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つれづれ…なるままに。185。
【学校図書館のちょっとした小道具】
分類について、教科書にも掲載されたこともあり、現在、オリエンテーションで大変です。
こんなときのために?小道具を、いろいろ用意しています。
今回はこれが大活躍しています。
ホワイトボードに磁石で貼れるように作った「背ラベル」の拡大版です。
2年生から6年生まで使えます。
(実は、もうひとつ小道具ネタがありますが、また今度)
分類を(日本十進分類法にのっとって)説明します。
低学年は自分で返すことができるようになるために。
高学年は自分で資料を探せるようになるためにです。
言葉も、教科書より詳しく、簡単な表現を意識して話します。
0→総記ですが、はっきり言えば「いろんなことが載っているから、テーマが決められない本。」と伝えます。高学年には、百科事典とかあるよ~と言えますが、総記は難しいのでサラッと流します。
1→哲学は「生きてるってどうしてかな?とか愛ってなに?と答えがでない事について書いてある本。」と説明します。正しいかと言われると…小学校の場合は、意外にそういう本が多くなります。
2→歴史・地理ですが『29』の地理を強調します。国や地域についての事が書いてある本、と言っておかないと…実は、あまり見ないのです。
3→社会科学は「政治・経済・福祉・習俗・文化と幅広いので、後で本棚で確かめてみてください」ぐらいの説明で終わります。
実際、見たほうがわかりやすいです。
4→自然科学は、これは良く使うので、別の小道具で少し丁寧に話します。
一番身近で、子どもたちの興味をひく分類です。
5→工業ですが『59』には『家事』がありますので「みんなが良く探す、料理やお菓子作り、手芸もココです。」と付け足します。
6→産業は「農業・漁業・林業は知ってる?」と聞くと「林業」がわからないので「木を切ったり、植えたりする仕事で、森についてもココにあります。あと家畜(牛や豚や鶏)やペットについてもココです。」と話します。
7→芸術・スポーツもサラッと話します。これも棚を見るとわかるので、そこまで詳しく説明はしません。
8→言語もサラッと「日本語もあるし、世界の言葉もわかる本があります。」くらいです。
9→文学は、丁寧にやります。
『913』と『933』の違い、書かれている言語で分類が違うと説明します。
「日本語で書かれた本は913、英語で書かれて日本語で読めるように(翻訳)した本は933、ドイツ語で書かれた…」と、少ししつこいぐらい説明します。
あと『巻次』を揃えるように、これも、しつこく話します。
図書館は基本、右回りに見ていくので、順序を正しく並べるように気を付けて!と話します。
自分のために、次に読む人のために。
これが、公共図書館て学校図書館の、大きな違いです。
児童生徒が、整えることが前提にあります。
オリエンテーションなので、学年に合わせ話す内容や注意点は若干、変わりますが基本は
背ラベル見て返して!
ということが、一番の目的です。
そのための、オリエンテーションです。
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