マガジンのカバー画像

今日の壁打ち:ChatGPTを日々の活動で使っていくマガジン

82
『日々の壁打ち』のまとめマガジンです。 ChatGPTを日々の活動や仕事で使っていくログを残していきます。 【『今日の壁打ち:ChatGPTを日々の活動で使っていくマガジン』発…
運営しているクリエイター

#AIとやってみた

『今日の壁打ち:ChatGPTを日々の活動で使っていくマガジン』とは?

発刊に寄せて:現代の生成AIは画期的な進歩を遂げているものの、その実用性においてはまだ幼さを残しています。特に、AIが生成する情報の正確性を文脈上で証明することは、時間を要するプロセスです。私が『日々の壁打ち』というテーマで取り組んでいるのは、AIが提供する情報が単なるハルシネーションを越えて、現実に根ざした類推であるかを見分ける試みです。このプロセスでは、経済データやIRデータなどの客観的な情報を基にしながらも、読者によって自然に加わる解釈の幅を考慮しています。 文章とい

2024/6/10~6/14の米国市況分析と今週の経済指標および市場予測 - 今週の米国市場展望:小売売上高とフィラデルフィア連銀指数に注目、ドル高続くか?

はじめに:先週(2024/6/10~6/14)の米国市場を振り返り、今週の展望を探る先週の米国市場は、ハイテク株の躍進とインフレ緩和への期待から、S&P500種株価指数が史上最高値を更新するなど、活況を呈しました。FRBの利下げ観測も高まる中、原油価格はOPECプラスの減産継続を背景に上昇し、金市場も地政学リスクを受けて堅調に推移しました。一方、フランスの政治リスクが投資家心理に暗い影を落とし、株式市場は週末にかけて小幅に下落。為替市場ではドル高が進行し、ユーロは対ドルで約2

2024/6/3~6/7の米国市況分析と今週の経済指標および市場予測 - エヌビディア3兆ドル突破、雇用統計で揺れる市場。次回FOMC Meetingの焦点は?

先週(2024/6/3~6/7)の米国市場を振り返る:米国市場は日々刻々と変化し、投資家にとって目が離せない存在です。株式、国債、為替、原油、金など、様々な市場が複雑に絡み合い、世界経済の動向を映し出しています。先週の米国市場は、大型ハイテク株の躍進と雇用統計の影響で大きく揺れ動きました。エヌビディアの時価総額が3兆ドルを突破するなど、市場の関心を集める出来事もありました。 今週は、消費者物価指数(CPI)やFOMC会議など、重要な経済指標の発表が予定されています。これらの

2024/5/28~5/31の米国市況分析と今週の経済指標および市場予測 - 株式・原油は下落、国債利回りは変動 - 今週はISM指数と雇用統計に注目

先週の米国市場を振り返る:FRBの政策とインフレ懸念が市場を左右 - 今週の展望は?先週の米国市場は、インフレ懸念とFRBの政策動向に翻弄され、株式や原油は下落、国債利回りは変動する展開となりました。市場参加者は経済指標とインフレ動向を注視しつつ、慎重な姿勢を維持しています。そんな中、今週は重要な経済指標の発表が目白押しです。特に、米雇用統計とISM製造業指数は市場に大きな影響を与える可能性があり、投資家は要注意です。先週のGPTsによる予想は概ね的中しましたが、予想外の要因

日々の壁打ち:話題のCommand R+とClaude 3 Opus、GPTsに市況分析をやらせ、各々の推察を比較してみる

今回のテーマ今回は、AI開発企業のCoherが発表した話題の『Command R+』に、日々自分がやっているような、経済記事のポイント抽出とそれに基づく分析をやらせてみました。結果の比較用として、同様のプロンプトで同じ記事をClaude 3 Opusと自作GPTs『U.S. Market Summary』に分析させた結果も載せて、各々比較してみようと思います。 結論から言えば、Command R+の性能は、スピードの面ではClaude 3 OpusやChatGPT-4のどれ

日々の壁打ち:『計量クイズ』を3つのAIに解かせ、ついでに検算をさせてみたところ、予想以上の差が出てしまった…

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 「問題:400mlの水が必要ですが、300mlと500mlの計量カップしかありません。この2つのカップを使って、400mlの水を正確にはかりましょう。」の回答を同時に検算させてみよう前回、ChatGPT 4、Gemini Advanced、Copilotの3つのAIに、計量クイズを解かせてみて、その結果をnoteでまとめた。 今回

日々の壁打ち:『計量クイズ』をChatGPT 4、Gemini Advanced、Copilotに解かせてみる

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 問題:400mlの水が必要ですが、300mlと500mlの計量カップしかありません。この2つのカップを使って、400mlの水を正確にはかりましょう。SNSで見かけた『計量クイズ』を3つのAI、ChatGPT 4、Gemini Advanced、Copilotにそれぞれ同じプロンプトを与えて解かせてみよう。 「最近はどのAIも性能が

日々の壁打ち:2024/2/5~2/9までの米国市況をGPTsに分析させてみる

2024/03/02更新:2月の予測部分を含む記事を公開いたします。以後、無料となります。 ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 このnoteのポイント詳細な分析: 本noteは、2024年2月5日から9日までの米国市況についての分析を提供します。各市場セグメント(株式、国債、外為、原油、金市場)にわたる詳細な分析が提供されており、読者に市場の全体像を理解するのに役

日々の壁打ち:GPTsに、2024年1月一ヶ月間の米国市況分析をさせる

2024/03/02更新:2月の予測部分を公開し、以後無料といたします。 ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 このnoteのポイントこのポストは、2024年1月の米国市況をChatGPTによるカスタムGPTs、"U.S. Market Summary"で分析した内容を紹介しています。その主な見どころは以下の通りです: AI技術の応用: ChatGPTをカスタマイ

日々の壁打ち:Tesla, Inc.のFY23Q4の決算分析をGPTsに行わせてみる

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 Tesla, Inc.のFY23Q4の決算分析をMy GPTsにやらせてみるイーロン・マスクの率いる世界的EVブランドのテスラ(Tesla, Inc.)は、2024/1/24にFY23Q4の決算発表をおこなっている。 その後、株価は全体に振るわず、本日もさらなるレイオフの報道がBloombergでなされていた。 その決算内容はそ

日々の壁打ち:Eli Lilly(イーライリリー)のFY23Q4の決算分析をGPTsに行わせてみる

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 Eli LillyのFY23Q4の決算分析をMy GPTsにやらせてみる最近のアメリカ市場でアツいネタというと、AIとやせ薬である。 そのやせ薬のひとつ「マンジャロ」を出しているのが、Eli Lillyだ。 2024/2/6に、Eli Lillyは2023年Q4の決算発表をおこなった。 そこで開示された資料を元に、My GPTs

日々の壁打ち:MicrosoftのFY24Q2の決算分析をGPTsに行わせてみる

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 MicrosoftのFY24Q2の決算分析をMy GPTsにやらせてみる2024/1/30に、Microsoft は2024年Q2の決算発表をおこなった。 そこで開示された資料を元に、My GPTsとして開発した『IR Analyst』に決算分析のレポートを作成させてみた。 10Q Earning Call Transcrip

日々の壁打ち:Apple Inc.のFY24Q1の決算分析をGPTsに行わせてみる

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 Apple Inc.のFY24Q1の決算分析をMy GPTsにやらせてみる2024/2/1に、Apple Inc. は2024年Q1の決算発表をおこなった。 そこで開示された資料を元に、My GPTsとして開発した『IR Analyst』に決算分析のレポートを作成させてみた。 Apple Inc. FY2024Q1の決算資料

日々の壁打ち:『株式市場が何故長期的には右肩上がりになりやすいのか?』を簡潔に説明してみる

ChatGPTで、自分のためにMy GPTsを開発すると、とても面白い体験を味わえる。このnoteは、My GPTsとの付き合い方の記録である。 発端:長期的にみた時に、何故株式市場は右肩あがりになりやすいのだろうか?「株式市場は、長期的にみると右肩上がりのことが多い」というのは、しばしば指摘されることだ。上の図を見てもわかるように、この50年間ぐらいの記録でも、アメリカの代表的な株価指数S&P500とダウ平均は、概ね右肩あがりだし、1980年代後半にバブル経済の崩壊した後