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映画鑑賞メモ

5月は行かなかったけど、その代わり今月は2回目(4本目)のあつぎのえいがかんkiki。

「僕が跳びはねる理由」よかったなー。
部分が見え、それから全体が見え、やっと雨だと分かる世界。音と光を最初に感じる世界。私が私のまま虫くらい小さくなったら体験できるだろうか?

思ったことは口からは出てこない。口から出てこなければじゃあ文字で!と思う人は確かにいないと思うし、それより絵を描かせる方が主流かも知れない。自分と違う人への偏見とか想像力の限界ってすぐ来る。想像力を超える努力ってどうすればいいだろう?

彼らは理解してると思って接することが出来るか?表現できるまで待てるか?その他に、私に分からないどんな喜びを感じてるのか?羨ましいな!とか、私の行けない世界に行ける者同士は言葉を交わさず友人になれるんだ!とか。友人の定義ってホントに曖昧。

私の行けない世界を書いた原作者の東田直樹さん、すごいな。原作すぐ買おう。

「ブックセラーズ」もよかった。
何百年もその形を保つ人、人類のDNA。人の友から美術品に。それが良いのか?先が思いやられるのか?

本を人のように扱い、物としても扱う。愛するし、売買もする。それだけじゃなくて、それぞれのコレクターの本の愛し方、接し方、売り方、装丁、サイン本、男女や人種の偏見も、AmazonとKindleに対する思い、歴史と焚書、本にまつわる色々が広かったなー。

どちらの映画も私がいなくなった後、この子はどうなるか?って話で終わる。だから未来の話は辛い、と。自閉症の方々はもちろんそうだと思うけど、本もそう。散逸させたくない、燃やされなければいいと色々。私も人生が終わるときに、私と一緒に来た色々なものの先を見つけてやれるように出来たらいいな。

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