「騙すように」という言い方は不思議。丁寧に慎重に、では表せないニュアンスをどうにか表そうとしている。失敗してもやり直せない、慎重では足りなくないとき。慎重さを優越的に楽しもうとするとき。私のスケールは騙すつもりもなく騙されがち。粉をサラサラ入れていくと騙されて軽く表示してしまう。

道端の木。実が成っている。名前も分からず、花が咲いた覚えもなく、こんな実も見たことない。誰かが植えた訳でもなさそうで、歩道に伸びてきたら切られる。それでも勝手にここで生きて、伸びて、切られている。 私だったら切られて痛いとか、なぜ切られたのかとグズグズ言うけど、木は言わない。