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ICUC第34回(篭もって第28回)2020.10.4【本は描かれるべきタイミングで書き終わる:最速で身につく世界史と日本史】

今週もゆったり知的好奇心のアップデート【知的好奇心向上委員会 ICUC】趣味の動画文字起こしメインのメモ。

今日の推薦図書
『24のキーワード」でまるわかり! 最速で身につく世界史』角田陽一郎(アスコム刊)

動画 (ICUC先行公開後に一般公開)
ICUC#28「本は描かれるべきタイミングで書き終わる:最速で身につく世界史と日本史」

僕の書いた本の中で一番売れているのが『最速で身につく世界史』です。
この本が出来上がった経緯と、そしてまもなく出版されるであろう『最速で身につく日本史』について話しています。
よかったらゆるりとご覧ください。

[CAMPFIRE] ICUC 知的好奇心向上委員会

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ICUC主宰:ヨウイチロウ web サイト

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動画の内容
・ICUC言えず痛感/執筆完了修論やばい/やらないことをやる方法
・今週どんな週?寿司特、豊津徳、seasoning
・今週どんな週?執筆、メルマガ、文化資源P塾、アドバイザー
・東大後期開始/知るために耐える/指名のプレッシャー
・今週のTwitter/ポジでもネガでもタネ⇔ネタになる
・最速で身に付く世界史&日本史
・最速で身につく勉強法
・24の一般名詞で世界史の通史と未来
・24の一般名詞で日本史の通史と未来
・本は書かれるべきタイミングで書き終わる
・ギミックは変えるべくして変えられる
・青版赤版をお楽しみに

ICUC言えず痛感/執筆完了修論やばい/やらないことをやる方法

 おはようございまーす、ヨウイチロウでございます。えー…今ちょっとライトを直しました!うふふふ。知的好奇心向上委員会ICUCですね。インテグラル…Intellectual…、あぁいつも言えない…、Intellectual Curiosity Update Committee、です(笑)。自分で付けといて言えないの良くないなぁ。ってことはやっぱり英語が苦手なんですね、僕ね。パパパパッて出てこないですもん。単語では出てくるんですけどね。日本語の言葉と外国語の言葉の一対一ではできるんだけど、文法的に変換するという時にやっぱり日本語を変換してるんですね。これはもう語学が苦手なんだなっていう。まあね、たくさんやってるんですけどね。よく喋ってますけど、なのに苦手なんだなということを痛感しますね、こうパパッ出てこないとき。

 はい。ICUCでございます。今週からもう10月でございまして皆さまいかがお過ごしでしょうか。10月、11月、12月とあと3ヶ月ぐらいしかないもんですからね、もう。僕はTwitterにあげたんですけど、2週間くらい前に「9月中に1冊本を書き上げますよ」みたいなこと言ってて。で、もう編集者にこう啖呵を切ったわけですね。なんで啖呵を切ったかっていうと、修士論文を書かなきゃいけないんですね、修士学生なので。それが12月の頭までなので、それを待ってその新刊に手を出してると来年発売になっちゃうじゃないですか。でも今年中に発売した方がいいんじゃないかと編集者が言ってて。なのでまあ頑張ってみようかなと思った時に、じゃあもう、むしろ10月から修士論文本気で書くということにして、9月の2週間空けてそこで本を書いちゃえばいいじゃないかって自分に言い聞かせ。で、結果。結果ですけど、9月31日に書き終わりました!9月31日の23時40分ぐらい。だからなんとかギリギリ。だからちょっと気持ちいいですね、自分が書こうと思ったものが書けて。
 じゃあ10月1日から、翌日から修士論文やらなきゃいけないんですけど、今日4日なんですけど、1、2、3、4と…えーと、まだ、やってないですねぇ(笑)。やばい!
 一番最初の宇宙戦艦ヤマトって地球滅亡まであと何日ってカウントダウンが出てくるんですよね。カウントダウンが出てくるんだけど、前半は太陽系から抜け出すのに時間がかかったりしててどんどん遅れていくんですよね。途中で「遅れるから連続ワープだ」とか言って早く巻こうとするシーンがありましたけど。
 そうなんですよ、うんとね、字数ははそんなに決まってないのがまたアレなんですけど、例えば10月11月って60日間あるとして、1日1,000字書けば60,000字ですよね。だから60,000字でいいのかどうかは置いといて、1日1,000字くらいは書こうと思ってたんですよ。ってことは今日は10月4日なので1、2、3、4、4,000字を今日書かなきゃなーとか思いながら(笑)、領収書の精算とかを今の今までやってたもんですから、ちょっと色々ありまして。なかなか、なかなか進まないというような感じでございます。
 ただね。やるって自分で言っても僕は意志が弱いのでなかなかやらないので。ただ意志が弱い分、他人には優しいので、他人からやりましょうと言われて「やります」って言っちゃったら、裏切るわけにはいかないなって気持ちだけが僕の中での唯一のモチベーションになるから、やっぱり「この日までに」と言っちゃうのはアリなんだなと、今回つくづく思いましたね。

今週どんな週?寿司特、豊津徳、seasoning

 でね。9月30日とか水曜日でしょ?それがあったと。で、あとは何があったっけな今週。ちょっとiPhoneでスケジュールを見て…あーそうそう、だから30日なんて本当に丸1日空けてやってたんだな。あーそうそうそうそう。一昨日ね、映画パーソナリティのコトブキツカサってのと寿司特(スシトク)というトークをYouTubeでやっててね。全然人気ないんですけどね。この動画も人気ないんですけど(笑)。だから別に人気…、本当にややこしいですよね。人気なくていいのかって言うとあった方がいいんですよ。あった方がいいんだけど、じゃあ人気のためにやってるか?というと、そうでもないんだよなーなんて思いながらね……まあいいや。
 このICUCなんか毎週30分やってるじゃないですか。で、寿司特というコトブキツカサのも月イチでやろうみたいな感じで一昨日やったわけですよ。その前の週の金曜日は山本豊津さん、東京画廊のオーナーでございますが、その方と豊津徳(ホズトク)というトークをやってまして。で、毎週月曜日にはJFNのseasoningという番組で私2〜3時レギュラーでございますが、なんと近々東京でも聞けるらしく、それがすごく嬉しいです。インターFMというところで放送されるそうなので、ついに東京の方も聞いて頂けて。でもまあこのYouTubeってのはまさに東京でない方も…観てる方いんのかな…分かんないけどね。元々やってたseasoningっていうのはJFNなので、日本の色んな、青森とか北陸とか鹿児島とかたくさんあるんですけど、そういうところで放送されたものですからなんか嬉しいなーなんて思うんですけどね。

今週どんな週?執筆、メルマガ、文化資源P塾、アドバイザー

 ま、それがあるじゃないですか。だからなんかね、アウトプットしすぎですよね(笑)。30日までに自分の新刊書き上げたわけですよ。2日、金曜日は満月だったので ──中秋の名月がその前日。面白いですよね、中秋の名月と満月って微妙にずれるんですよね。今回の満月は十六夜だったみたいですね。中秋の名月ってのは十五夜なので、満月が十六夜になる時があるんですよね、ちょっとだけ誤差があるから。まあそれはいいんですけど── だからそこでメルマガ出さなきゃいけないじゃないですか。で、修士論文書かなきゃいけないじゃないですか。
 なおかつ今、文化資源プロデュース塾ってのを2週間に1回やってて、今週の火曜日には福井健策さんという権利に詳しい弁護士の方とトークやってるんですけど、あれって8時から90分くらいライブディスカッションみたいなのやってんですけど、その前も文化資源プロデュース塾って僕やってるんですよね。10月27日に崖東夜話(がいとうやわ)っていうのをやるんですけど、それのロケハンをその日にやってたんですね、文化資源プロデュース塾の塾生たちと。それを4時からやってたんで、4時からその日は9時半までずーっと喋ってるという(笑)。
 その神田明神っていうところで我々はそこからイベントをやろうと思ってて、どういうところにカメラ置いてとか、こういう風に段取りやりましょうとか、ご飯はどこで食べましょうとか、 今ソーシャルディスタンシングを取らなきゃいけないんでとか、そういうことをやってたりして。なんか、駄目だ!アウトプット多すぎるな!みたいな。思ってます。

 思ってますと言ってもやっちゃってるんですよね。で、そんな中、色々なコンサルというかアドバイザーみたいな仕事はちょこちょこやってるんですけど。それこそ金曜日はアドバイザーの仕事が2つぐらいあったんですけど、なかなかいい感じにちょっと見えてきたのがあってですね。近々発表しますけど、ちょっと面白い感じになりそうなので。面白いんですよ。

東大後期開始/知るために耐える/指名のプレッシャー

 で、そうだ!なんでこんなにバタバタしてるのかと言うと、先週から東大の後期授業が始まったんですね。でもさすがにもうたくさん取るわけにはいかないんで、そんなに取ってないんですけど。でも語学は続けてきたから、一回休んでまた来期やればいいんですけど、でも来季はまた対面に戻るかもしれないですもんね。対面に戻ったら1限の授業とか取れないんで。
 あの、すいません、話をはしょってますが。語学の授業1限が多くて、1限って8時半からなんですよね、東大。で、2限が10時25分からなんですけど。去年、僕が1年生のときはだいたい1限の授業は取ってなくて、早くても10時25分に行くみたいな。それでも早ぇなーとか思いながら行ってたんですけど、ところが10時25分に東大の授業に行くためには8時半ぐらいに起きているわけですよね。まあ8時ぐらいには起きてるか…実際には7時くらいには起きてますけど。
 ってことは、なんだ1限取れるじゃんリモートになったんだからってことで取って、そこで色んな語学、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ラテン語、ギリシャ語、みたいなことをやってたりしてて ──あ?!今 iPad disconnected って誰かが喋ったぞ?あ、そうだ、スピーカーだ。スマートスピーカーが喋っちゃいました。聞こえたかな?まぁいいや──
 はい。なので成績というか全然できないんだけど、なんとなく考え方はわかってるぐらいの感じなんですけど。夏学期が1やったんで秋学期は2なんですよ。また来年やったらまた1になっちゃうから、来年また2を取るためには来年のまた今頃、1年後にしなきゃいけないとかなっちゃうと、ちょっと我慢して…我慢?っていうか、耐えてでもやっぱりやっちゃった方がいいかなーなんて思ったりして。1回知っといた方がと思うんだけど。
 前期って例えばたくさん授業受けてても後期の方の授業ってちょっと絞られるんですよね。だから前期は何十人もいたんで例えば指さる、じゃあこれ読んでみてくださいと、これ意味なんですか?ってこう指名されるのも少なかったんですけど、後期はむしろ学生が少ないので目立つ(笑)。さらっと聞いてるみたいなのが出来なくなって。で、前回はなんかそのプレッシャーはなかったんですけど、今回めちゃくちゃプレッシャーがあって、「そっか。授業中指されるってこんなにプレッシャーなのか」みたいなことを感じてるオヤジでございます(笑)。
 ね。感じてましたね。英語とかね。中学校とかで指されたりしてとか。高校時代とかも物理とか指されても全然答えられなくてみたいなね、こととかとを、今、急にやっておりますけども。

 まあそんなことで、だからなんかすごいバタバタしてる中、引っ越しもやろうとしてて。引っ越し先は決まったので、今日もこれ撮影し終わった後、田舎の方に行ってみようかなと思ってんですけど。本当は田舎の方で撮影しようかなとも思ったんです、これを。で、今すごい迷ってて。でも逆にそこに引っ越しちゃったもうこのバックの映像で撮れるってのはもうなくなっちゃうから、撮れるうちはこっちで撮っておこうかなーなんて思ったりしてね。
 そんな本当にどうでもいい…そうですよ、だから本当はこんなどうでもいいことをだらだらと喋ってるから人気ないんだろうなと。うん、まあ、いいや。人気ないっていうと人気なくてもいいやみたいな話にまたなんか…リサイクル?リターンしちゃうからね。リバースする?どっちでもいいや、何でも。はい、まあ、そんな感じでございますと。

今週のTwitter/ポジでもネガでもタネ⇔ネタになる

 で、そんな中ね。なんかTwitter僕何書いてたっけかな。あーそうそう、ここに書いてますよ。

今日は月一でアドバイザーをやってる企業の方々とディスカッション。新しい仕組みがようやく出来上がってきた!それも最近のコロナ禍での個人的なネガな悩みを言い合ってたら、そこから着想に火がついてのポジな展開。かなり未来を感じるワクワクな構想。アイデアが具現化するのはとてもドキドキする。

 って書いてんですけど。そうなんですよ、そのご相談されてる方が「いやもうちょっとコロナで色々大変です」ってちょっとローになってたんですよ、気分が。「何でローなんですか?」「これ、これ、これ、これ…」と。でも事業がうまくいってないというよりは、どちらかと言えばメンタルだったんですよね。で、そういう話を聞いたら、そこからアイデアが出たんですよね。そんなネガだったらこうすればいいんじゃないですか?って言ったら、え?「こうすればいい」こそがコンテンツとして面白いじゃんみたいな話で、そしたらもうお互い盛り上がっちゃって、なんかこう仕組みが出来ちゃったんですよ。

 なんかあの物事を考えようとするときに、あれなんでしょうね、自分の中のネガなものとかってことは多分なんかこうひかかってるって事だから、その引っかかってるものが種なんですね。タネの業界用語がネタなわけだから種がネタになるってのはそういうことなんだろうなーなんてことを思ったりもします。

最速で身に付く世界史&日本史

 その中で、今日の紹介する本はですね。これにしようかと思ってて。「最速で身につく世界史」角田陽一郎著、というのをヨウイチロウがご紹介しようかなと思うんですけどもですね。これ僕が何年に出したんだっけな?2015年に出してるんで、TBS辞める一年前に出してる本なんですけど。僕このコーナーで自分の本をちゃんと紹介してないよなあなんてちょっと思ったりしたんで。これ僕が書いた本の中で一番売れてる本でございます。実は新刊、新刊って言ってたのは何かって言うと「最速で身につく日本史」っていう本なんですね。なので日本史を書き終わったということで世界史について話そうかなーなんて思ってるんですけど。

 どこから話そうかな。この最速で身につく世界史って2015年に出てるんですけど、結構好評だったんで翌年には最速で身に付く日本史作りましょうよって言ったのが2016年。ところが2016年TBS辞めるんでちょっとバタバタしてですね、無理だなみたいな。で、2017年にじゃあ書こうかなと思ったんですけど、書いてるうちに、この世界史のレビューとかをAmazonとかで見てると「なんだこの学術書じゃない本は」みたいな。あとは僕が何となく左がかってて、右がかってる人からちょっとしたクレームみたいなものとか。別に左がかってもいないし、僕どっちかって言うと右でもない。この本は右とか左とかどっちでもいいんだけど、どっちでもいいと言う前にまず世界史を一回なんとなく理解した上でどっちかになった方がいいんじゃないですか?どっちにならなくてもいいんだけどみたいな風に思った時に、これが右です左ですみたいな話されちゃうと面倒くさいなーみたいに思ったりして。
 つまりそれって学術的なことへのアプローチみたいなことが違うんじゃないかな。すいませんね、これ学術的な本だとは全然言ってないですよ。学術的な本に最速で身につかないですからね。最速で身につく世界史なんていうタイトルの論文ないでしょ(笑)?だからこれはそもそも学術的なものではないんですよ。ただ学術的ではないものなんだけど、どう世界史ってものを切り取ればいいかっていうのを一回俯瞰で見てみると、自分の考えがより広がるんではなかな、なんて思ったりしてね。だから書いたんですけど、そういう批判を浴びたので、これ一回その勉強の仕方みたいなのやった方がいいよなーって思って、日本史の前に1回本出しませんか?って言って同じアスコムさんから「好きなことだけやって生きていくという提案」っていう本を出したんです。だから「好きなことだけやって生きていくという提案」って本って、実は「最速で身につく勉強方」なんですね。

最速で身につく勉強法

 で、最速で身につく勉強法なんですけど、あの本は好きなことだけやって生きていくという提案というタイトルなんですけど、何でか?っていうと、最速で身につく勉強法のつもりで僕は書いたんだけど、勉強法載ってないんですよね(笑)。で、載ってなくて、編集者の人にこれ勉強法って例えば何時間で暗記するとかね、こういう風に覚えるみたいなのが勉強法で、角田さんのこの本、勉強方じゃないですよね?って言われて。
 ところが!勉強そんなに苦手な方って、という勉強法を身につければ勉強できると思ってんですよね。ところが勉強ってメソッドじゃなくて、やっぱり考え方をどう捉えるかみたいなことだから、まずその考え方を知った方が結果的に勉強になるんですよ、と。ところがこの本を最速で身につく、だから勉強方じゃないというようなタイトルで出しちゃうと勉強法が欲しい人が読まないから、本当は勉強方が欲しい人がこの本を取って勉強っていうのはこういうことなんだって分かった方がいいから、タイトルと中身が解離してていいんじゃないか?みたいなことを、僕がまた屁理屈を言ったんですね。そしたら駄目ですみたいな話になって(笑)、まあ色々あって最速で身につく…最速じゃないや、好きなことだけやって生きていくという提案という本になりました。好きなことだけやって生きていくという提案という本はですね、またゆっくりどこかでお話できればと思うんで、その話は置いておくんですけど。

24の一般名詞で世界史の通史と未来

 この最速で身につく世界史って「24のキーワードでまるわかり」って書いたんですけど、世界史のテーマを24個に分けてるんですよ。第1講が文明の話、第2講は水の話、第3が宗教、第4が思想の話とかね。で、24が未来の話になってるんですけど。そういう風に一般名詞で…──(咳)、すいません、喋ってると咳出ちゃうんで、すいません。── 一般名詞で世界史を切っていくというよくある考え方の本だと思うんですけど、という風なことをやりながら、実はこの一般名詞でやってるのに通史になってるっていう。昔から今になってるっていう、両方のことをやってる本ってなかなかないんですよね。
 例えば文明の話って文明論みたいなことを語ってたりとか、例えばお金の話って経済学をやってる歴史の本とかはあると思うんですけど、例えばだからお金の話っていうのは第22番目なんですけど、これはもう戦後、20世紀の話をしてるとか。帝国の話っていうのはあのローマ帝国とかペルシャ帝国とかのお話をしてるとかってう風にやったわけです。
 これは学術的な本ではないですけど、そのコンセプトとしては結構面白いんじゃないかなと思ったんです。で、まあこの本を本当に世界史が詳しい人が読んでもなんですけど、ちょっと苦手だったなって思う人はこれを読んで頂くと、なるほどなるほどと言う風に、あぁこういうことなのねっていうのが分かって、我ながらいい本なんじゃないかなーなんて思って。だから実際、皆さん買っていただいてもう13刷りとかいってるのかな?なんですね。
 あとあれですよ?24番目は未来の話ってなってるんですよ。ね、歴史の本なのに未来の話って面白く無いですか?みたいな。またそんな細かいギミックが色々あるんです。だから例えば「はじめに」は世界史の話っていう話なんですけど、「おわわりに」は日本史の話っていう話になってて。ちょこちょこっとだけ日本のことは書いたんですね。ちょこちょこって日本のことが書いてあるんで、そのちょこちょこだけを集めて「おわりに」を作ったんです。だから「おわりに」って数ページしかないんだけど、それ読むと日本の歴史がわかるってう。ね?結構良く出来てるんですよ。すいません。
 ゴロウデラックスって言うSMAPの稲垣吾郎さんの番組にも出さして頂いて、まだTBSの社員だったんですけど、社員でありながら出さして頂いて嬉しかったんですけどね。稲垣吾郎さんすごい詳しいからそういうお話ができてね。

24の一般名詞で日本史の通史と未来

 そんな中、最速で身につく日本史を書きましょうと翌年ぐらいから言われて、あぁでもなー、僕は世界史は一応西洋史学科だったんでなんとなくですけど、日本史はまぁ分かんなくもないいいけど難しいなと思ったんです。さっきの右だ左だみたいな揶揄されるされるのがもっと増えるじゃないですか。あと日本史って世界史よりも知ってる量が多いじゃないですか。まあ覚える量が少ないとも言えるし。だからこれ違うよって言われる率が高いだろうなとか思って。
 それで、やりますと言いながらなかなか進められなかったんですけど、その時にまた一個ギミックを思いついたんですね。どういうことかというと、この世界史が24のジャンルに分かれてると言ったんですけど、この24のジャンルと全く同じジャンルで日本史も書いてしまったら面白いんじゃないかなーみたいな。
 だから例えば第一講が世界中のこの本では文明の話ってなんてるんですけど、日本史も文明の話といって縄文時代の話とかして。第二講で水の話ってなってて四大文明の話になってるんですね、世界史では。なので日本史では弥生時代の話にして。第三講は宗教の話ってなってるんですけど、キリスト教とかなぜ生まれたのか?とか、ユダヤ教がみたいなことを世界史ではしてるんですけど、日本史では仏教が日本にやってきたみたいな話とかってやって、こう全部やってくとね、日本と世界史が立体的に繋がって面白いんじゃないかなーと思って。
っていうものにんったんじゃないかなーと思うんですけどね。だから枷があった方が面白いなと思ってずっとやってたんです。
 で、一昨年、2019年ぐらいには出来上がったんですけど、色々やり取りとかもあったりしてちょっと遅れちゃって、で、本当は去年の令和になるタイミングのゴールデンウィークの10日間でほとんど書き上げて、8割ぐらい書き終わってたんですけど、なかなかそこから書けないところがあって、そこがなかなか書けなかったのが、今回ね、9月30日までにやっと書き終わりました。

本は書かれるべきタイミングで書き終わる

 でもね、これまた面白いなと思うのは何個もあるんですけど、最後の第24講が未来の話になってるってことは、世界史もそうなんですけど、これから世界はどうなるのか?みたいな話を書いてるんですね。日本だと第22講のお金の話ってのはまさにバブルとかの昭和の後期で、23講の情報の話ってのはまさに平成の話ってことを書いて、24の未来の話ってのは令和のことを書こうと思ってこれからの令和の時代はどうなのか?ってことで去年思ってたんですけど、去年もし書いてたらオリンピックやってとか全然違うこと書いてたのに、結果、結果1年遅れてほんとは去年の秋ぐらいに出す予定だったんですけどね。1年遅れた秋に書き終わったんですけど、コロナが起こってしまったわけで、そうするとやっぱりその未来の話ってのは全然変わったんですね。
 だから、このICUCで言ったかな?本って出されるタイミングで出るんだなと思ったんです。だから最速で身につく日本史っていうのができた時に、未来の話ってのはやっぱりコロナパンデミックの話を書かなければ未来の話じゃなかったんじゃないか?で、コロナパンデミックのことを書くってことは疫病の話を書くってこととすると、疫病は日本史のところでもたくさんあるわけですよ。江戸時代にもね、コレラとかあったし。ペストみたいなものもヨーロッパではありますけど、そういうように疫病が流行るってこととかをこれだけ僕らは2020年で大変になってるって事は、当然全く同じような事が過去もあったんですよね。だからそういうことも書けっていう、つまりそれが起こってからじゃないと最速で身につく日本史という本は完成させちゃいけなかったんだっていう。そんなことを思う。

 それってね、この世界中の方でもまさにそういうことがあって。世界史もなんか色々バタバタしてたんですけど、結果、6月の終わりぐらいに「分かりました、もう7月中に書きます!」みたいなこと言って、今からだったら1日1講書けば…って。で、なんとか書き終わったんですよ7月いっぱいで。
 8月になって編集者に見せたら、「うそ?書き終わったんですか?!どうせ書き終わらないと思ってたから9月までにしてたんです。」みたいな。あ、厳密に言うと書き終わってなかったんだ。24の内の20個ぐらいまで書いて、残りの現代史の4つだけが書けなかったんですよ。
 で、20個書いたんだったらすごいですって言って、じゃああとの4つはあと一か月かけて書いてくださいって言われて良かった良かったってなったんですけど、ちょうどその年の、2015年夏ってシリアの難民の問題がクローズアップされたんですよね。だから難民問題みたいなことってすごくこう未来の話に増えました。
 その年ってシールズって言う日米安保の話でデモが毎週行われてたここでもが毎週行われた時だったんで、そういう平和憲法とは何か?みたいな話とかもやっぱりこの本には入ったんですね。ってことは、そのがもし7月中に僕が24まで書き上げてたら入らなかったんですよ。やっぱりその事件があって書けということだったんだなって事が、すごくわかると言うか。だからそこでああやっぱり本というのは書かれるべき時に書くんだなと思いました。

ギミックは変えるべくして変えられる

 あともう一個はね、この世界史をやってる時にその一般名詞で文明の話、水の話、宗教の話しとかになってると言ったけど、これ一般名詞24個のうち、ひとつだけ一般名詞じゃないのがあるんですよ。これが第7講の中華の話。中国のこと書いてるんで中華の話ってなってるんですね。で、ちなみにその前の第6講は商人の話なんですけど、イスラムのことを書いてるんです。で、本当は第6講がイスラムの話で第7講は中華の話にしてたんです。ところが、イスラムの話を書いてるうちに実はマホメットという人は商人だったとなった時に、商人が生み出した宗教だから今のイスラム教が出来てるんだって話が面白いと思って、商人の話に変えたんですよ。たまたまなんですけど。
 で、中華の話は中華の話だったのでこの最速で身につく世界史は中華の話だけ中華という一般名詞というか固有名詞になってるんですよ、たまたまね。で、そんなことは置いといてこの本が出来て、さあ日本史の本を書きましょう、さあ日本史の方もも24個にしましょうってなった時に、そうだ!世界史と同じにしようと思った時に、中華の話ってあって良かったんですよ!そこが中華の話ってなってるんで日本と中国の関係っていうか、そこがたっぷり書けたって言う。うん、だからそこは中華の話になってたので良かったんですね。
 で、一方でその前の商人の話のところが、もしですよ?イスラムの話になってたらちょっと厳しかったんですよね、実はね。だって日本でイスラムの話って、6番目だから、時代で言うとまだ平安時代(笑)とかになってて、平安時代に商人の話は書けないというか、イスラムの話書けないじゃないですか。で、なおかつイスラムの話を日本史で書くのってなかなか、やっぱり相対的に関係性が深くないので、だから書きにくいじゃないですか。そこを商人の話にしてた自分を褒めたい!
 商人の話だったら日本の商業について書けて、中華ってところはまさに日本と中国の関係、韓国の関係みたいなこと書こうってことで書かれたのが書き終わったのが最速で身につく日本史ってことでございました。

青版赤版をお楽しみに

 これ(題字が)青くなってて、これ山川出版社の世界史って青くなってるんですよね。ちなみに山川は教科書ですけど、山川の日本史って赤いじゃないですか?だから最速で身につく日本史は赤くして青版赤版みたくなったらいいな〜みたいなことをね、考えておりますので、それが年内にでたら嬉しいなあなんて思っております。

 はい。そんな感じで世界史の話をさせていただきましたけども、自由大学の方でちょっと読書会で最速で身につく世界史のことを今日言ったような話から、じゃあ具体的にどういうことが世界史であるのか?っていうポイントの話をしようと思ってますので、僕の名前とかで検索していただければ、角田陽一郎か?ヨウイチロウか?の名前かは置いといてですけど(笑)、情報出てますのでもしよかったら読書会一緒にやりましょう。ということでICUC知的好奇心向上委員会のヨウイチロウでございました。また来週よろしくお願いいたします。


メモという名の私の感想

 私の場合、ICUCって最初の Intellectual と Curiosity が難関で、Update Committee はなんとか。なんとか Intellectual がいけても Couriositiy でつまづく。Couriositiy まで行けるとなに Committeeだっけ?になる。私は英語が苦手どころじゃないから仕方ないとは思いつつ、父はペラペラ話してたんだよな~。どうやって覚えたんだろうか。たぶん英語の歌詞で覚えたと思うんだけど。聞いておけばよかった。I need イタコ now。

 小さなことからコツコツと。両親が関西出身なので子供の頃からよく聞いたフレーズ。頭では分かってるし、よく聞く目標達成とか実現方法だけど、私の感覚だとこのやり方はもっと小さいベースというか、習慣の方が合う気がする。期日のないやつ。だってどうしても出来ない日もあるだろうから、そうるすと日々1,500字はやらないとな~なんて思うと、えぇ~1日1,000もと思ってたのに1,500に増えてるじゃん!となるわけです。それに、書き進め方によっては構成を考えてるけど書かない日とかもあるかもだし。だから1日1,000字予想を立てたヨウイチロウさんは予想を立てた時点で、啖呵切った時点で、ちょっと1日1,000字に近づいたのかもしれない。唐突に分かったけどだから私のダイエットは成功しないのか(泣)。ネガでもポジでも種になる、これだけしっかり覚えておこう。咲いてくれ減量の花。

 最速で身につく世界史…積読です。実は人生が変わるすごい地理は読んだものの、地理歴史は苦手という意識が強いからか?読んでなるほどと思っても記憶できないというか、いや、なるほどって自分に見栄張った気がするというか。苦手意識が知的好奇心を邪魔しただけで、知的好奇心が超低い分野だと信じたくない。

 なんでも経験してみること。ヨウイチロウさんの言う「1回知った上で考える」。怖がり症ってことで私には未経験のイベントがたくさんあって、それは読書会だったり、朗読会も。なんならライブとかコンサートもないし、友達に笑ってもらえるものとしては回転寿司とカラオケ(笑)。そもそも出版イベントなんかICUC参加のきっかけになった去年のアレだけだし。(あ、朗読の先生の喫茶店での朗読劇なら観たな。)
 それは余談で。実は私の初読書会参加は17日。ちなみに主宰はMONKEYって雑誌。ICUCで紹介された翻訳夜話(未読了)を僭越ながら文字起こしを翻訳の話になぞらえて読んでてかなり気に入っていて、柴田さんのTwitterを見てて見つけました。ハードル低かったんですよ、zoomの画面は主催者側でオフだし、会場の雰囲気に圧される心配がなくて。自由大学のヨウイチロウさんの方は…その日までに読めないので今回は見送りつつ、せっかくの機会なので、何日で読めるかチャレンジだけする。10月6日スタート。何日で世界史が身につくかな???

ICUCは
一人一人の知的好奇心がくすぐられるような
さまざまな「ヒト・モノ・コト」を
皆で持ち寄って
話して聞いて調べて楽しんで
自分の知的好奇心をアップデートしちゃおう
って集まりです。
(by 角田さん)
[CAMPFIRE]知的好奇心向上委員会 ICUC
ICUC note

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