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つれづれ…なるままに。165。

【学校図書館の地味な仕事】

今日も、地味にコツコツ仕事をしてきました。
今週は、除籍・廃棄の本を全部片付けて(最終的には500冊を越えました)新しく来た本を、システムに登録する作業をすすめました。進みました。

ということは、終わってないんですけど。

除籍・廃棄は先月から始めて、基準はシンプルに「発行年が2000年より前の本」と「汚破損本」です。

今までちょっと、時間がなかったので出来ていなかったこと(という言い訳)だったので、調べて学習で利用する本を徹底的にやりたかったのですが…ここで悩ましい問題が

類本がないと、古いものが廃棄できない!

問題です。

類本とは、同じような内容で、何社かが同じテーマで出している本のこと、例えば『日本の歴史』『世界の文化』など、学習のとき、いくつかの本を比較して読むことができるように、私は3段階ぐらい(簡単・適齢・難しい)を考えて揃えます。

「これ全部古いから捨てよう!」とはいかないので、除籍してしばらく残して、閉架状態にしておきます。新しい本が入ったら捨てることにしています。

除籍は、システム上で所蔵を削除すること。(書誌は削除してはいけません!)
廃棄は、除籍して捨てることです。

これが、一段落したタイミングを見計らったように、発注した本が段ボール6箱…(まだ半分かな?2/3ぐらいかな?)がきました。
まだ、取り寄せ分が来てませんから、それぐらいです。

これも、地味に大変です。

それに本の入った段ボールは、異常に重いので、そのまま宅急便のお兄さんに置いてもらった位置から、動かせません。

システムですから、登録はピッとできますが、乱丁落丁のチェック、ページに挟まれたスリップや広告、ハガキなどを取り除きます。

私のところは、ブックコートて分類記号ラベルは装備されているので、まだ楽ですが。

270冊は…辛い。誰とも喋らず、独り言のように題名を呟きながら、送品書チェックしてました。これが大変です。

でも、これが1番大切です。中身と送品書が違うと即連絡ですから、本を山積みにして、1冊ずつ確認します。

よく、未だにバーコード装備なのに、所蔵印とか納品日の判子を押している方もいるみたいですが、

基本、いらないです。
そのために、バーコードに情報が入っていて、バーコードを読み込ませてローカルデータを修正するわけですから。

例えば、『禁帯出』はローカルデータを直して、借りる側がわかるように、『禁帯出シール』を貼るわけです。

なので、むやみに本は汚さないでほしいです。

ペタペタと判子だらけで、バーコード装備してある本を見ると「あー…」となります。

そこは、ちょっと理解されていないのか、前からの習慣を周到しているのか…わかりません。

最近の本は、いろいろな形態があるので、確かに面倒な装備になるときもあります。
カバーをとったら、違う絵がでてきたり…そういうタイプの本の装備のやり方もあります。

あと、カバーをかけたまま、ブックコートが出来ない方もいるのでしょうか?
カバー無しの本を見ると、つい「?」となります。
そういう、細かい作業を覚えていくことも、学校司書の仕事の一部です。

ブックマンションの風景は、図書館とは違う、書店とも違う不思議さがあります。
職業病で、倒れている本を直したりしてます。

病気です。ホントに。

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