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フォールガイズの歴史① (ゲーム発売まで)

まえがき

こんにちは、ねこまつです
ボタバショーが終わり、新年度が襲来し、日本鯖への接続が不安定な状況が続く中、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
私はというと、なぜか初代ポケモン青版の図鑑埋めに没頭していました(サファリゾーンのレアポケの捕獲がめんどかった)

青版のゴルバットのドット絵やばすぎる問題

さて、我々が愛してやまないフォールガイズというゲーム、今月でリリース(2020年8月4日)から実に3年8か月!も経過したらしいです
紆余曲折ありながらも、一定のプレイヤー数を維持しているのは本当にすごいこと、なのかな?

自分は一応、リリースの数日後から現在に至るまで、継続的にプレイを続けていますが、
フォールガイズ老人会(誉め言葉です!)の方々と昔話に花を咲かせる機会も増えてきました…

自分の記憶が完全に薄れきってしまう前に、これまでフォールガイズが辿ってきた道程を、当時1ユーザーとして抱いた感情も踏まえながら、がっつりと文字起こししてみたいなと思い、今回の記事に着手することにしました
当時の懐かしい記憶を思い出したり、こんな時代もあったのかー、と楽しんでいただければ幸いです!

↓フォールガイズに関する情報がぎっしりのWikiです
記事作成に当たり大いに参考にさせていただいております!

開発段階

「フォール・ガイズ:アルティメット・ノックアウト」は、オンラインで大勢の出場者を集め、1人の勝者が残るまで、ラウンドごとにエスカレートするカオスの中を猛ダッシュするゲームだ!奇怪な障害物と戦い、手に負えないライバルを突き飛ばし、物理法則に打ち勝ち、偉業達成を目指そう。威厳を捨て、王冠を手に入れるために、愉快な失敗に備えよう!

ローンチトレイラーの説明文より

影響を与えたテレビ番組

クリエイティブディレクターのJeff Tanton氏は、子供の頃にイギリスで放送されていた、日本の人気テレビ番組「風雲!たけし城」(1986年~1989年放送)に大いに影響を受けてゲーム開発に取り組んだことを明かしています

「自由への壁」という競技らしい、完全にドアダッシュである

ちなみに「風雲!たけし城」は2023年にAmazonプライムビデオで令和版が製作されていますが、こちらはステージのデザインや彩色にどことなくフォールガイズ感を感じるかも?(逆輸入されていたら面白いですね!)
自分もアマプラで視聴しましたが、とても面白かったのでオススメです!
SASUKE好きな方とかには特に刺さるかもしれません

また、アメリカのテレビ番組である"Wipeout"にも影響を受けているとのことです
下の動画のシーンとか、まさにジャンプクラブ感がありますね
そしてめっちゃ危険そうで笑う

ゲームのコンセプト

MediaTonic社の開発スタッフは、オリジナルメンバーはたったの5人!だったそうですが、2つのコンセプトを基に開発を進め、徐々にスタッフの数も増えていったとのことです

① 英単語3つでそのミニゲームを説明できなければならない
 子どもが公園でする遊びや、ゲームショーのスピリットを体現したゲームを目指していたため、競技が複雑にならないように意識していた

② スキルとカオスの最適なバランスを見つけること
 プレイヤーには楽しみながらどんどんスキルを伸ばしてもらいたいと思っているが、やり込んでいるプレイヤーだけが常に勝つゲームにはしたくなかった
 最終的には、だいたいスキル80%、カオス20%の割合に落ち着いた

E3 2019(2019.6)

トレイラー映像

2019年6月に米国ロサンゼルスで開催された、北米最大規模のゲーム展示会"E3 2019"にあわせて、本作品の映像が初公開されました

全体的に豆がテカテカしている、固そう
未だに実装されていない謎の巨大🐔も登場(短足すぎないか?)

マッチング人数について

この映像や、本イベントにおけるプレイ体験記事(下記リンク)を見てみると、当時は100人規模でのマッチングを想定・実装していたようです

実際のリリース時のマッチング人数は100人→60人となりましたが、開発側でも様々に検討を重ねていたようで…
リードゲームデザイナーのJoe Walsh氏は、その理由について以下の3つを挙げています

① 60人のプレイヤーが最適なカオスを生み出す
 元々は一般的なバトロワ系ゲーム(PUBG,フォートナイト等)と同じプレイ人数を目安に開発を進めていたが、ベータテストの結果、100人ではプレイヤー数が多すぎることが判明した
 しかし、人数を減らしたとしても、ユーザーにとっては100人くらいでプレイしているのと感覚的には変わらなかった

② 全体的なパフォーマンスの向上
 画面上のオブジェクト数を減らすことで、ネットワークとレンダリングの両方に余裕を与えることができた

③ プレイヤー全員に勝利のチャンスを与えたい
 
単純に勝利の確率が1/100から1/60に!
 誰もが勝利へのチャンスを十分に得ていると感じてほしい

また、当時のベータテスト参加者には、のちのち限定スキンが配布されていました
これを着ている人、今も昔もなかなか見ませんね

PAX East 2020(2020.2)

デモプレイの様子

時は過ぎ、2020年2月に米国ボストンで開催された、様々なジャンルのゲームを取り扱う大規模なイベント"PAX East 2020"において、本作の最新版をデモプレイできるブースが設けられていました

プレイできたステージ

このブースでは、下記の4ステージをプレイしている様子が確認できます
いずれのステージもシーズン1から登場することになりますが、製品版とは異なる部分があって面白いですね!

① DOOR DASH(ドアダッシュ)

とにかくロストテンプル感がすごい

TAIL TAG(しっぽオニ) 

ステージ構成はほぼ現在と変わらないかも?

③ EGG GRAB(エッグスクランブル)

タマゴをぶちこむエリアが動物の顔に🐸
(現在のステージ紹介画像↑にもその名残が残ってます)

④ FALL MOUNTAIN(クラウンマウンテン)

ボールがイガイガしていて痛そう…

BitSummit Gaiden(2020.6)

紹介映像

2020年6月末にオンラインで開催された、日本最大級のインディーゲームイベント"BitSummit Gaiden"では、20分超の紹介映像が放映されました
ソニー・インタラクティブエンタテインメント所属の吉田修平氏が、メディアトニックのスタッフ2名(Jeff Tanton氏、Joe Walsh氏)とともにゲームの紹介をしています

映像の中では、新たにシーソーゲームフォールボール止まるなキケンヒヤヒヤロードブロックパーティヒットパレードスライムクライムなどが確認できますが、発売1か月前ということもあり、かなり製品版に近いものに仕上がっていますね!

ヒヤヒヤロードはマスの数がとても多くて難しそう
ブロックパーティはシーズン4チックなデザイン

発売日(2020.8.4)まで

リリース日発表、PSPlusのフリープレイタイトルに

2020年7月上旬には、ゲームの発売日が8月4日になることや、PlayStation4およびSteamで発売されることが発表され、
さらに7月27日には、なんとPlayStation Plusの8月度フリープレイタイトルとして提供されることが判明しましたhttps://blog.playstation.com/2020/07/27/ps-plus-games-for-august-announced/

ご存じの方も多いとは思いますが、PlayStationで一般的なオンラインゲームを遊ぶためにはPS Plusへの加入が必須となっています
既存のPSユーザーは無料で新作ゲームを遊べる一方で、Steam版の販売価格が税込2,050円となっていたため、PCユーザーへの売れ行きに影響が生じることも予想されますが…
果たして、この施策は吉と出るのか凶と出るのか?(結果は次回記事で!)

発売前日に謎動画をアップ(2020.8.3)

メディアトニックがいかにしてフォールガイズというゲームを作ってきたか、という観点での動画、、、
だったはずなのですが、冒頭から最後まで非常にカオスなことになっています
まあこのゲームのコンセプトに沿ってはいるので、これはこれで良いのかもしれない(?)

最初からシュールすぎる
ガイズは腕立て伏せができない
スタッフ一同で障害物競走、みんな楽しそう

まとめ

以上、開発段階~発売日までの軌跡を大まかに拾い上げてみました!
最初は「発売前~シーズン1」で1記事にしようかと思っていましたが、情報量が多すぎて全然無理でしたね…

執筆モチベが結構高いので、そんなに間をあけずにシーズン1以降の紹介記事を続けて書いていきたいと思っています!
当時の面白ネタなどあれば、情報提供いただけるととてもありがたい…(老人会の皆様、どうぞよろしくお願い致します)

それでは!

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