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ICUC-101_2022.2.27【戦争について】

【ICUC知的好奇心向上委員会】の私の知的好奇心の向上&趣味の文字起こし。I see, You see ! Intellectual Curiosity Update Committee

角田陽一郎101「戦争について」ICUC知的好奇心向上委員会

ウクライナへのロシアの戦争が始まりました。
天災、疫病、そして戦争。
僕たちはどう考えるのがいいのでしょうか?

角田陽一郎 オフィシャルwebサイト

mireva channel

動画の内容(+文字起こしメモ&感想)

グリーンヘアで行こう

 おはようございまーす。知的好奇心向上委員会101回目でございます。バラエティプロデューサー角田陽一郎でございます。よろしくお願い致しまーす。もう23時になりそうですが、2月27日ですね。2月もあと1日ぐらいでございます、と。えーっとね、今週101回目ってことである意味…気持ちを入れ替えて言うとまた語弊があるな。今までと気持ち変わってない気もするんだけども、気持ちを入れ替えて何か話そうかなーなんて思って。話したいこと色々あったんですけど、色々あった割には…ね、戦争が始まっちゃいましたから。なんか色々思うところがあって、結局戦争の話、ウクライナの話しちゃうのかなーなんて思いながら始めておりますと。
 えーっと…この前からね、年末のクリスマスから髪の毛は緑にしておりましたが。緑にしててもですね、…あ、コウキさんこんばんは。よろしくお願いします。あのー、緑にしててもですね、いつも色を入れてるんですけど、あ、彩さん、ありがとうございます。「前の緑と結構変わりましたね〜」って言うんですけど、いや、あのですね、結構色とか入れてるんですけど、まあそんなに手入れとかもしないものですから、どんどん落ちていくんですね、色入れたやつ。多分人間の元々持っている髪の色と違うものというのはどんどん落ちちゃうんですけど。で、この緑…あ、MARIAさん、こんばんは。よろしくお願いします。緑入れてて、クリスマスに入れ後、落ちた割には結構落ちてなかったんですよね。だからこのICUCを毎週見てると落ち具合が分かってくると思うんですけど、意外に緑残ってて。で、今これ入れたばっかりですとね、こういうの人工芝的な色というかなんか、モールみたいな、お掃除する時のハケみたいな色というか、人工芝というか、うる星やつらのラムちゃんって言うか(笑) まあそんな様な色になっておりますけれども。だんだん枯れてくると自然の昆布の様な色になってて、なんか嫌いじゃないなーと思ってたんで、まあひと月に1回ぐらい色入れてるんですけど、気づけばふた月ぐらい入れてませんでした。で、流石にちょっと美容室行こうかなーと思って先週の水曜日、戦争の前日に行ってきたわけです。で、行って来て、そうするとこの色を薦めてくれた美容師さんもね、「ああ、こんなに残ってるんですか?!」みたいな。いいですね〜みたいな話になって。じゃあ緑で行きますか!みたいになったので、なんか…グリーンヘアーと言いますか、私もう当分これで行ってみようかなと、はい。ちょうどね、金曜日の日にはね、EXITの二人と打ち合わせというか、ちょっと対談みたいなものをしたんですけど。ね?カネチーもピンクじゃないですか。だからカネチーと…ピンクと緑で話しててなかなか。ああ緑ですねーとか言われながら、なかなか楽しかったんですけども。まぁこの感じで行ってみようかなーなんて思っております。
 なんかね、前も言いましたけど、この緑の髪だとボサボサでも何か狙ってボサボサにしているように見えるからそれでいいかなーなんで思いましてですね、はい。まあ、でもまあこれでも色が落ちてくるとまたどんどん…なんて言うんですか?人工的な緑から天然な昆布みたいなものになっていくんじゃないかなーなんて思ってはおりますが。そんな感じでございます。

震災、疫病、戦争のリアリティ

 でね。なんかね、戦争の話に行くと半ばちょっと憂鬱ですよね。ただボクは大学ではですね、大学時代は西洋史学科っていうところにいて。その後、今は東大の文化資源学ってのをやってますけども、なんて言うんでしょうね、やっぱり世界史を動かしてきたものって言うんですか、それってやっぱり震災、天変地位がひとつですよね。で、もう一つが疫病、感染症と言うか伝染病と言うか。で、もう一個が戦争。うんまあ、その3つから来る飢饉、飢饉というのが一番歴史を動かしてるんだと思うんですけど、その飢饉というものってやっぱり天候の調子が悪いとか、伝染病で労働力が落ちたりとか、戦争で落ちたりとかってことで食料が足りなくなって、結果なんかこう戦乱、革命的なものが動いて国が変わるみたいなのが歴史だったと思うんですけど。なんかね、ということをそれこそ大学の時から、それこそ普通に子供の頃から父と話したりとか、単純に色んな読み物読んだりとか。で、嫌いじゃないんでずっと見て来たんですけど。なんとなく世界史の出来事ってフィクションだよなーなんて思ってる…、フィクションと言うと語弊があるけども、自分の…ねえ、チンギスハンが、ジンギスカンがユーラシア大陸を統一したって言われても、それと自分の今の人生を重ね合わせるみたいな事なんて結構ないだろうしね。ナポレオンがロシアまで行って冬将軍で負けたっていう事実は知ってたとしても、なんかやっぱり遠いものだよなって思ってる…。まあ日本史の方だとね、まだギリギリ…なんて言うんでしょうね、ちょっと自分の住んでいる地元とかね、あとはじゃあその…なんて言うんでしょうね、自分がこう出かけた観光地みたいなことで、ちょっとリアリティを感じるときってあるよなーと思ったりしますけど。世界史なんてまあないじゃないですか。まぁ少なくともボクはね、うん。
 …だったんだけどね。やっぱりこう…311。2011年の3月11日の震災っていうものをやっぱりこう感じた時に、そこから原発のメルトダウンと言っちゃっていいのか分かんないけどメルトダウン的な…。だからまさにね、1986年のチェルノブイリ原発の時のメルトダウンってやっぱり遠いなーと思ってたけども、2011年の福島の原発事故っていうのはやっぱりなんかこう、すごい…、あの時の原発の破壊されていく映像を見てたら、たかだかね、自分の住んでるとこから数百キロしか離れていない場所でそういうことが起こるっていう、そういうリアリティみたいなものを感じましたよね。それまで原発事故ってアメリカのスリーマイル事故だとかチェルノブイリだとか、やっぱりちょっと遠いものだよなーって思ったところが…と思ったと。で、疫病なんてみたいな話もね、コレラがかつて流行ったとかペストが流行ったとかっていうのはその歴史事実としては聞いてるけども。でね、最近なってもエボラ出血熱とかあるけども、まあ遠い所だよなーって思ってたのがね、まさに2020年からの新型コロナウイルスでね、マスクしなきゃ生きていけないとか、自分で篭っていかなきゃいけないとか、ああリアルで感じるんだなーって思っててね。

世界を動かして来たもの
1.震災 2.疫病 3.戦争
を原因とする飢饉。

 で、これまぁ…こんなこと言うとなんだけど、自分の近しい人とかにはね、ボクは言ったんですけど。震災があって疫病があって…ということは間も無くボクらは多分もう一個の戦争っていうものを体験する可能性があるんじゃないかなって。確率的に言うというか、世界史の。
 言うてもね、1945年から戦争というものは体験している人ははるかに少ないというのを…日本人的なね、まあ当然体験されている方もいらっしゃるんだけど、ほとんどの人が体験していないという。でもそれって逆言うと疫病だってね、ほとんどの人が…また公害病みたいなものは別だけど、伝染病的なものはほとんどの人が体験してなかったというところで。うん、まあ震災に関して言えばその前の阪神大震災とか新潟とかたくさんあるから、1番は比較的日本のお家芸と言ったらあれですけど…ね、台風も含めて。降雪も含めて。お家芸的に1番の震災に関しては結構体験しているなーと思ってたけど、2番と3番っていうのは2番と3番になればなるほど遠いものだなーと思っていたところ。ね、ほんの数年前に疫病というものを自分たちは体験して。って思ってたらね、このウクライナの危機みたいなものが…ちょうど木曜日ですもんね、また数日つしか経ってないけども。で、それって1番と2番の震災と疫病があるからかどうかわかんないけど、その3.戦争というものに対しての身近な感じっていうのが…でもウクライナなんてね、ウクライナなんてねって言うと失礼ですけど、そんなに身近じゃないじゃんっていう思いもある中で。でもね、北朝鮮のミサイルが頭上をポンポン飛んでるみたいなところみたいなものとか、中国との関係とか、そもそもロシアなんてね、日本接してる訳ですからね。海で隔たってるとは言え、隣国なわけだから、すごく、すごく、なんかリアリティを持って歴史のダイナミズムみたいなものを感じるよなーなんてのがここ3日間ぐらいの思いだなーと思うわけです。

それでも歴史は展開する

 で、そう思った時に、まぁ結局ね、このICU知的好奇心向上委員会なので今日は知的好奇心なのか戦争についてのことでちょっと思うことを言おうかなーと思ってるんですけど。まあ本質的に言うと戦争をしかけたプーチンっていうかロシアってのは全然話にならないほどダメなことだとは思います。戦争しかけてるからね。でもね、それだって最近の歴史学者の方達はそれこそね、えーと…パッと名前が出てこない、歴史家の名前が…。うん、なんて言うんでしょうね、ここまで核の抑止力みたいなものが出来てしまって、で、尚且つ領土的野心みたいなものが21世紀になったら意味がない中で、戦争ってのは年々減ってきているんだと。これ、データとして、事実としてあるんですよね。明らかに19世紀にとかの方は戦争の数は多いし、20世紀って圧倒的に戦争で亡くなっている方が21世紀より多いですよね。大戦があったからってのもあるけども…っていう感じで、圧倒的に戦争の被害っていうのが20世紀までに増大してしまって、多分それが広島と長崎がピークなんだと思うんですけど。
 そこからこう…つまり大国間が領土的野心で争うということは意味がないことだっていう風に、尚且つ大国同士が戦争してしまったら本当に核戦争になってしまうから、もう実は戦争って起こらないんじゃないかと言ってる学者の方も結構いらっしゃいますよね。薄々ボクもちょっとそう思ってたところがあるっていうか。で、これって領土的野心の無意味さってよくどっかにも書いてありましたけど、例えば中国がアメリカの…なんでもいいですよ?シリコンバレーでもハリウッドでも、なんかそういうものを自分の手中に収めたい!って仮に思ったとして。思わないかも知れないけど思ったとして、昔だったらハリウッドとかシリコンバレーを自分の領土にしようって考えたんだと思うんですね。ところが仮にその領土を中国のものにしてもハリウッドでもシリコンバレーでも、そこで作っている人たちがそこから出て行ってしまえば、その領土を持ってても実は意味ないですよね。うん、だから昔だったら強いて言うなら天然資源を獲得できるという意味でのその土地を持つということに価値はあったんだけど、その土地を領有するということよりもそこにまつわる情報とか人間とか、そういうものが自分の国に組することの方が有益だという様な考え方があるから、領土的野心ってのはそんなに意味がないんだよなっていうことを言われていたと。
 ところが今回のね、ロシアのウクライナなんてあからさまに領土拡張的な動きをしているわけで。で、尚且つウクライナなんてね、大国なわけですから。大国同士が争っているっていうことでいうと、なんかまさにね、1989年に天安門事件があって、ベルリンの壁が崩壊した1989という時の前にはね、フランシー・フクヤマさんという人が歴史の終わりっていう、このまま民主主義が進むと、民主主義というのが国の最終形態だからそれ以上は歴史が展開することがないっていうことを唱えてたんですよね。日経の福山さんというアメリカン人が。ところが1989年で社会主義が崩壊した後、結果、実はテロというかね、新しいナショナリズムというかね、そういうもので結果的に歴史ってのは動いてきて。で、2001年の911が起こって。それこそタリバーンが起こってとか。実は歴史ってどんどん動いてるじゃんっていう風に言われました。
 ってことで、でもそんな中でじゃあ歴史は動いてるって言っても昔だったら冷戦っていうか、結局代理戦争というか、資本主義陣営のアメリカと社会主義陣営のソ連、ソビエト連邦が直接戦わなくてもベトナムでだったりとか、アフリカでだったりとか、南米、中南米であったりとかで代理戦争的に戦ってきたじゃん、──ボクの「最速で身につく世界史」ってところにも書いてますけど。久しぶりに持ってみようかな「最速でみにつく世界史」…「最速でみにつく世界史」久しぶりに持ってようかなと思ったら手元にないや!んっふっふ!まあいいや!はい。──にも書きましたけど、実は冷戦ってのが第三次世界大戦だったんじゃないか実は…とか書いたりしてるんですよね。そう。だから第二次世界対戦であまりにも戦争の被害が拡大してしまったんだったらば領土拡張とか爆弾を撃ちまくるみたいな、人を殺し合うみたいな戦争ではないパターンの戦争というものが実は行われてた、それが1989年に崩壊して1991年にロシア…ソ連が崩壊してっていう様な感じ第三次世界大戦が終了したのではないか?みたいな的なことをボクは「最速で身につく世界史」では書いてるんですけど。
 なんだけど、そういう意味でこの2022年の2月の24日、25日…24日か──にロシアがウクライナをこう攻めたっていうもっていうのは、ああやっぱり大国が領土という意味で戦争を開始するんだなということの、だから歴史はまだまだ終わらないっていうか、また新たな所に行くんだなっていう…うん、愚かとも言えるし、必然とも言えるし、そういうことなんだなーなんてことを感じますよね。

他者の建前と本音を考えてみる

 で、もう一方で。じゃあロシアのプーチンがやってる暴挙って本当に暴挙なのかって言うと本当に暴挙だと思うんだけども。なんかその世界というか歴史を見る時に他者の気持ちになって考えてみる、と。これはテレビの番組作っててキャスティングするときも一緒なんですけどね、タレントさんを。相手の気持ちになって考えてみようって。これって実は小学校とかでね、クラスの皆んなと仲良くする時にも使うよく言われる言葉だと思うんですけど、相手の気持ちになって考えてみようってことって歴史を見る時にすごい大事だと思うんですけど。プーチンというかロシアの立場側を肯定的に考えてみるっての、ちょっとありだなーってボクはいつも思うんですね。それって日本と北朝鮮が揉めているとか、日本と中国が揉めているとか、日本と韓国と揉めているとか、アメリカとメキシコが揉めてるという時に、自分側の方の気持ちだけで考えていくと自分側行動理念の方が正しいし、相手の行動っての間違ってるなって見えるんだけど、相手側の立場で考えてみると実はなるほどなーって思うことって結構あるよなーみたいな。
 で、実際ね、なんかアメリカの…アメリカじゃないや、ロシアの大使館ところにプーチンが演説した…24日か、24日に演説した言葉の英訳が出てて、それを日本語訳にしている方がヤフーニュースになってて、それを読んだ時に…まあプーチンが1時間喋ってるからすんごい長いコメントなんですけど、それ読んだらああやっぱり、ボクはなるほどなと思ったし、自分もプーチンはそう考えているんじゃないかなと思ったって言うことがあったんで。もしね、本当にもう検索したら出てくると思うので、あれをよりちょっと読んでみると少なくともプーチンが考えていることってそんなにマッドネスでもないって言うか、彼はそう考えるだろうなっていう風にボクはなんかすごい納得してしまうんですよね。
 でね、これってね、すごい言葉を選ばないと誤解をされるんですけど、まあ…このICUCそんなに見てる人いないから誤解されないかも知れないけども。なんて言うんでしょうね、一国一国、民主主義国家っていうか国民国家が平等で、一国一国には自分たちがどういう国をどういう風に運営するかっていうのには自由な権利があるっていう建前っていうのは建前的には正しいし、本当に正しい。…だと思うんですよ。うん。それって学校でクラスの中で鈴木君と佐藤君と田中君がいたとして、彼らに権利の不平等ってものはないっていう前提じゃないですか。なんだけど、ドラえもんのジャイアンじゃないけども、鈴木君が佐藤君、田中君よりも偉そうにしてるとか。なんだったら鈴木君に佐藤君が舎弟みたくなってるとか。なんだったら田中君と鈴木君が対立構造にあって、田中くんを倒すためにとか。そういうことって…まあ日常の言葉で言えばいじめとも言えるし、勢力図みたいなものって実際ありますよね。だからそれって人間の学校内でもあるし、会社内でもあるしっていう様なことが国同士でもやっぱりあるんですよね。で、いざこういうことが起こると国というのは建前的には同じ一国家一権利なわけだから平等じゃんって言い方になるんだけども、本当にそれで動いているのか?それは一方でロシア側じゃない西側というか、アメリカとかEUとか、じゃあ日本とアメリカの関係とか、本当に田中君と鈴木君と佐藤君は平等なんだっけ?っていうところと照らし合わせて考えると、そうとも言えないところがあるじゃないかと。
 で、そんな中でじゃあ仮に佐藤君というアメリカ側と、鈴木君っていうロシア側があったとして、ずっとバチバチ…ロシア側というかソ連側がバチバチ、バチバチ、少なくとも1991年まではやってたわけですよね。で、やってた上で鈴木君側が負けたわけですよ。負けたわけだけど、鈴木君としては佐藤君と仲良くしながらも鈴木君の権利をどう守っていくか?みたいなところで鈴木君のグループにもともと15個、国があったんですよね。逆に言うと鈴木君以外に14人の舎弟を鈴木君は持ってたわけですよ。それで14人の舎弟のうち、エストニア、ラトビア、リトアニアという三国がいなくなり、とか。三国が佐藤君側に付きとか。で、どんどん、どんどんついてって。で、さらに言えばその15人の前に、もっと前にそれ以上にポーランドとかチェコとかスロバキアとかハンガリーとかルーマニアとか、さらに言えば東ドイツとか。さらに舎弟的な人たちがいたのに、それがどんどん、どんどん寝返寝ってきてるわけですよ。で、寝返って、寝返って、寝返って、寝返って来て、マブダチだった…だからロシアからすればマブダチだった、ジャイアンからすればスネ夫的なベラルーシとウクライナっていうのは、ベラルーシなんてのは白ロシアでベラルーシですからね、うん。だからでウクライナっていうのもそもそも自分の中では、鈴木君の中ではもう俺たち仲間じゃん、あるいはむしろ佐藤君と戦うためにむしろこれだけ良くしてきたじゃん、それが鈴木君の舎弟であるベラルーシとウクライナにとってはいやいや邪魔だったんだよ、お前が強権的だから嫌だったんだよっていう気持ちとかも当然わかるんだけども。そういう中でやってきたじゃんみたいなものがどんどん、どんどん、奪われて行った時に、ウクライナさんがなくなってしまう…そこまでが佐藤君領土になってしまうと…つまりNATOに入ってしまうってことになると、結果的にもう自分たちの本当に…レーゾンテートルとか、存在が危うくなってしまうんじゃないかと思う。

根源的な恐怖心

 それというのはその前に言えばヒトラーとか、さらに言えばナポレオンとか、どんどんお前ら攻めてきてんじゃん!と。うん。第二次世界大戦のね、死亡者の、国別死亡者のリストを見ると原発を落とされている日本とか中国とかの方が死亡者が多いかなーってやっぱ一瞬思うんだけども、圧倒的にソ連の人たちが亡くなってますからね。圧倒的!ですよ、もう桁が違うくらい亡くなっている。それぐらい攻め込まれてきている。それくらい攻め込まれてきた事への恐怖心、根源的な恐怖心みたいなものがあるからロシアという国を守る感じでソ連という中にベラルーシとか、ウクライナとか、アゼルバイジャンとか、アルマニアとか、アルメニアとか、カザフスタンと、ウズベキスタンとか、様々な緩衝国みたいなものを配置しておいて。で、ソ連ってのを形成し、そのソ連ってのの外側にさらに言えばポーランドとかチェコとがハンガリーとかを作っておいてクッションにしといて。さらに直接対峙するのはドイツの中に東ドイツと西ドイツっていう風にその恐怖心からの配慮みたいなもので作られてきたものがそれこそ1945年ぐらいから作られてきて。それが北朝鮮と韓国とも言えるし、北ベトナムと南ベトナムとも言えるし、キューバとも言えるんだけど。そういうものを作ってきたものが、そのから40年余りで1989年、バラバラバラバラッっと東欧、東ドイツがなくなり、東欧がなくなり…ってなって行った時に、根本的な恐怖と、さらに言えば今回ソ連がなくなったことで自分たちは西側と仲良くしましょうよと思ってるにも関わらず、その自分たちの敵だったNATOというものがどんどん自分に攻めてくるじゃんかと。
 で、NATO側の論理で言うと、いやいやいやいや田中君、ウクライナさんにだって一国、一人一人には権利があるわだから。どういう国がという風に生きようと、それは…っていう、急に人権論みたいなものが持ち出されてきて。大義名分的なものが。それって鈴木君、つまりプーチン、ちょっと…ふざけんなよ、おい!って思うんじゃないかなとボクは思いますね。
 それって北方領土がずっと…、日本で言うと北方領土がずっと帰ってこないことと本質的には似てるんですよね。これって内田樹さんが言ってたんですけど、なんで北方領土が返ってこないかと言うと、沖縄って米軍基地がたくさんあるじゃないですか。実質あそこはアメリカの南方領土なんだと。だから日本は南側を南方領土としてアメリカが牛耳ってて、で、ソ連、ロシアから言わせれば南方領土を少なくともアメリカさんが牛耳ってるんであるなれば我々も北方領土を牛耳りますよと。平等じゃないですかっていうことなんだと。だから米軍の基地が沖縄から出ない限り北方領土は返さないんだよっていう風にずっと前に言われてて。全くその通りだよなあと思いました。今、更にそこに中国みたいな話が出てきちゃってるからまた話は全然もう一個くらいファクターが増えて来ちゃってるから全く見えなくもなってはいるんですけど。うん。
 で、さらにそのプーチンのね、ホームページに書いてある演説の内容みたいなモノを見ると、ウクライナっていう国がナショナリズムで自分たちの国だ!国だ!って言ってるのもそもそも本質的な間違いで。ソ連っていうものを作った時、”ソビエト連邦の中の国”っていうことで作られた国なんだよ、と。なのでソビエト連邦がなくなった時点で、それってウクライナの領土だよとかウクライナの資源だよとか言ってるのって…。で、尚且つソ連自体の借金みたいなものはロシアが返してるのにとかプーチンは言ってましたね。どこまでが本当か分かんないけど。…みたいなこととかを言ってて。彼がそう考えるよなーってのはボクはなんか理解してしまうというか。
 でもそれって動揺に1941年に太平洋戦争が始まって、それって満洲国みたいなものがあって、満州事変があって、日中戦争があってという時の日本の立場ってどう考えたって西洋諸国が見ると勝手に満洲国なんか創って、勝手にどんどん攻めてみたいなことなんだけど、日本には日本のロジックがあったと思うんです。それが良いか悪いかは別ですよ。で、そのロジックの裏側で言うと、アメリカ側の…アメリカ側の無理めなロジックみたいなものってすごくあるよなーと思った時に、まあ本質的に戦争はダメだし、ボクも嫌なので、本当にロシアの民衆の人達がね、プーチンに反旗を翻していただくのが一番…それを我々も協力するということでプーチンの野望をくじくことがいいと思うんだけど、”ウクライナというものがNATOに入るってことをNATOが認めているということはプーチンが絶対許さない”って言ってることだけはボクらも知った上でウクライナ問題っていうのを考えた方がいいんじゃないかなと。で、それっていうのは日米安保条約があるから中国はどう思うとか北朝鮮がどう思うかみたいな話を本質的には似てるよな、と。さらに台湾問題っていうのがありますしとか。まだ日本と韓国の竹島問題もあるしとか。中国との尖閣諸島問題もあるしとか。っていう風に考えると少なくとも…なんて言うんでしょうね、話がもう戻りますけど、天変地異っていうのがあって、疫病ってのがあって、そして戦争っていうのがヒタヒタと来てる感じというのって、うん…なんかボクらは考えた方がいいのではないかなーなんていうことをすごく思いますね。
 じゃあそんな中でね、憲法第9条っていうのはね、ボク憲法第9条大好きなんですけどね。戦争放棄ってね。かっこいいと思うんですよね。うん、ボクかっこいいの好きなので。だからそれが有益なのか無益なのかみたいな議論とかもあるし、自衛隊をどうする?日本はどういう風に日本を守っていくんだ?みたいなところ歴史が食い込まれてきてる気がちょっとしますよね。で、どっちが良いか?どっちが悪いか?みたいなことっていうのは正解も当然ないわけですしね。ただそういう事を考えるっていうことがすごい大事なんじゃないかなーと思ったのが101回目のICUC。あれ?!久しぶりに知的好奇向上的なお話になっている様な気もしますね、うん。なんか…そう今ね、最後にMARIAさんが「私は戦争は嫌です。平和主義です❤︎」っていう。全くその通り。で、この平和主義ってのも本当にボクも、ボクもそうです。ボクもそうなんだけど、これ一番のポイントはですね、”ほとんどの人が平和主義”なんですよね。で、ほとんどの人が平和主義で、その平和というのをどう実現するかの時に軍隊があった方が平和なんじゃないですか?ない方が平和なんじゃないですか?と言うところの議論の展開の違い、核ミサイルを持ってる方が平和じゃんか、だから持った方がいいんだって考える人のロジックもあるって言うことを踏まえた上で、どうやればラブ&ピースでいけるかってことを考えるってことなんじゃないかなーと思っております!はい。知的好奇心向上委員会でございました。また来週よろしくお願い致します!

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文字起こし後の文字寝かし

(好き勝手に思った感想を書き残しておくことを文字寝かしと言うことにしました)

 グリーンヘア人口は少ないけど、先日、近所のドラッグストアで昆布寄りのグリーンヘアのお兄さん見かけた。ああ角田さんと同じだなと思うとこの人は良い人なんじゃないかと思えてしまう。私は1.5ヶ月毎に美容室でカラーリングするけど、やっぱり同じ色の2度目3度目となると発色の良さは格段に上がる。ここ10年は白髪が多いというのもあるけど、元々発色が良い髪なので美容師さんが毎度嬉しそうで、私もそれが嬉しい。…昆布寄りの緑って(笑)

 目を背けるべきものじゃないけど、やっぱり自分のメンタルを優先にしているので、今回の戦争のニュースはほとんど見ていない。角田さんの様にどっちが良い悪いということは抜きに、いい意味でお勉強的に接することが出来る情報だなと思ったソースだけ読んだり聞いたりする程度なので、あまり感想が出ない(感想を持たないことがほぼメンタル保護と同義なので)から、独り言てきにポツポツ書き留めてみるとすると…

 条約、契約は双方とも5割納得5割譲歩だったとしても、結局譲歩した5割は燻ったままなんだな。角田さんが解説してくれた”ウクライナという国はソ連というシステムの中で成り立つもの”みたいな。非難されることを厭わないなら契約はすぐ反故されるし、反故されたら反撃もある。

 日本の様にあちこち米軍基地が残った国は他にもあったけど、国民の運動によりほとんどの地域は変換され、こんなに残ってるのは日本ぐらいだと聞いたことがある。国の時間と国民の時間は流れ方が違う。国民にとっては私と同じ、個人の生きる時間。生まれる前の”歴史の中の戦争”の後遺症をに痛みなんか感じない。ただ今の機運や常識に照らし合わせて合わないとなれば、あとは合わせるだけなんだ。

 利害関係がなければ基本的にはどの国だって戦争反対だし、被害に遭われた人を助けようとするし、ロシアに向けて抗議もするけど、今時はどこの誰かも分からない集団がハッキングで直接戦争の邪魔をする。彼らは自分達のロジックの上に成り立つ平等とか平和を電子的に武力行使するだけだから、簡単に良い人たちとは言えないだろうけど、やはりちょっと期待を込めた視線で見てしまう。戦争などの混乱した状況下における英雄ってこういうことなのかな。
 これからの戦争はこういう平和”の”闘いを仕掛けてくる遊撃的(に見える)集団の可能性も考えなきゃいけないのか。ロシアは彼らの横槍を想像してたんだろうか?

 SWIFTでの経済制裁は過去のこの事例から思うに大した打撃にならないだろうとツイートされてる方がいた。経済制裁があることぐらい想定内だろうけど、打撃を最小限に抑える様に既に手は打ってあったりするんだろうか?制裁する側も無傷じゃないから形だけの脅しみたいな手は使わないだろうけど、大した打撃にならないと分かってたとして、それでも他に出来る経済制裁がなかったとか、あの時この程度で済ませたじゃないかと後々何かの口実にしたりがあるんだろうか?駆け引きほど難しいものないな。

 縄張りって言葉から思うのは、やっぱり人間も動物だったんだということ。縄張りとは地の利がある場所、自分の安全が確保しやすい場所。一等安全性の高い場所の安全性を高めるために縄張りは外へ外へ広く持っていた方が有利だから、つまり安全な場所は作りようがない。どんなに頑張っも安全が確保しやすい場所でしかない。だから外へ広げる。時々外へ広がる際にドーナツ状になって中央が消滅したりするけど。狼やピューマみたいな広範囲で活動する動物の観察より、机の上で観察可能な微生物の動きって、人間の戦争の方法とか歴史の研究に役立つ気がするけど、実際使われてたりするんだろうか?

天然資源や領海みたいなものが欲しい場合を除いて産業の様なものは土地を領有しても獲得できるものではない。放棄された工場ならそのまま使えるかも知れないけど、プログラムみたいなものだったらおそらく消去していくだろうし…そうか、今時プロブラムなしで動く工場なんてのもないだろうから、結局ほぼ開墾レベルからの作業になるけど、それでも欲しいか?買った方がよくないか?と。

 白ロシアとは「スラブ語の白い(ベラ)ロシア(ルーシ)=白いロシア人で、また白は高貴、自由であり、13世紀のモンゴル侵入においてその支配を受けなかったことに由来する」とのこと。国旗の図案の解説からもソ連時代からの関係性が滲んでるように感じた。(ベラルーシ共和国基本情報(東京都立図書館)
 ウクライナは、「スラブ語で、辺境・国境地方。4世紀頃から東スラブ人が定住、9世紀頃にノルマン人(ルーシ人)が南下してキエフ・ルーシ公国を建国したのがはじまり。」とのこと。国旗の解説が角田さんの話していた独立の話の部分だった。漢字表記は白露西亜、西露西亜、白露、略称は漢字重視で「白」、発音重視で「辺」なのだとか。(ウクライナ基本情報(東京都立図書館)
 国旗の青は空、黄は大地を染める小麦と農業を表す。Wikipediaの紹介分でも肥沃な農地が広がっているため、世界有数の穀物輸出国とあった。ロシア、フランスに次ぐ大きな軍隊を保有。発展途上国、ヨーロッパで2番目に貧しく、非常に高い貧困率と深刻な汚職。漢字表記は宇克蘭または烏克蘭、略称は「宇」。

いつでも著書を持って映せるように、著書は一番近い本棚にぜひ。

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