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ICUC-120_2022.7.31【世界というパズルを構成する1ピース:中村佑介展を観て】ICUC知的好奇心向上委員会

【ICUC知的好奇心向上委員会】の私の知的好奇心の向上&趣味の文字起こし。I see, You see ! Intellectual Curiosity Update Committee !

角田陽一郎120「世界というパズルを構成する1ピース:中村佑介展を観て」ICUC知的好奇心向上委員会

世界というパズルを構成する1ピースである僕が、あなたが、でもそこに今、此処に存在しているから、この世界というパズルは、ある情景を形作っているのです。

角田陽一郎 オフィシャルwebサイト

mireva channel

動画の内容(+文字起こしメモ&感想)

宿の浴衣

 ICUC知的好奇心向上委員会。7月31日、今日7月最後ですね。と言うことで、今、浴衣でやっております(笑) えーと、旅先というかね。先週自分は夏休みだって話をちょっとさせて頂きましたけど。で、結構…何日だ?火、水、木、金、土…5日間ぐらいですね、まあちょっとふらふらしておりまして。で、今日はとある旅館(笑) 温泉宿にいます。んふふ!はい、そんなところで配信しようかなーと思ってね。本当はこれ、あの、なかなかですね、外はいい景色だったんですけど、いい景色のところを夜やるとただの映り込む黒い鏡になってしまうわけですよね。なので、結局どこでやろうかなーなんて思って、自分の部屋からやるのもなんだなーなんて思って、今このお風呂の前のですね。なんかこう…溜まり?なんかあるじゃないですか、男湯と女湯の前に。その溜まりのところでやっておりますというか。そんな感じで今日は喋ってみようかなーなんて思うんですけど。なので、これからね、お風呂上がりの人とすれ違ったりしたら「あ?なんだあの人?なにやってるんだろう?」YouTube配信してんのかとはまさか、思うのかどうかは分からないですけど、そんな風に思われちゃうんじゃないかなーなんて思いながら、ドキドキしながらやっております。
 ドキドキしながらってもう1個ありますね。これ、浴衣って、これ…あれですよね?胸がすぐこう──あ、そうそう。浴衣なんですよ。胸が超はだけますよね。これ女の人がよくこう胸元気にするじゃないですか。で、さっき全然気にしてなくて始めようと思ったら結構あの…なんて言うんですか?浴衣の…僕がまあちょっと太ってるからかも知れないけど、この辺がグワ〜ッと開いてて。なんかちょっとドキドキしますね(笑) そうか。浴衣ってそういうこともドキドキするんだなーなんて思いながら。いやでもなんて言うんですか、見せられりゃいいんですけど、見せられるようなもんじゃないからねって言うか。だから何かあえてこうキュッキュッとやってしまうみたいな。んふふ、そんな感じでございます。
 先週はね、夏休みです僕はって宣言して。8月31日まで夏休みって言ったもんですから、夏休み中です。なんですけど、じゃあ夏休みだからって休んでるかと言うと、基本は仕事をしてますね、うん。まあ先週言ったことを簡単にまとめると、どうせ仕事をするでも夏休みの課題としてやった方が楽しいんじゃないか?みたいなな感じ。それでね、毎週僕は大阪の国際ファッション専門職大学ってところで授業を、メディア概論って授業をやってるもんですから、毎週新幹線に乗って大阪まで行ってたんですけど。今週はね、それこそ夏休みだから、じゃあもう車で行ってみるかみたいな。で、車で来てます。
 車で来てるんで、まあ色んな用事をやってみてるわけですけど。うん、まあそれがもう遊びなのか?…何なんでしょうね?仕事なのかの境界線がなんてものが今や無い、うん。で、無いので、だったら自分は基本夏休みだって言った方がいいんじゃないかなーみたいな事を先週喋らせて頂いた様な気がします。…ほらね、胸元どんどん開いてくるでしょう?(笑)

フジロック、高三生へメディア概論

 それで。どこから話そうかな。この週末ね、金、土、日はフジロックフェスティバルをやっておりますよね。僕去年はね、最終日だけ行って来て、電気グルーブ観たりとかしてすごい楽しくて。で、去年はね、絶対行くぞ!絶対今年は来年は3日間行くぞーなんて思ってたんですけど、結局土曜日に大阪で仕事は入ってしまってね、とか。あと日曜日には元々リモートの仕事が入ってたりしたもんですから、結局…うん、まあ、出来ず、みたいな感じだったんだけど。今ね、去年から激しく…一昨年からか?去年か。去年から激しくYouTubeで無料でね、フジロックを配信していただけるから、実は旅館にいてもホテルにいても、結構フジロック観てたりして。うん、だから昨日の夜で言うとジャック・ホワイトを観て。コーネリアスの復活…コーネリアスを観たりとかしてたしね。だからなんかそんな感じで今日もね、ずっと…ずっと…なんだっけ?(笑) 真夜中ならいいのに。とか、僕初めてちゃんと観て。かっこいいんだなーとか思いながらね。
 うん、そういう風に新たなミュージックとの出会いを知るのがフジロック体験だとすると、なんかすごい配信でもね、なんか楽しんでるなーと思って。そうすると、もうね、いい歳だから夏フェスとか行くの疲れるなーとか思うんだけど、やっぱり夏フェス行きたいなーなんて思って。で、見てたらちょっとお目当てのアーティストが出ることが分かった夏フェスがあって。奇跡的にチケットが取れそうなので、取っちゃったりとかしてるしね。まあ、そんな事をやってた週末ですけども。

 あと、そういう意味で言うと土曜日というのは、自分は関西で何の用事があったかとう言うと、今非常勤講師をやってる大阪の国際ファッション専門職大学のオープンキャンパスがあるので、そこでちょっと話してくれないかと言って頂けてね、はい。僕みたいなね、非常勤講師が喋っていいのか?とか思うんですけど、喋って下さいと言って頂けたので、それはもうじゃあ是非是非ということで、高三生とその高三生の親御さんに向けてメディア概論ってのをやってるもんですから、メディアについてとか。ただメディアについてだけだとアレなんでね。せっかくなのでアイデアをどう形にするのか?みたいなことを話させて頂いたりとかしてね。うん、っていうのが土曜日の仕事というか用事だったんですよ。

中村佑介展

 で、それ終わりでね。まあ大阪にいて、その日大阪に泊まろうと思ったんで。ちょうどあべのハルカスでね、イラストレーターの中村佑介さんが中村佑介展をやってるんで、見に行って来たわけですよ。
 中村佑介さんって今ね、僕が大好きなアジアン・カンフー・ジェネレーションのアルバムとかシンブルのね、ジャケットを手掛けておりますし、森見登美彦さんの本とかのジャケットをやってますよね。まあ、有名な方ですけど。僕ね、中村佑介さんと実はお食事したことあるんですよね。調べたらね、2013年でした。だからもう9年前ですけど。中村さんって大阪にいらっしゃるから僕が大阪にいくタイミングでちょっとお誘いして、居酒屋で普通に飲んだんですけどね。で、その時に実は…初めての自分の本が出るから、「カテゴライズド」っていう。その本の表紙をやって頂きたいなーみたいな話をちょっとお願いしたところ、まあ僕もその時サラリーマンだったからそんなにお金払えないんでみたいな話をしてて。何となく立ち消えちゃったんですけど。その時に話したりして。うん。
 で、そこからむしろ逆にアジカンさんとはね、うちの番組出て頂いて。ゴッチさんとは何回かやり取りさせて頂くようになったりして。で、ちょうど5年前、2017年の夏に、それこそ初の個展だったんじゃないかな?中村佑介展ってのがまたあべのハルカスでやってるから、僕2017年見に行ったんですね。で、ちなみに昨日中村佑介展見たって意味では7月30日だったんですけど、5年前の中村佑介展見に行ったのも、スケジュールを確認してみたら7月30日だったんですよね。この日にちのシンクロって本当に面白いなと思いますけどね。うん。

 で、5年前に結構、回顧展というか、ずーっと中村さんが若い頃から描いてる絵とかもあったりとかね。まだ学生時代とかに描いてる絵とかもありながら、アジカンのジャケット…アジアンカンフージェネレーションのジャケットみたいなものを展示してたりとか、さだまさしさんのジャケットがどう出来てるか?とかが展示されてて。すごい面白い展覧会だったんですけど。今回はそれから5年経ってるんで、5年分の新作があるわけですよ。
 でね、僕自身も考えてたけど。中村さんって可愛い、綺麗な女の子がワンショット、1人で正面向いてたり、横向きだったりするジャケットがすごく多いんですけど。それこそね、1週間ぐらい前に出た新聞の記事で中村佑介さんの記事、僕Twitterでリツイートしたんで、もし興味ある方は読んで頂きたいんだけどね。

「まさかオリンピックの仕事が来ないとは…」 活動20年、イラストレーター中村佑介さんを変えた大きな“挫折”

 まさに自分がサンショットの女の子ばっかり描いてたってのは、学生時代に仲間に入れなかったって言うか、1人でいることのメタファーというか表れになってるんじゃないかなと。ってことを書いていて。だから自分はいつも1人で。だけどそんな女の子なんか真正面から見るというほどの自信もないわけだから、いつも横から見ていたと。なので、横からの絵を描いてることが多いんじゃないかなーなんて言ってて。ああー、そうなのかーなんて思ってね、うん。僕が絵描きじゃないけど、若干その気持ちは、男子みんな分かるんじゃないかなーなんて。まあだから皆んなって言うと語弊があるけどね。女子でも分かるか、好きな方のね、それは異性か同性かは置いといて、横からしか見れない感じってちょっと分かるじゃないですか。だからそうだったんだなーって言いながらね。
 で、オリンピック。オリンピックが2020年に東京で行われるってなった時に、中村佑介さん、絶対自分に仕事が来ると思ってたと。うん、自分は一番とは言わないまでも、今の時代のイラストレーターなんだから。そしたら来ないって言う風に思った時に、そうか、オリンピックって皆んなが一緒にいる様な祭典なのに、1人の人しか描いてない自分なんかには来ないんだよなってそこで気づいたって言うんですよね。その記事によるとね。
 そこからもうちょっと周りと、どう協調するかみたいなことを考え始めたみたいなことが書いてあって。そしたら協調しようと思ってたら大阪の国際女子マラソンの、今年のかな?ポスターの依頼が来たって言ってて。という事を書いてるわけですよ。で、そのポスターとかも展覧会に展示されてましたけど。その感じってすーごい僕…面白いと言うと失礼だけど、分かるな〜と思うんですよね。

気づくと世界はそっちの方向に動く

 分かるとこたくさんあるんだけど。1つは自分がその仕事をやりたいとか、じゃあ自分はこういう関係になりたいと他人と思ったりとか、色んな思いがあると思うんだけど。それがそうならないのって、他人とか他者が自分に発注しないからだろうとか、他人が自分に声かけないだろうとかって僕らは思いがちなんだけど。たぶんにこっち側、自分側の問題なんだよなー、むしろ自分がそれを排除してるんだよなーとか、自分がそれをそっちに行かない様に振る舞ってたんだよなーみたいなことってあると思うんですよ。で、僕もどこかでそういう事に何となく気づいたなーと思ってて。
 だから…若い頃ってなんかこう世間に対する反抗って言うんだったらいいけど、反抗ならまだしも、恨みつらみみたいなね。そういうことばっか思ってた…うん、たぶん中村さんもそうだったと思うんですよ。で、僕もそうだったと思うんですよね。で、それが何で自分が思う様にならないんだよ、むしろこんなに努力してるのにって中村さんもね、1人で皆んなが遊んでる時にひたすら絵を描きまくって絵のスキルを上げることをやっていたって仰ってましたけど。そういうところって僕もなんか感じたとことかあったんですよね。でもそれって努力するみたいな事と世界とどう繋がるかみたいな事って、実は別問題なんだよなってことにやっぱり気づかないんですよね、うん。
 で、中村さんが気づいたのかな。気づいたら国際女子マラソンの絵の発注が来たって仰ってて。そうなんですよね、気づくと世界ってそっちの方向に動くんですよね。これってすーごい面白いなーっていうのが1つ、面白い事です。

オリンピックの開会式

 で、2つ目に面白いなーと思ったことって、東京オリンピックって言ってましたけど。まあ中村佑介さんほど有名がイラストレーターですらそういう風に思うんだなーと思うんだけど。僕も確かね、いつだったかな?それこそ2020年の10年前、…2012年かな?僕はその2012年の7月22日に自分がね、新たなことをやろうと思った、だから特異日って僕言ってるんですけど。と思ったのって2012年で。で、ちょうどね、2020年のオリンピックが東京って決まるのってその後すぐですよね。で、そうなった時に、もしかしたら東京って決まる前だったかも知れないけど、ちょうど2020年は僕が50歳になる誕生日だから、50歳になる時にはもうなんか日本を旅立つぜ!とか、飛び出すぜ!…飛び出すぜってのは色んな意味があるな。抜け出すぜみたいな意味も若干あるけど、日本を飛び出して世界で活躍する男になるんだって勝手に思ったんだと思うんだよな。それこそ2010年ぐらいに、40歳の時に。
 で、震災が2011年に起こって、2012年に…だからえっと、42になる時に僕はなんかちょっと開眼したことがあって。そこから「オトナの!」って番組始めたり、本を書いたり、映画監督をやったりとかし始めて。結果そこが2016年末のTBSを辞めるってとこまで行くんですけど。その、なんて言うんだろう、その時に僕も思ってたんです。2020年の東京オリンピック…決まってなかったんだっけな?決まった時とかに?
 決まる前というかそもそもか。2004年のアテネオリンピックって観に行ってんですよね。SMAPの中居正広さんがMCだから当時僕は「金スマ」やってたんで、大竹しのぶさんと飯島愛さんと篠原涼子さんでスマップの中居正広さんのオリンピックのMCを邪魔しに行くロケっていうのを「金スマ」で(笑) ドッキリ企画みたいなのを考えて行ったんですけどね。で、その時に大竹しのぶさんとかそこの社長の北村明子さんっていう日本一の芝居のプロデューサーとかとオリンピックの開会式見て。で、そのあと確か北村さんと大竹さんと3人で飯を食ったんですよね。で、食ってる時に角田さんもディレクターって言ってるんだったら演出とかやりたいんじゃないの?って言った時に確か30代の、大して僕と年齢が変わらない、もしかしたら僕より年下の人がアテネオリンピックの開会式の演出してたんですよ。で、ギリシャなんだけどギリシャ人じゃないんですよね。ヨーロッパで活躍してるヨーロッパ人の方だったと思うんですけど、その方が演出やってて。で、大竹しのぶさんはちょっと目をキラッとさせながら僕に言うわけですよ。角田さん負けてるんじゃないの?演出家とか言ってるのに…みたいな。
 で、大竹さんってね、さんまさんの前の旦那さんってTBSのディレクターだった服部さんって方なんで、僕はお会いしたことないんだけど、そういう意味でその時僕の先輩なわけですよね。だから、なんて言うんだろう、このICUCで前も語ったことあるかも知れないけど、大竹しのぶさんってなんか…分かんない、他のテレビ局のディレクターは知らないけど、僕らのことをちょっと後輩みたいな感じで扱っていただけるんですよ、すごいいい意味で、うん。だから自分の元旦那の後輩達でしょ?みたいな感じだから、ちょっとフレンドリーだし、ちょっと近い感じで言うんで、悔しいでしょう?とか言われて。はい、自分も絶対やりたいですとか言ったのが確か2004年だったと思うんですよね。
 そこからずーっと思ってて。で、2008年って北京じゃないですか。で、2012年がロンドン…みたいな風に思った時に、いつか僕もオリンピックの開会式の演出やるぜなんて勝手に思ってたんですよ、たぶん。で、勝手に思ってて、たぶん2020年って僕は50だから、もう絶対50の時に自分は開会式の演出をやるんだとかって勝手に思ってたんですよ、その40ぐらいの時に。そうしたらその後たぶん東京に決まって。絶対自分だーっ!とか思ってたんだけど。そんなね、自分に声をかける、かけられるほどの人間でもなく。そもそも舞台の演出なんてね、数少なくしかやってないしね。みたいな事もあり、まあそんなのは全然ただの夢物語なんだけど。なんかそれって僕の中でのちょっとした挫折なんだよなーなんてことがあります。まあちょっとした挫折って言うか、挫折まで行ってないから、挫折に行かないぐらいの挫折ですけどね。うん、挫折まで行ってないってことにむしろ挫折するみたいなことかも知れないけですけどね。ま、そんな事を思ったりしたことがあるわけですよ。
 だから、中村佑介さんが自分に東京オリンピックの仕事が来ると思ってたんだけど来なかったみたいな話ってのは、なんかすごくこう…なんかすごく分かるんですよね。で、分かるし、実際その、元々で言うとね、パラリンピックなんてラーメンズの片桐さんじゃない方(笑) が演出するとか、ケラリーノ・サンドロビッチさん、僕も何回かお会いさせて頂いてる劇作家でミュージシャンのケラさんがね、演出するとか。なんか自分に全然ない話じゃなかったんじゃないかぐらい近い人たちが演出してるよなーなんて思うし。実際の2021年の開会式って僕がよく「さんまのスーパーカラクリTV!」でずーっとご一緒してた、「金スマ」でもそいうだ、作家の樋口卓治さんって方がね、演出やってたりしたわけだから。演出っていうか作家で構成で入ってたのか。って意味で言うと、なんかちょっとボタンの掛け違いがあれば僕なんかも演出してたんじゃないかなーなんて思ったりもするわけですよ。うん、だからそれが自分の中で…それを目指してたわけではないけど、自分じゃなかった感じって、ちょっとした挫折感みたいなものって僕の中にもあって。それが中佑介さんがね、今回記事でオリンピックのポスターが自分じゃなかったってことを言ってて。ああ自分の思いも思い出したってのが2つ目の面白さだなーなんて思うんですよね。

事件が起こるから人は何かに気づく

 でもね。なんかそういう様なことがあって。そういう様な事ってのは自分が忸怩たる思いとか、自分の思い通りにならない事とか、そういう事あると何か気づくじゃないですか。そうすると本当はその気づくってことまでパッケージで、その事件ってのは起こってたんじゃないかなーなんて、ちょっと最近思える様になったかなー。
 うん。そう考えるといいことが本当にいいのか?ってのは僕いっつも言ってるんですけど。いいことが本当にいいことなのかな?とか、悪いことって本当に悪いことなのかな?例えばいいことばっかがずーっとずーっと起こってたら、人はいい人になれないんじゃないかなーなんてちょっと思ったりする。そのいい人ってのは何なのか?とかね、いい事って何なのか?ってのはまたそれぞれの定義というか、それぞれの考え方がある様な気がするんですけど。うん、そうすると仮によくない事とか悪い事が起こる…うん、起こるから人は何かに気づく、あるいはそれを是正しようと思う。当然それは落ち込んだりしますけどねって思うし。同様に、じゃあいい作品とかがあって、悪い作品とか下らない作品ってあるんですけど。全てがいい作品だったら退屈なんじゃないかなってちょっと思ったりもするんですよね、うん。同様に言えばこの世界にある全てのものが自分が興味あることだけだったら、、むしろ退屈なんじゃないかなっていうか。あの作品は興味ないものだよねっていうことがあるから、あるものには興味が生まれるというか。万物のことが好きになる事なんてことはないじゃないですか。という風にも思ったりするわけです。だから全てのことが上手く行くってことはあり得ないというか、うん、なんてことをちょっと思ったりするんですよね。

世界を構成するパズルの1ピース

 で、そう思うと、29日、木曜日ってちょうど新月だったんですよね。で、新月なんで僕はメルマガを毎月新月と満月に発行しているものですから、まあ書こうかなーと思ったんですけど。その日ちょっとバタバタしてて、その日の夜には書けなくて。翌日の新月明けた30日の朝に書いてたんですけど。で、朝、文章を書いてる時に自分がね、書いたことは世界を構成するパズル…世界というパズルの中の1ピース。世界というパズルを構成する1ピースってタイトルで文章を書いたんですけど。なんか自分がもしかして6月ぐらいからなんか抜けたなって言うか、ちょっと大丈夫だなって思える様になったのって、なんかこう──例えば上手く行く事を”事を運ぶ”って言うじゃないですか。事を運ぶって、主語って自分がとかみたいな感じですよね?上手く運ぶ、だから事を運ぶという事じゃなくて、事って運ばれるんだなってなんか感じる様になったわけです。それはさっきの話ですね、いい事も悪い事も含めて、つまりパズルのピースで言うと、出てるとこもあるし凹んでるとこもあるから隣のピースとカチャッとハマるわけで。全部出てたりすると相手の側は全部凹んでなきゃ、周りは全部凹んでなきゃいけないじゃないですか…みたいな事とかね。なんかこう出っぱりと引っ込んでるところがあるからパズルって成立してて。それがこうカチャカチャ嵌まっていくからパズルっていうのはパチャッと嵌るわけで。そうすると自分というピースって、自分というものが小っぽけだろうが大きかろうが、何となく一要素、パズルを構成する1ピースなんだってことは事実なんだなと思って。僕というか僕以外の人もね。人だけじゃなくて物とか事とかね。それってもしかしたらいい事もね、悪い事もね、あらゆる事がと言うか。だからあらゆる事がピースとして合わさって今のこの世界というのを形成してるんだよなーなんて思うと、そこに嵌るって、なんか事が運ばれる感じっていうか。自分がその場所に嵌るんだぞ!というよりは、その部分が空いてて、その分が空いてて、その部分が空いてると、ちょうど自分というピースがカチャッて嵌るんだなーみたいな。なんかそんな様なイメージがね、ちょうどその新月の翌朝、自分の中で出て来て。なので事が運ばれるってことを書きながら、自分というのは本当にそれがどんなに些細なことと言うか、些末なこと、小さいこと、そんなに意味がないことでも、そのピースがカチャッて嵌らないないと、この世界は成立しないんじゃないかなっていうか、構成要素としてっていう様な事をなんかすごい感じたわけです。うん。
 だからその思いをね、なんか文章にして、書いたりしたのがちょうど金曜日で。うん、なんかそんな様な思い出土曜日にね、オープンキャンパスで喋って。で、そのまま中村佑介展で中村佑介さんの事を文章に書いてるのが武田砂鉄さんだったんですけど。自分がどういう人間になるとどのような世界が待っているか?ってことって、つまり世界がどの様な彩りというか、情景というか、どの様なパズルがその景色を形作るというか、彩るというかは、結局その自分が構成している自分次第なんじゃないかなーなんて事をね、すごく思うわけなんですね。
 うん。ああー、「陰陽太極図みいたですね」そうですよね。MARIAさんありがとうございます。陰陽のね、陰陽図の太極図ってね、すごい…あれもでっぱりと、もしかしたら引っ込みという風に言えるかも知れないですよね、うん。なんか陰があるから陽があるというか、陽があるから陰があるというか。なんかそんな様な感覚みたいなものをすごい感じられるなーなんて思ったりもします。はい。

3,000字のレポート

 後はあれですね。と言うことで結局、桜美林大学の非常勤講師は先週終わって。今週、前期のね、大阪の大学の講義が終わったんで。ちょうどまさにこの今日、31日の24時、23時59分を締め切りで、どっちの授業も最終課題を出してんですよ、僕。レポートね。で、企画書でもいいんですけど、もう3,000字のレポートって言ってんですけど。3,000字のレポートって結構大変だなーと思うんだけど、何書いてもいいって言ったんですよね。自己紹介でもいいし…みたいな。企画でもいいしとか。あと授業でこう思った事みたいなこととか、4つぐらいテーマを決めて書いてもらって。そうすると僕の携帯結構なりっぱなしなのはメールとかね、LINEでどんどん送られてくるわけですよね。その最終課題を学生が書いたものがね。で、それを見てたりするとまたそれはそれで面白いんですけどね。
 で、そんな中でどんな風な課題があるかっていう事とかで、その課題の中で、例えば角田陽一郎先生の話は面白かったと。で、面白かったんで、角田先生の、こんなに面白い話してるんだったらYouTubeとかあればいいのになーと思ってみたらあった。ってことはつまりこの(笑) このICUCとかを見つけたんだと思うんですけど(笑) そしたら、たぶん見たのかな?そんなに数字行ってないみたいなことを嘆いてる角田先生がいたけど(笑) こうやればもっと数字が行くのにみたいなことをアドバイスしてくれる学生さんがいたりしてね(笑) はい、あの、もっと編集いれたらどうだとか、若い人に30分は長すぎるとか、もっとサムネは可愛く作れとか、もっと編集して5分とかにしたらどうですか?みたいなこととかをアドバイス頂いてる課題のレポートがあったりしてね(笑) なかなか楽しいなーなんて思ったりとか。
 あとは、自分がね、何でこういう人間なのかみたいなこととかを、ちょっとこう弱さも見えながら強がってる感じも見えたりとか。うん、してて。ああ…だから、3,000字無理くり書いていただくとその人の個性みたいなものが出て来て、すごい面白いんだよなーなんてことを今体験しておりますと。
 はい。そんな感じなのか今日のICUC知的好奇心向上委員会ですけど。タイトル何にしようかな。これ喋り終わったらタイトル考えようかなーなんて思ってますが。はい。今日でね、7月31日が終わりで。うん、だから29日に新月になって、で、僕は8月17日生まれなんで、ちょうど誕生月がスタートするのがこれから数時間後なんで。なんかね、夏休み中の私としては課題である小説を書き上げたいなーなんて思いながら、はい。なんかすごい…満喫してる、満喫してない?うん、分かんないけど。そんな感じの旅先での角田陽一郎でございました。ではまた来週よろしくお願いいたします。

文字起こし後の文字寝かし

(好き勝手に思った感想を書き残しておくことを文字寝かしと言うことにしました)

 浴衣の衿がはだける。見せられるようなものじゃないとしてもしっかり拝見しますし、100年前ははだけて当然だったらしいので大丈夫だ。気になる時は下にTシャツを着てもいいし。
 そう言えば去年、長野に公演に行った際に浴衣を買い、seasoningでも浴衣の週をやったらどうか?なんて話があったけど。あれ着る予定はないのかな?

 YouTubeのアドバイスをくれた学生さん。何を書いてもいいという課題だったからなんだけど、この先生はアドバイスを書いても大丈夫だと思ってくれたんだという点で、角田教授はいい講義を出来たんだと言ってもらったようなものだと思う。

 挫折までいかない挫折。いつかこれを私がやるんだと思ってたものがやれなかった挫折。挫折する機会がなかったこと。誰かにはそのチャンスがあったこと。歳を重ねるごとに私より若い人が踏破していること。あの人が実現した年齢に届くまでにもう時間がないこと。
 私の希望、妄想、思い込みのようなもの。今までそういう思いをいくつ持ってたんだろう?結構すごい数になるだろうな。実現するには他人の協力やタイミングが必要な事もあるけど、自分の中の自分の思いなんだから、人やその人が実現した時間と比較しなくてもはず。特に比較することで気持ちが落ち込むのであれば。だけど、実現させるために人と比較したり期限を決めなきゃいけなかったりする。難しい。
 希望は叶わないことが多いことに慣れてる部分があるかも知れない。妄想はそもそも私の外に出す事が少ない。思い込みの時が一番挫折感があるだろうな。自分と同じ様な年代の人が、同じ様な専門の人が手にしているのに、私の手にも届きそうなのに届かない。
 今も挫折がある。状況打開に必要だから挫折と向き合ってみたり、比較して落ち込んでるから比較しないようになだめたり、全く足元にも及びそうにないから無視したり。今のことなのになんだか過ぎたこと、昔のことの様に感じるのはなんでだろう?

 あべのハルカス。祖母の散骨のとき、葬儀屋さんがあちらに見えるのが…と教えてくださって船から見たきりだ。一度訪れてみたい。その前にまずちゃんとヒカリエに行ってみなきゃ。

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