーナーだったコントから「ブルース・ブラザーズ」って映画が生まれてるという事実を、高校くらいの時かな?知った時に、ああ、ボクも映画監督になりたいなー!とは思ってたけども、なんか自分がバラエティ番組を作って、その中のワンコーナーみたいなものが人気になって映画化されちゃうみたいなのって理想だなーみたいな。そう考えるとね、キス我慢選手間が映画化しているゴットタンの佐久間さんとか、そういうことだと夢を叶えてるんだろうなーなんて思うと…ね、若い頃だったらジェラシってるだろうなーみたいなこととか思ったりしてましたけどね。当時はね、さんまのからくりTV!も金スマもね、面白く作ってもDVD化されてないじゃないですか。ところが深夜番組とかだとDVD化されるじゃないですか。だから自分の作品がDVD化されるのって羨ましいなーって思ってましたね。ボクはその後、深夜番組であいまいなナ!って番組をアンタッチャブルのザキヤマさんとか、矢口真里さんとかとやるんですけど。それはDVD化されたんですよね。その時はなんかちょっと自分の夢を果たしたなーって思ったこともあります。ただ今はサブスクになっちゃったからそれがパッケージ化されるか?されないか?ってことにはそんなに興味がなくなっちゃったというところもあるんですけど。
 まぁ、そんな感じで「さるマン」っていうのがボクの好きな作品だったんですけど。これ、なんで「さるマン」の話をしてるかと言うと、その「さるマン」がなんか舞台化されてる?!と。まさに竹熊さんのTwitterで水曜日ぐらいに…初日かなんかに観に行ったのかな。木曜日?火曜日?分かんないけど、竹熊さんが観に行ったって言うんで、なるほど!と思って。で、舞台化…?あの「さるマン」の舞台化だったらこれは絶対観にいかなきゃいけないじゃないか!ボクのムービング・コミックスなんで。ボクの人生を動かしたコミックなわけだから。これは絶対観にいかなきゃいけないなと思って見てたら、土曜日にね、ちょうどチケットが取れたんで、昨日行って来ました。下北沢にある小劇場B1ってとこかな。タウンホールの中にある、地下にある小さい小さい小劇場だったんですけど。始め小劇場って言うから本多劇場の前の劇場なのかなーと思ったらそこじゃなかったんですけど。すーごい小さいとこだけど、初めて行きましたね。そういう意味で言うと小劇場演劇というのをね、ボクも学生時代ちょろっと噛んでたことがあるんだけど、久しぶりに観ましたね。久しぶりというのはコロナだったからってのもあるし、言うてもね、元々小劇場出身の野田秀樹さんとか、三谷幸喜さんとか、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんとか、そういう舞台は観てますけど。そういう方たちが皆んな大御所になっちゃってるから、比較的みんな大きい場所で演られますよね。だから小さいという意味で言うと、例えば世田谷パブリックシアターのところのシアタートラムとかで観るみたいなことがあるけど、むしろトラムより小さいとこではそんなに観ないなーみたいなのが結構多かったから、久しぶりにああ小劇場の演劇を観たなーっていう楽しさもありました。
 で、「舞台サルまん」に関して言えば、竹熊さんも言ってる様に原作に忠実だったなって書いてて。あ、そうだ、原作に忠実だったなって竹熊さんが書いてるから「えぇ?!原作に忠実にどうやって舞台化するんだ??」ってのが観たくて行ったんですけど。原作に忠実でしたねぇ。竹熊さん役の主演の方なのかなぁ?すごい竹熊さんにそっくりで。それがすごい面白かったですね。で、だからなんかこうあの頃の「さるマン」の世界観を楽しんだっていうこともあるし、さらに言えばそのころちょうど演劇を自分も演ってたみたいな、小劇場みたいなものの楽しさみたいなものも久しぶりに味わったなーとは思いましたね、下北沢でね。
 なんかあれですね、小劇場の演劇とかって演ってる頃はちょっと嫌だったんですよね。ここで何回も言ってるけども、演劇を演ってることは嫌じゃないんだけど、チケットを自分でノルマで売らなきゃいけないみたいなのとかがね。すごいオナニー行為みたいな感じって言うか、なんか自慰行為みたいな感じがしてですね、嫌だったんです。で、ボクがテレビ局入ったのって自分が作った作品を自分が宣伝しなくても見てくれるじゃん、自分はただ面白いとか、ただ良い番組を作るってことに手一杯やればいいんだっていう世界に憧れたっていう、アンチ小劇場だったところもちょっとあるんですよね。だからなんかそういう風にすごい懐かしいなーって思いながら、あの頃…ああそうそう、このアングラ感みたいなものってどう思ってたのかなーみたいなことも思ったんだけど、ただ普通にね、ケラケラと、本当に面白くて。笑いながら観てたものですから。ああ、なんか小劇場の演劇なんてまたやってみたいなーって。むしろ自分が歳取ったから、恥も外聞も捨てて、演劇みたいなものをやるのって楽しいんじゃないかなーなんて、ちょっと思いましたね、なんか。色々稽古とかしてるとまた面倒臭いこととかあって。結構揉めたりとかもするんですよね、きっとね。なんかそういうことも…そういうことも含めてなんかいいなーって思ったなーっていう感じではありましたね。
 だから、期せずしてね、1990年ぐらいのあの頃の作品っていう意味で「さるマン」の新作の舞台を観て。で、期せずして2000年ぐらいの「マトリックス」の新作の「マトリックス レザレクションズ」を観てという様なのが昨日、今日のボクでした。それってノスタルジアなのかな?とも思うけども、なんか作品の新解釈でもあるじゃないですか。新作を観てるという意味では。だからそれはそれで自分が、自分の人生を変えた作品の新作みたいなものを観るっていうのが重なったってのはすごい興味深いなーとは思いましたね。
 それが、金、土。さっきね、冒頭ではね、年末だから忙しいですよねぇ。もうなんか本当に余裕が…とか言ってる割には舞台も観て、うふ(^^)、映画も観て、みたいなことをやってると言えばやってるんですよね。

2021最後の満月

 で、今日は満月ってことで。だからこの後、本当にこの撮影が終わったら──ぁ、いま目の前にですね、すんごい月が、まん丸く。ちょうど満月って話をしたら…。あれ、なんで地表に近い、地平線に近い月は大きく見えるんでしょうね?こんなにデカくみえるのか?ってくらい。CGで合成された様な月が目の前にありますね。今は首都高三号線に乗ってるんだけど、なんかそれこそ「1984」か、村上春樹のね、「1984」を思い出してしまいますね。この三号線に乗ってるうちにパラレルワールドに行ってしまうわけですよね。うん。さっきの「マトリックス」で言うと、パラレルワールドみたいな話もしたけども。なんかね、パラレルワールドってのが本当にあるのかどうか?みたいなことというよりは、だから本当にそっちの方向に行ってればあったんじゃないか?って世界っていう分岐点ってのは、死ぬほど、死ぬほど、あるからね。その中の分岐点の中で、今ここで選んでて──。ああ、満月が、すごーい。本当は満月をお見せしたいくらいすごいなぁ。なんかいつも、特にこの首都高三号線とかを乗ってるとですね、その村上春樹の…、渋滞とかしてるとむしろ思うんだよな、三茶辺りで。渋滞とかしてるとこのままパラレルワールドに行っちゃうのかなーとか。行っちゃったらいいなーとか。むしろ行っちゃえよとかって、思ったりする時があるなーと思いますね。それってあれですね、あの頃に戻りたいみたいなことではなくて。パラレルワールドをもう1回体験したいみたいなことなのかなーと思うと、なんか不思議な気分だなーとは思いますね。なんなんでしょうね、この浮ついた感覚。なんか今、だからボクが今日喋ってることって比較的浮ついてるとは思うんだけど。年末だから(笑) なのかも知れないですね。で、今日は19日でしょ。来週は…26日、ああ、だからそうだ、来週の末はそういう意味で言うと私が1986年16歳の時からファンで追いかけているムーンライダーズがアルバム…アルバムはまだ出来てないのか。今アルバムを作られてるらしいですけどね、ライブがあるので。そこに行こうかなーと思ってますけども。うん。なんか自分もね、いい歳になってきて。で、自分が高校時代好きだったとか、大学時代に好きだったとか、20代に好きだったとか、そういう作品の新作ってのがまだ続いてるっていうのは、すごく、すごく、楽しいし。ちょっと不思議な感覚だなーと思いますね。

年下の活躍者

 不思議な感覚で言うと。例えば色んな業界で活躍されている方とかいらっしゃるじゃないですか。で、その活躍されてる方をパッと知った時に、年齢がいくつなのかな?ってやっぱり興味がありますよね。で、昔はその、仮にAさんって方がすごい活躍されてて、そのAさんは活躍されてるけど、自分より年上だって聞くと「ああ、年上だから活躍されててよかった」ってちょっとホッとするわけですよ。だから自分も活躍してないのはまだその年齢まで行ってないからみたいな。この感覚わかりますかね?この感覚、ボクはだから昔から思ってましたね。だから逆に言うと自分より年下なのに活躍されてる方をみるのが、やっぱりちょっとジェラシーなのか、落ち込んだりと言うかね。「ああ、あの人は自分より若いのにこんなに活躍されてるのに。一方で自分はまだまだじゃないか。」みたいな悲しさというか挫折感みたいなことを感じたのが若い頃だったんだけど。
 この前UNIVERSITY of CREATIVITYっていう博報堂さんがやってるところでね、新しい動画を撮影したんですよ。で、あのデータサイエンティストの宮田さんと料理人の米田さんって方とトークイベントやったんですね。で、当然宮田さんと米田さんっておいくつなのかなーと思ってパッと調べてみたら、ボクより何個か若いんですよ。まあ同世代と言ってもいいけど何個か若いんですよね。その何個か若い時に、なんかね、ちょっとホッとしたんですよね。これってホッとしたことがボクの中ではちょっと面白くて。あれ?前だったら、そういう、米田さんも宮田さんも超活躍されてるけど、そういう活躍されてる方が自分より年下だとなんか悔しいみたいな思いがあったんだけど、今はなんか年下って聞いてちょっとホッとしたんだよな。うん。なんか、だから、何て言うんだろう、これがボクの中で一番歳を取ったのかなと思う最大の点かも知れないんだけど。なんか本質的に自分より年下の人にジェラシーを感じるということがなくなったっていうことの現れだなーと思った、むしろ活躍している人が自分の年齢よりしたなのは当たり前、自分も50過ぎてるからもう当たり前なわけですよ。当たり前だし、むしろそれぐらいになって下さらないとこの日本って国、大丈夫かよ?って意味も含めて、そういう風に思う様になったんじゃないあかなーなんて、自己分析するとね、思うわけですよね。だからなんかその感覚の変化みたいなものってすごい面白いなーと思うんですよね。なんか自分がもうこれ以上活躍することもそんなにないだろうなーと思った時に、自分より若い人達がもっとどんどん活躍してくれた方が面白いと思ったっていうか。で、なおかつ自分より年上の方々って、自分より年上ってことは言うても若くないわけだから、そういう人達でね、自分が若い頃から好きだったボクの中のアイドルというか、そういう方ってのは年々、年々、色んな方が亡くなっちゃったりして悲しいじゃないですか。そう思った時にね、それを悲しんでるときに、もしかしたらそのすごい人ってのがこの地上に現れた時に、ボクより若いってことはボクより長生きしてくれる、つまりその人達がいなくなるという悲しさみたいなものを、ボクより年上の人とかよりは確率的には低いわけじゃないですか。だからボクの方が早く死ぬだろうなってことなんですけど、簡単に言えば。そこの安心感みたいなものを持ってしまったってことかなーと自己分析できて。ちょっと面白いなーって思いました。
 だからなんかその人が作った作品とか、その人の才能みたいなものをフラットに、本当にフラットにいいなって思ってる年齢にやっとなってきたのかなーと言うか。なんかジェラシーからの作り手としての衝動みたいなものが無くなってきて。ただ本当に自分がやりたいことをやらなければいけないなーって思わせてくれてるというのが、うん、なんて言うんでしょうね、まあ、動画の締めみたいな意味で言うと、知的好奇心の向上かな!みたいな(笑) 上手く纏まってるかどうか分からないけど、そんなことを思いました。
 えー、日も暮れてきて。顔が赤いのは酔っ払ってるわけではなくて、前の車のブレーキランプってことでございます、と。はい、そんな感じでICUC知的好奇心向上委員会、バラエティプロデューサー角田陽一郎でございました。えーと、あと1回。26日にやって、その次ってもう年末…年越しちゃうんですね。あと1回、今年はやりたいと思います。

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文字起こし後の文字寝かし

(好き勝手に思った感想を書き残しておくことを文字寝かしと言うことにしました)

 今回は髪の癖が可愛かった。あのひと束に手が届いた瞬間、よりはっきりとぴよん!と元気に。毛針を飛ばして妖怪退治する日も近い。

 師走っていつ頃決、どんな由来で決まった名称なんだろうと検索してみる。
四季の終わりの月、「しはつ(四極)月」の音が変わって「しわす」になったのだという説。
また、ほぼ同じような意味で年の終わり「としはつる(歳極・年果)」月→文頭と文末が1文字ずつ落ちて「しはつ」→「しわす」、という説などもあります。

さすが和楽WEBさん。驚きと発見は面白いんだってことを何度だって教えてくれる。

師匠の僧がお経をあげるために、東西を馳せる月と解釈する「師馳す(しはす)」がある。
この説は、平安末期の『色葉字類抄』に、「しはす」の注として説明されている。

「師馳す」もあるのか。サイト2ページ目の「師走の異名・類語」が笑っちゃうほど多くて面白い。
 海外はクリスマス休暇、日本の正月、その後は旧正月。これらは国全体で行う行事みたいなもんで、かつ、どれも1年を締めるものだから、夏休みでみんながバラバラに休むことより忙しさが目に見えてしまうんだろうな。

 タスクに束縛される。豊津徳の最初に豊津さんが「トイレ掃除がいいんだ」と言ったことを思い出す。つまり丁寧な暮らし。角田さんは2020年の7月には「海馬」でやる気を出す方法をおさらいし、8月に「新白河原人」でボクにはクラフトマンシップが足りないと言った。それから豊津徳でトレイ掃除の話が出て、9月には「森の生活」で『その日の生活を質的に高めることこそ最高の芸術だ』という一文を紹介してた。
 日々の外的な揺れ動くものに悪い意味で引っ張られない、いつも通りである、フラットであるために丁寧に暮らすなのかなーと。つまりフラットとは無風、光と色の三原則なら全部入りの白か黒、そこから色を出すのに白なら足す、黒なら引く、とにかく無にしてから芸術が生まれるから『その日の生活を質的に高めることこそ最高の芸術だ』になるんだと解釈した。アーティストの心得としての日常の心の中庸。イチローが打席に立つ前のルーティンもフラットにしてから打席に立つってことで、それを生活に落とし込んだ場合、掃除だったり、おはようございますSNSだったりするんじゃないだろうか?
 無理は良くないけど、”思いを書く”から”思い”だけ抜いて”書く”だけ残せば、例えば今日は雨だけど篭って作業しやすいから良しとか、今日の予定を書くとか、楽に書けるような気もしなくもない。”思い”という縛りがあるのはゲーム要素が少し入るから良さそうな気もするけど。あとは”おはよう”より”おやすみ”の方が書きやすいなんてこもあるかも知れない。

 レザレクションズ「面白いか面白くないかに関してはボクは面白かった」で、好きな映画「ファン・ボーイズ」を思い出した。好きな映画だとしてもそんなに何度も観ない中、この映画だけは5、6回ほど観てる。重度のスターウォーズオタク達が余命短い仲間のために、公開前のファントム・メナスをなんとか見せようと奮闘する。で、ついにファントム・メナスが公開となった時「駄作だったら?」と心配する。「俺らあんなに頑張ったのに、あいつは死ぬ間際に駄作を見て死んだのか?違うよな?フォースは俺たちと共にあるよな?!」って感じがたまらない。みんな成長してて、子供の最後の全力馬鹿騒ぎを親友に手向けた感じが泣ける。
 ファンボーイズがspilt milk、期待感というのはコップの方の話なんだって思わせてくれる。この映画でムービングするんだ、出来るんだ、いやムービングさせて欲しいんだ…と期待感が丸投げになるほどに、コップはざるに変わるんだ。期待感を作者に丸投げしないことが本当のファンなんだと思う。

 「猿マン」は読んだことないけど、子供の頃に「鳥山明の漫画道場」が…と思ったら、覚え間違い。「鳥山明のヘタッピマンガ研究所」だった。お笑いマンガ道場と混ざって覚えたんだろうな、あれ好きだったから。ずっと覚えていたことが一つだけあって、それで最近わかったことがあった。自分の童顔は目鼻が顔の下の方に付いてることが原因じゃないか?と。なんとそのページがAmazonの試し読みに出ていた。これも私の記憶とちょっと絵の配置とかが違うけど、老人になると子供の方へ戻るということもちゃんと覚えていた。上下があり、モノの配置があり、印象が変わるってことを覚えておこう、

 ボクも映画監督になりたいなー。あんちょこライブ#3で談慶さんの師匠の話「俺の言う通りにしろ!俺が偉いんだから!」という精神というか態度というか世界観と、映画監督は近しい気がする。寿司特で話題になった監督である劇団ひとりさんが北野武役の柳楽さんにものすごいダメ出しをすることと重なる。つまり監督ができるなら師匠ができる。
 師匠と言っても色々だから、達観しすぎて理解が難しすぎる悟った仏みたいな師匠だっているだろうし、芸達者以外は全部ダメだけど、そのダメさ全ても芸の肥やしに出来てしまう人もいるだろうし。そういう意味では=映画監督じゃないのかも知れないし、逆に映画監督にも色々いるとも思うし。結局、世界観の一致が条件なのかも知れない。

 本当だ、月が大きいのはなんでだろうか?の検索メモ。人類って結構なんにも解明できてないんだな。

“ポンゾ錯視”という視覚的認識効果
「月の錯視」「天体錯視」研究の歴史は長いのですが,なぜ起こるのかは,完全に解明されているわけではありません。

 自分が高校時代好きだったとか、そういう作品の新作がまだ続いてるっていうのは、すごく楽しい。過去って望遠レンズの圧縮効果みたい。昨日の今日な気がしてしまう。「水道橋博士の異常な対談」で、みうらじゅんさんが「断捨離なんて人から捨てる。物を持つことでそれを防げる気がする。思い出を集めるために生きているんだ。」みたいなことを仰っていた。コレクションの終わりがまだ来ないという幸せなのかな。

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