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つれづれ…なるままに。156。

【学校図書館の細かいcheck】

さて、緊急事態解除となり、来月から様々な形で、学校が始まると思います。

正直、学校図書館なんて利用する余裕はない!というのが、先生がたの本音でしょう。

ですから、尚更、準備を整えて…急な依頼や突発的な出来事に、すぐ対応できるようにすることが、学校司書の仕事です。

① 名簿は完璧ですか?

貸出しを始める前に、転入出児童生徒の確認をしましょう。意外とコチラまで情報は来ないものです。1番良いのは事務さんと仲良くなることです。

② 教科書に載っている本は自分の図書館にありますか?

今年度、小学校は教科書が変わりました。
国語などに、単元に合わせて紹介している本や、巻末の本の一覧などを見て、所蔵していない本は優先的に買いましょう。

人気作品の続編などより、まず、学習面を充実させましょう。

③ 利用指導(オリエンテーション・ガイダンス)の内容を、学年単位で打ち合わせをしておきましょう。

低学年なら、図書館に関係する本を読み聞かせ「この学校はどんなルールだったかな?」と、基本のルールとマナーの確認をする、などします。
あと、単元を勉強している最後に載っている本を読み聞かせしたり、紹介すると良いでしょう。

ちゃんと分類について話をする場合は、2年生からです。
背ラベルの最初の番号の本が、図書館のどこにあるか?どんな本が集まっているか?などを、ゲーム感覚のワークシートを使ったり、工夫をして

「どこを見て、どこに返せばいいのか?」
「よみたい本は、このあたりにあるんだ」が理解できれば、充分です。

中学年以上は、利用に関しては必要ないのでさらっと確認します。
そのあとに

・図鑑オリエンテーション
・百科事典オリエンテーション
・年鑑の見方、使い方
・ネット検索の正しいやり方

などの利用指導を、担任と相談をして「いつやるか?」を決めておきましょう。
単元に入る直前が良い場合があるので、ここは打ち合わせをしておきます。

(学校全体が落ち着いてからでも大丈夫です)

④ 年間学習予定表をもらいましょう。

各学年の、全教科を1年間に割り振った予定表をもらいましょう。
今回のように、イレギュラーな場合は、学校が作成し直すこともあります。
必ず、司書教諭か担当の先生にお願いをしてコピーでもよいので、準備をします。

⑤ 事務さん、用務員さん、養護教諭、講師の先生と仲良くなりましょう。

異動などで、メンバーが変わった事務室のみなさんには、あらためてご挨拶をします。

「今年度も、なにかとお邪魔しますので、よろしくお願いいたします」ぐらいは、ひと言挨拶をしましょう。場所的に、毎日朝一番に会う事務さんには、明るく「おはようございます!」と、存在感を示しましょう。


馴れ合いではなく「情報を共有するため」仲良くして、挨拶も元気よく、話題も美味しいお店から、お互いの愚痴を言えるくらいになっておくと良いでしょう。
専科の先生などは「鑑賞に使う画集とかは必要ですか?」「バレエの原作本がありますよ」などの声かけをしておくと利用してくださる機会が増えます。

とくに、図画工作で「魚や生き物を描く」という課題には対応できるように、写真集などもいくつかあると良いです。

以前「ジャングルが載っている本はありませんか?」と言われて困ったことがあります。
今は、出版社によって、いろいろ写真集をだしているのでチェックしておくことも大事です。

まずは、最初のスタートが、今年度はそれぞれの地域でかなり異なりますが、これだけは気を付けておくと、1年間スムーズにできると思います。

これはなんでしょう?
図鑑が必要ですかね。

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