見出し画像

ICUC-107_2022.5.1【ムーンライダーズの新月」ICUC知的好奇心向上委員会】

【ICUC知的好奇心向上委員会】の私の知的好奇心の向上&趣味の文字起こし。I see, You see ! Intellectual Curiosity Update Committee

角田陽一郎107「ムーンライダーズの新月」ICUC知的好奇心向上委員会

11年ぶりにニューアルバムを出したムーンライダーズについて、話しました!
僕にとって、1986年の高校1年で出会って以来、今回の『It's the moooonriders』は初めての想いがつまっておりました

角田陽一郎 オフィシャルwebサイト

mireva channel

動画の内容(+文字起こしメモ&感想)

皐月朔日

 おはようございまーす。角田陽一郎と申します。ICUC知的好奇心向上委員会の107回目でございます。今日から5月ということで。で、今日新月なんですよね。新月で5月で朔日で。朔日って元々新月って意味だけどね。太陰太陽暦だったのが太陽暦に変わっちゃってから月の満ち欠けとmonthの月の相関関係が崩れちゃいましたからね、つまり新月と朔日はリンクしてないんだけど、5月朔日、今日はリンクしておりますよね。で、先月の4月朔日も新月だったんですよね。うん、なんか、だから、ちょっと…、4月なんてね、特に年度の始まりと4月朔日と新月が重なってるってなかなか面白いなーなんて思って。あ、おはようございます。ありがとうございます。なので、なんかね、年度が始まったけどイマイチって方は今日5月朔日から新しく始めようみたいな気分になって頂けると。いつもそんなこと言っておりますが。まあね、そんな中GWですからね。なんて言うんでしょうね、始まり感が…まだGW明けてからなのかな?なんて思いながらも、そんな感じでございます。
 みなさんはどうか分かんないけど、僕のところは雨で。うん…雨です。だから雨の休みの日っていうのもなんかむしろ作業が進むなーなんて思いながらやっております。僕としては新月と満月にメルマガを発行してるので、今日はね、まさに新月なんで先ほど新月号を書き終わって。あと毎月ね、月初めには易やってるんですよ、易。んふふふふ。うん、易のやり方があるんですけど、自分の1ヶ月を何となく…占うというか、どんな感じなのかなーっていうことを感じながら御託宣を頂くみたいなことをやってて。で、新月は新月で10個の願い事を書き留めるといいみたいなことを。実は数年前からやってて。このICUCでも喋ったことあると思うんですけど、その10個ってのがね、どんどん変わってくんですよね。その変わってくってのも面白いし、実現してるものもあるしと言うか。別に誰に見せるわけじゃなく人知れず10個のことを書いてるのを新月にやってて。
 で、この週末には。毎週末にはこのICUC知的好奇心向上委員会の動画も撮ってると言う意味で言うと、今日はなんか目白押し!んふふふふふ!うん、やることが。…みたいなことを思いながら。で、そういう易もやり、10個の願いも書き、メルマガも書き、なんなら「おはようございますSNS」を打ち。で、さっき雨の中、昼飯を食べて来て。そして今ICUCを撮る──という一連の作業をやっている感じでございますと。
 で、先週何話したっけな、忘れちゃった。…忘れちゃったけど、先々週か、エンタメの復活みたいな話をしたと思うんですけど。なんか僕的にはそれこそ本当に復活してる感じがしてて。あ!随想集の話をしましたね、随想集。で、随想集ってのも9巻まで行って、一応先週…うん、ホント数日前に発刊し終わり。なんかね、僕の中で本当にひと段落、一段落──ひと段落って言っちゃうんだけどあれ”いち”段落が正しいんですよね。一息(ひといき)、一段落(いちだんらく)、ついたなーっていう様な印象でございます。なのでね、これから今まで滞ってたことをやろうかなーとも思いつつ、そんなに無理せずやろうかなーという気持ちになってるなーみたいな。まあそんなことをね、さっきメルマガでは書いたんで。もし宜しければ読んでいただければとは思います。

36年目の好きなバンド

 で、今日なにを話そうかなーなんて思ってて。ええーと…ムーンライダーズってバンドが僕好きだっ…、ここにサンレコね、今月号の表紙がムーンライダーズでございますが。ムーンライダーズってバンドをですね、僕が高1から好きで。16歳から。なので今年で36年。36年目の好きなバンドなんですけども。そのムーンライダーズの話ってね、このICUCではそんなにして…してないかなぁ?してるかなぁ?なんて思いながら。まさにね、「It’s the moooonriders」っていうアルバムが11年ぶりに…これアナログ版ですけど発売されて。発売されましたので、なんか、あれですね、まさにムーンライダーズが新譜を11年ぶりに出すってことなので今週の…だからその前の今週の月曜日にムーンライダーズの鈴木慶一さんと鈴木博文さんが僕がパートナーをやっているseasoningってラジオにご出演頂いたので。なんかね、そんな話からしていこうかなーなんて思うんで。ムーンライダーズに掛けて今日のタイトルは「ムーンライダーズの新月」っていうタイトルにした感じでございますと。
 なんて言うんでしょうね。ムーンライダーズ、僕好きなんですよ。で、これを見ている方がムーンライダーズが好きになるか?ならないか?みたいな感じで言うと。えぇっと…僕マニアなので(^^) マニアって複雑ですよね?自分の好きなバンドとかそんなに別に好きになって貰わなくてもいいや(笑)って思ってたりするのがマニアだったりするから、僕が高1から好きだった時にムーンライダーズ好きって言って、皆んなが知らないとか言うとむしろ優越感に浸るみたいな高校生だった気がします。みんながね、おニャン子クラブとかブルーハーツとか聞いてる時に、僕は人知れずムーンライダーズを聞いていた。その人知れず感がね、すごい良かった、好きだったんだなーと思います。ま、大人になるとね、ムーンライダーズさんに…つまりヒットしないとバンド活動って止まっちゃったりすると、止まって欲しくないから是非売れて欲しいなーなんていう思いもある反面、なんかすごいヒット曲で彩られたロックバンドみたいなものがたくさんあるわけだからね、別にそうならなくてもいいんだよなーみたいな思いもあったりとかして…うん、生きてるわけです。
 で、11年ぶりにね、ムーンライダーズがニューアルバムって言いましたけど。じゃあ11年前ってのはまさに2011年なんですけど、震災の年。震災の年に「Ciao!」ってアルバムを出して、ムーンライダーズは11月に無期限の活動休止を宣言するわけですよ。うん、で、僕…下一桁が1の時ってムーンライダーズって結構動きがある。これは多分分析すると鈴木慶一さん、リーダーでもあり、スポークスマンって仰ってましたけども、鈴木慶一さんが51年生まれなんですよね、1951年。だからこの年には活動休止…、だからその、キリがいい時には。だから…76年にムーンライダーズはデビューしてるってのは鈴木慶一さんが25歳の時だと思うんですよね。で、10周年の時の1986年ってのは鈴木慶一さんが35歳の時だと思うんですよね。で、その86年にボクは高1、16歳でムーンライダーズと出会うんですけど、そこで「悲しいしらせ」っていう曲を「ANIMAL INDEX」ってアルバムを聞いてノックアウトされて。そしたら丁度その年、1986年が10周年だったんで「DON’T TRUST OVER THIRTY」ってアルバムが出て。それを聴きまくってみたいな。でもその時にはまだ16歳──ちょうどね、10周年記念ライブとかが終わっちゃって、知った年に10周年で、ムーンライダーズは5年間活動休止するんですよね(笑) だから僕は高校時代から浪人に向けて、大学1年生までムーンライダーズを好きだ!好きだ!と言いながら「活動休止なのかよ!」って思ってたっていう。なんかこう、好きなものは活動休止してしまうんじゃないか?好きなものは終わってしまうんじゃないか?っていう、僕の中でも根本的な悲しみみたいなものってのは実はムーンライダーズの出会いが作ってしまったのではないか?みたいなことがあるわけです。

欠けた満月

 で、その間にね。その5年間のうちに──僕は10周年で出会ってるんで、その前のアルバムとかを秋葉原にある石丸電気に行って買ったりとかしたりして。徐々に買い集めたりしてね。それ、当時はほら、CD出たばっかなんだけど、CDとアナログレコードが出てて。結構迷った末にCDを買ったんですけど、今考えたらアナログレコード買っときゃ良かったなぁ!なんて思うんですけど。まあ何枚も買ったりして。
 で、91年。僕が大学…浪人したから2年目かな?になる時にムーンライダーズが復活。つまりそれは91年なんで慶一さんが40歳の時なんじゃないかなと思うんですけど、復活して。──っていうような感じでそこから20周年の時は96年なんで僕はちょうど26歳でちょうどAD、まだADだったんですよね。で、ADですごい大変だったんで、その頃「BEATITUDE」っていう…、アルバムは「Bizarre Music For You」っていうアルバムがあるんですけど、その中に「BEATITUDE」っていう曲があって、それを聞くと今でも涙するってのはこのICUCでも言ってますけど、自動的に涙が溢れるのは自分がAD時代の苦しかった時に「夢の数だけなら 負けはしない キズの数をかぞえたら十万億」っていう歌詞があって。それがすごい僕の中でのAD時代を思い出させるからだと思うんですけど。はい。
 そんな中でね、2006年の30周年映画が出来たりとかってあったりしてて、35周年のたぶん2011年に「Ciao!」ってアルバムを出してムーンライダーズは無期限活動休止するわけですよ。丁度それ満月だったかな?発表したの。僕は新月とか満月とか気にしてるのってまたそれもムーンライダーズの影響なんじゃないかなーなんて思うんですけど。
 で、そこから…なんて言うんでしょうね、すごい…結構悲しくて、2011年の時って。と思ったらその2年後2013年かな?ドラムのかしぶち哲郎さんがご病気でお亡くなりになってしまってみたいな。で、2014年に僕はその活動休止のムーンライダーズにかしぶちさんが亡くなられちゃったんで、かしぶちさんの息子さんも出ていただいて6名で「オトナの!」っていう当時やってた番組に出演して頂くみたいな。まあそんなこともあり。そこからはなんかこうちょっとご本人さん達とも会う様にもなりみたいな。うん。2016年には活動休止の休止でライブツアーをやってたんで、そこに僕はちょうど2016年にTBS辞めるんで有休消化中だったんで勝手に付いて行って映像撮ったりとか色々やったりしてました。
 で、そんな中でかしぶちさんって方がお亡くなりになったっていうことから僕の中でのムーンライダーズのコンセプトっていうのは”欠けた満月”って勝手に言ってたんですね。6人揃うと満月なんだけど、もうかしぶちさんお亡くなりになっちゃったから常に6分の5で、もう満月にはならないんだなーみたいな。でも皆さんが揃ってライブやるときはそれは満月だから”欠けた満月”なんだなーみたいな。そんなことを思ったりしてたりとかね。
 で、それこそ2014年のライブの時に…ライブ観に行って終わったあと打ち上げにご招待して頂いてね。そこで初めて慶一さんとか、博文さんとか、良明さんとか、岡田さんとか。武川さんはご病気だったからその時──そうなんですよ、皆さんご高齢だから時々病気して、メンテして、また戻ってくるみたいな感じなんですけど、色々がっつり話させて頂いたりしてね。で、その時に鈴木慶一さんが「民主主義ってのは大変なんだよ。時間が掛かって。」って言ってました。つまりムーンライダーズって6人がいて、6人が6人の…なんて言うんでしょうね、作詞作曲して歌を歌ってという。だからさっき慶一さんをリーダーって言ったけど、リーダーじゃないみたいな感じと言うか、すごい民主主義なバンドなんで決めるのに時間が掛かるんだみたいなことを仰ってたりとか。2016年にライブに行った時は僕はね、さっきツアーに同行したって言いましたけど、新譜出さないんですか?ニューアルバム出しましょうよ!出さないんですか?みたいなことを慶一さんに言ったこともあるんだけど。その時のライブってのはね、ニューアルバムを発表してないのにライブをやっていたからずーっと今までの曲を演奏してて。で、新しい曲をやらなくてもいいってのはこれほどプレッシャーがなく楽しめるライブなのかって事を慶一さんも、ギターの白井良明さんも言ってたりとかね。ああそうなんだーなんて思いながら。だからこの方達はもうニューアルバム出さないんのかなーなんて思っておりました。うん。

初めて始まりしかない

 で、去年2021年がたぶん慶一さんが70歳なんですよね。で、分かんない、勝手な推測ですけど、だからその時にムーンライダーズが復活を遂げてニューアルバムを…みたいなことだったと思うんですけど。それこそ色々、たぶん、コロナとかみたいなことがあったんで、アルバムが今年になって。つまりそれが11年ぶりのアルバムってことなんじゃないかなーなんて思っております。
 でね。そう思った時にそもそも僕は1986年に「DON'T TRUST OVER THIRTY」ってアルバムで出会ってるし。その前に最初にノックアウトされた曲は「悲しいしらせ」って曲ですから、常に悲しみが付随してるのがムーンライダーズで。喪失感というかね。ニューアルバムに出会っても5年間次のアルバム出ないのを待ち続ける、それも活動休止だからそのまま止めちゃうんじゃないかなみたいなことを思ってるっていうと、なんかこうムーンライダーズってのは僕の中でいつも終わりを感じさせる…、うん。だって10周年記念のアルバムのタイトル「ムーンライダーズの夜」ってまたすごい暗いタイトルのアルバムだったりとかね、したりとかして。でもその儚さみたいなものが僕の中ではキュンキュンする、もしかしたらファンの方もキュンキュンするんだろうなーなんて思うんだけど。で、そんな中でね、2011年に無期限活動休止っていう、アルバムが「Ciao!」
っていうんですけど、チャオってイタリア語でこんにちはって意味のチャオも使えるし、よう!みたいな軽い意味と、あとバイバイって時もチャオって言うって意味で、当時慶一さんがブログにいつも最後にチャオって書いてたから、それをアルバム名にしたんだと思うけど。さらばって意味のチャオなんだろうなーなんて思いながら。
 で、その後、かしぶち哲郎さんが亡くなってみたいな。だから喪失感に…喪失感ばっかのムーンライダーズとの36年間だったんだなーなんて思ったりもします。だから2016年にツアーでご一緒してた時とか、なんかねぇ、僕が起爆剤になってニューアルバム作っていただけたらいいのになーみたいなことを思いながらも…ねぇ、僕にはその能力もないし、ファンだから…なんて言うんでしょうね、待ってます!みたいなことは言ってるけども…みたいなことをやってて。で、そこからもうすでに更に5年経つわけですよ、2016年から2021年に。で、去年ね、活動休止の休止を経て復活を宣言されて。で、もう生涯ずーっとやり続けるって宣言して頂いたんですよね。生涯ずっとやり続けるって宣言って、だから僕の中では36年間続いてたムーンライダーズへの喪失感みたいなものが初めて無くなる──いや、もしかしたら今後ね、なんて言うんでしょうね、どうなるかは分からないとは言え、「続けます」と言ってくれたことって僕の中ではすごいすごい斬新と言うか、うん。始まりしかないと言うか、うん。
 だから今までの全アルバムって僕の中では終わりを感じながらムーンライダーズのニューアルバムを聴いてたんですけども。今回もね、この「it's the moooonriders」っていうアルバムは始まりしか感じないって言うか。この”始まりしか感じない”っていうのが僕の中でのムーンライダーズ体験で初めてのことだなーなんて思って。それがね、なんかすごい僕の中ではなんかウキウキすると言うか、斬新な気分なんですよね。
 で、その月曜日にseasoningに慶一さんと博文さんのご兄弟が出演した時にもうそのことを僕はまず慶一さんと博文さんに言ったわけです。今回のアルバムはすごい…これはまだ、これは厳密に言うと放送中も言ったけど、放送前の打ち合わせの時に「もう始まりしか感じられない!ってのは、ファンとして初めての経験なんです!」みたいな。うん、だからファンとして不安しか感じてなかったところが始まりを感じるってことの至福みたいなものはすごいすごい僕の中では感じますって事を言ってたら、どうもありがとうとか慶一さん仰ってたし、博文さんはいつもそういう話を僕がするとニコニコ、ニコニコしてるんですよね。
 で、それでも…なんて言うんですかね、やっぱりね、ご本人達にこういう話を本当はそんなに言わない方がいいなーと思ってて。つまり僕がなんかちょっと言ったことがご本人達の頭脳に良くも悪くも、少なくも多くも影響を与えてしまうと、なんかちょっとご迷惑なんじゃないかなーなんて思ったりとかする。それぐらいファンというかね。
 昔僕の知り合いの放送作家が「ジョジョの奇妙な冒険」、ジョジョの大ファンで、原作の荒木さんにお会いする機会があって。で、「この後こうなるんですよね?!」ってつい言っちゃったんですって。「こうなったらいいなー!」みたいな。…そしたらその後そうならなかったんですって(^^) で、その人間が激しく後悔してたのは「あの時ああいうこと言わなければ僕の言った通りになってたと思うんだけど、いちファンに予測されるようなストーリーじゃダメだろう!って荒木さんは思いそうだから無理くり変えたんじゃないかなぁ…?」って激しく後悔してるっていう、お茶目なね、ちょっと馬鹿な、んふふ!僕の放送作家の知り合いがいて。面白いエピソードだなと思うんだけど、なんかその感覚ってファンなだけにすごい分かりますよね。で、そういう始まりしか感じられないってことをね…感じられないってことを慶一さんと博文さんに伝えられたってのは僕の中では今回のご出演でね、久しぶりにご一緒できて。その前もライブとか行ってるんだけど、昔だったら楽屋とか打ち上げみたいなものに行こうとしてたんですけど、ここ2年ぐらいはコロナだからお伺いしてもね、楽屋に挨拶いけないんで、本当に客席で見て、そのまま黙々と帰るみたいなことを繰り返してたから。本当にご本人達に会えたってのはなんかすごい嬉しいし、そういうことを言えたのは嬉しかったです。うん。

「その一言に救われました」

 あともう1個はね、それこそそれを放送中に僕は言うかなー?言わないかなー?って迷いながら、むしろ放送中に言ったんですけど。これだけこう全てのアルバを35年間聴き続けてきた僕として断言しちゃいますけども、今回の「it's a sma…」スモだって(笑) it's a smallworld だなそれは。違います!「it's the moooonriders」っていうアルバムは最高傑作だと思います!と、言っちゃいました。うん、断言しちゃいました。そしたらね、慶一さんが──。ラジオ聴いて頂いた方は分かると思うんですけど、いつもニューアルバムを作る時の1番のプレッシャーは前作を越えられるのか?っていう。自分達は前作のコピーをしてるんじゃないか?とか。前作を…なんて言うんでしょう、劣化してるんじゃないか?とか。それこそ11年前もね、進化したらまたお会いしましょうって言って活動休止になるんです。じゃ、果たして進化してるのか?みたいなことはすごい不安だという事を、プレッシャーだという事を仰っていて。で、僕が最高傑作です!!って言った「その一言に救われました」って。言って頂けてね。なんか僕ちょっと本当に泣きそうになっちゃったんですけど。今も話してると泣きそうになるんですけど。そっか、その言葉で救われたってことを僕のアイドル…?まさに僕自身のアイドルにそういうことを言われるということってのが…、言えたってこともすごいし、言われたってことがすっごい嬉しくてね。これをね、3日前のコトブキツカサさんとやってる寿司特ってとこでね、コトブキさんに言ったらね、つまりそれが愛なんじゃないか?みたいな話をしてましたけどね。だからそれを言えたことがすごく僕の中ではね、なんかすごい満ち足りたと言うか。なんかすごいファンを…ファンをやってて良かったなみたいなことでもないんだよなー。推しでもないんです、僕、なんか。なんかやっぱり自分の人生に、自分の思考に、自分の生き方に、考え方に影響を与えられたみたいなことがね、すごく…うん──。推してるものでもないんだよなーみたいな。ファンです、好きです、みたいなことでもない。もっと絶対的なものなんだよなーみたいなね。

ムーンライダーズに付いて行く

 で、ラジオでも言いましたけど、彼らのアルバムって常にコロコロ変わるしね。バラエティに富んでるんですよ。同じことやらないって言うか。え?なんかちょっと残念だなって思ったりする時も当然あるんですよ。だから今回の最初のアルバム聞いた時も「変なアルバム!」って。いつも思うんですよ、変なアルバムって(^^) 最初は。ところが聞いてるうちにね、ハマってくるってのもあるし。例えば僕が86年にムーンライダーズと出会ってるから、最初に出会ったね、それこそ「ANIMAL INDEX」ってアルバムだったり、「DON’T TRUST OVER THIRTY」ってアルバムだったり、その前の「AMATEUR ACADEMY」ってアルバムだったり、その前の「青空百景」ってアルバムだったり、「MANIA MANIERA」ってアルバムだったり、その辺の80年代の前半のアルバムがやっぱり僕の中で一番好きなんですよ。それがこう91年で「最後の晩餐」っていうので復活して、そこから「A.O.R.」ってアルバムが出て、で、えーと、それこそ「ムーンライダーズの夜」とかそいういう風にこう…、「Bizarre Music For You」とか、「月面讃歌」ってアルバムがあるんですけど、そういうアルバムってやっぱ80年代に比べると、つまり90年代に僕が聞いてる時には80年代の曲の方がいいのになーって正直ちょっと思ってたんです。
 ところがね、それがね、変わったのがまさに2010年代なんですけど。どういうことかと言うと。90年代のアルバムってメンバーや鈴木慶一さんが40代で作ってるんですね。だから35の時に10周年を迎えて、5年間活動休止して、40歳になってたぶん復活した。それがまた最後復活したのに「最後の晩餐」ってタイトルなんですよ。もう終わりしか感じられないじゃないですか!んふふ!「最後の晩餐」ってタイトル名ですからね。まあ、サブタイトル「Who's gonna die first?」”誰が最初におっ死ぬか?”っていう副題も付いてるんだけど。それが終わりを感じちゃう所以でもあるんだけど。…ってなった時に、自分が2010年代になると僕は40代になるんだけど、40代になったらむしろその90年代の、つまり慶一さんやみんなのメンバーが40代の頃に作ったアルバムにめちゃくちゃ共感しちゃうんですよ。うわぁぁ〜!と思って、うん。
 で、そう思って今回僕も50超えてるんで、50代なんで、つまり慶一さんの年齢で言うと2001年からが50年代なんですよ。僕と19歳離れてるんで。だから2000年代のアルバムって「Dire Morons TRIBUNE」ってアルバムだったりとか、「P.W Babies Paperback」ってアルバムだったりとか、それこそ「MOON OVER the ROSEBUD」ってアルバムだったりとか、「Tokyo7」ってアルバムだったりとか。で、50歳になる、慶一さんがね、2011年。…違うか、慶一さんが55歳になる時に活動休止をするわけですけども。まさにその…うん?違う違う、50歳の時か、うん。そういう風になるわけですけども。そうなった時に僕がそれこそ昨日とかなんですけど、2000年代のムーンライダーズを聴いてたらまためちゃくちゃいいんですよ!でもね、それ2001年に「Dire Morons TRIBUNE」が出た時にはなんか暗いアルバムだなぁ〜…ちょうどね、911が起こったじゃないですか。だから「Frags」って曲があったりして、911を影響するというか感じられる曲があったりとかして。アメリカ同時多発テロ、なんか暗いアルバムだなーなんて思ってたんだけど。昨日聴いてたら素晴らしくイイんですね。
 だから僕がむしろ付いて行ってないだけなんですよね、その50代のムーンライダーズのかっこよさに。自分が50代じゃないから。30歳だったからって言うか。それが自分がそこから20年経って50代になると50代の頃のアルバムはめっちゃくちゃ素晴らしい!みたいなことを感じるっていう、これがすごいなーって思ったりします。うん。
 で、慶一さんはたぶん70ですね、今ね。で、出したアルバム「it's the moooonriders」本当に最高傑作ですけど。自分が70になった時にどんな風に聴けるのかな?聞こえるのかな?ってすごく思ったりもします。うん。

When This Wonderful War is Ended

 うん。あの、2016年にね、そういう風にツアーに参加したりとか、2014年に「オトナの!」って番組に出てご本人達とやっとお話ししたりするようになって。で、2016年にツアーに参加したりしててね、実は僕は結局、去年、2021年に自分が初小説『AP』っての書きましたけど、やっぱり小説はずーっと書きたいなー書きたいなーって思ってて。それこそでも2016年?2015…?TBS辞めようか辞めないかななんて思ってた時に僕が最初に思いついた小説ってのは、実はその2006年、ムーンライダーズが30周年…40周年?30周年、30周年の2006年に出した「MOON OVER the ROSEBUD」ってアルバムの中に「When This Grateful War is Ended」っていう、この素晴らしい戦争が終わる時っていう歌が…というかインストがあるんですね。この曲のインストゥルメンタルの雰囲気がすごい好きで。それを聞いた時に When This…1番で Grateful Warって言って、2番で Wonderful Warって言うんですけど。「When This Wonderful War is Ended」っていうタイトルの小説書けるな!って思ったことがあって。だから僕はそれをなんか2014年15年ぐらいから思ってて。それをご本人達に言ったこと無いんだけど。「When This Grateful War is Ended」っていう曲にインスピレーションを受けて「When This Wonderful War is Ended」この素晴らしい戦争が終わる時っていうタイトルの小説をいつか書こうと思ってました。で、いつか書いて、それが書くことでニューアルバムが出たらいいなーなんて当時は思ってましたね。思ってました。そしたらその作品を書き切るというか書いてもいないのに想稿はあるんだけど、全然書いてないのにアルバムが先に出ちゃったっていう(笑) ことではあるんだけども。でも──書きたいですね。うん。

 そしたらね、ウクライナで戦争が始まってね。「When This Wonderful War is Ended」ってまさにこの素晴らしい戦争が終わる時って、なんかロシアの状況とか、なんかそういうものにすごい、むしろ時代がリンクしてきてるな。だから極論すれば数年前に書いてればなにそんな予言的な小説書いてるんだってなったんだろうけど、まあそれが書けてないのが僕なんだなーなんて思いながら。そんなことね、初めて言うんですけど。これもね、もう言ってみてもいいかなーと思って。その小説はいつか書いてみたいなーなんて思っておりますと。
 はい。なんかこうムーンライダーズのことを語っているようでいながら、自分のこと、自分語りになってるといういつもの調子ではありますが、うん。だからいつもムーンライダーズのアルバムって終わりを感じるさせるって意味ではいつも満月を感じさせるバンドだったんですけども。なんか今回の「it's a smallworld」って言っちゃった(笑) 違うよ、「it's the moooonriders」は新月を感じさせるアルバムでした!ということを今日、新月にICUCで喋ってみました。ではまた来週よろしくお願いいたします。

画像1

文字起こし後の文字寝かし

(好き勝手に思った感想を書き残しておくことを文字寝かしと言うことにしました)

 随想集10は…今後メルマガが書き溜まってきたら出したりしないんだろうか?

 ムーンライダーズ、月に乗るものたちってこと?月の満ち欠けと共にある人?そういえば名前の由来はなんだろう?と探してみるとなんとか見つかった。鈴木慶一さんが稲垣足穂の小説「一千一秒物語」の一節から名付けたものとのこと。じゃあその一節とはどんなものかと小説を探すと、”超”短編集で、月や星や夜の話ばかりらしい。「はたして月へ行けたか?」これかな?「THE MOONMAN」お?この話の中にあるかな?「THE MOONRIDERS」あ、これだわ。しかもWikipediaの脚注にも「この一編のタイトルがロックバンド「ムーンライダーズ」の名前の由来となった」とあった。この短編集、短いものだと3行だとか。短いというのは私には取っ付きやすいのでとりあえずAmazonのお届けを待つ。

 易。ちょっと背中を押してもらえるのでやってるけど、大体1日は忘れてて、2日くらいに思い出してやることが多い。今回は動画のおかげで気づけたので動画を見ながらかちゃかちゃ。そういえば新月の願い事も聞いた時はやってみようとしたけど、これが続かないというより10個書けない。私はやりたい事を頭の中で行方不明にするタイプだそうで、そんな私はやりたいことを100個書き出し、達成したら書き足せと教えてもらったこともあったけど、そもそも10個が書けない。どんなものでもいいと言われても、今日はこれやりたい!で生きてるようなものなので、逆に言えばそんなにあれこれやりたい事が出ないから、今日やりたいものですんなり生活できてるとも…。文句言いつつ今回はなんとか10個書いてみた。続かないかも知れないけど、まあいいや。人に見せるものじゃないけど、角田さんが何書いたのか見てみたい。

 ムーンライダーズを知らないと言われるとむしろ優越感に浸るみたいな高校生、ちょっと分かるな。それにそう言ったときの顔も思い出し優越感がこぼれている。
 そもそもなんなんだろう?知ってノックアウトされるのと、活動休止が同時というやり逃げ感は。角田さん的にはやられっぱなしの完敗で、片思いするべくして片思いしてる36年な印象。そう考えると「その一言に救われた」で、やっと一発お見舞い出来たと言うか、振り向いてもらえたんだな。
 ファンでも推しでもなくて…というのも分かる(気がするだけかも知れない)。ファンも推しも活動という単語を付けられる。ファン活動すること自体が楽しいかったり。その対象があることが嬉しかったり。推し活によって対象の音楽活動を助けているという感覚だったり。ファン活動、推し活って、無償の愛というより有償の愛なのかな。
 角田さんの場合は無償の片思いかな。結果としてレコードを買ったりコンサートに行く事で推し活と同じ状態にもなってるだけで。立場上、番組に出ていただくは分かるとしても、コンサートに同行するとか、打ち上げに呼んでもらうとか、ラジオに一緒に出るとか、それはそれは運がいい。もちろん角田さんが想っただけでなく、想い方にひと工夫あったからこそ実現してるという意味では運がいいという言い方は雑だけど。

 ノックアウトされたのに活動休止だったは悲しいけど、逆に新譜がないということはゆっくりお小遣いを貯めて過去10年分のアルバムを買い集められるという嬉しさ?有り難さ?はあったかな。角田少年はそんなことを少し思ったりしただろうか?それにしても石丸♪石丸♪ごじゅう丸♪が懐かしい。父がよく石丸電気に行ってることは知っていたけど、私は出不精なので印象的なテレビCMという感覚。

 一息ついてしまうとGW中はあれやろう、これやろうが、なぜか消化していかない。

 最近更新がないけど、noteの「世界の決まりの決められ方」に小さい作りかけがたくさん置かれたらいいなと思う。その代わり今はインスタに絵がたくさん置かれてるけど、絵から都市だけじゃなくて想稿もこぼれ出してきて、そのうち世界の決まりの決められ方になったらいいな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?