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つれづれ…なるままに。91。

学校図書館の地味な仕事②です。

それは「書架整備」です。

書架整備は大事です!
しかし…毎回、完璧は無理だと考えています!…だって大変だからです。

書架整備とは、本棚を整えることです。
学校図書館は、返却をしたら子どもが自分で本を棚に戻します。
図書館は、基本的に「日本十進分類法」にそって請求記号(背ラベル)がついています(うちは3桁ですが、大きく分けると)
0→総記…百科辞典とか年鑑。
1→哲学
2→歴史・地理
3→社会・文化…政治や福祉、風俗など。
4→科学…理科全般と算数・数学、人体も。
5→技術…工業など、ここに家事も入る。
6→産業…農業・林業・漁業など。鉄道も。
7→芸術・スポーツ…遊びの本もここ。
8→言語…最近「手話」も入るらしい。
9→文学…言語別にまた国番号がつきます。
E→絵本…絵が話を進める要素が大きい本。

と、図書館に行くとわかりますが、学校図書館でも決まっています。

子どもたちには、少しずつ、コツコツと、ことあるごとに(返す場所がわからないでウロウロしている子どもに説明したり)教えます。
子どもたちは、なんとなくですが理解します。「正しい場所に戻す」ことを目的にして、説明します。

これは「利用指導」といいますが、この話はまた今度。

書架整備に戻ります。

子どもに返させると、間違えるし、とんでもないところに置いてあります。時には、放り出していったんだなあ~という本も見つけます。
酷いときは、隠しすことも、なぜかやります。

そして新しく借りる本を抜くので、当然、本は倒れ傾き、見た目にもよろしくないわけです。

なので、書架整備は重要です。

きれいなほうが、手に取りやすく、わかりやすいわけです。

しかし、全部を一度にやろうとすると、半日はかかります。その間にも貸出し・返却はあるので

いたちごっこになります。

ですから、毎回、出勤したら、決まった時間に5分から10分、または「今日はここだけ」と決めて、小まめに書架整備をするといいと思います。
出勤した時、退勤前に、お昼休みの前になど、その日の仕事や時間割に応じて、自分で、きれいな状態を保つ工夫も必要でしょう。

ちなみに、私は「面揃え」派です。
棚板ギリギリで背を揃えます。
これだと、小さい本も埋もれないので(たまに裏側に何か隠してある場合もありますが)前に出しながら、裏側をチェックして…と、隙間時間にやってます。

コツコツぶつぶつ…独り言文句を言いながら、地味な仕事のひとつです。

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