【LAP第8期】特別講義復習
生い立ちと社会問題
・鉄砲玉を囲う暴走族とかはまだ繋がり(義理人情・愛)があるからまだマシだが、今は暴走族から闇バイトにとってかわっており、大問題になっている。
・友達親子・・・子供がよくなったとよく評価する大人が多いが、若者の生存戦略として親と仲良くしていないといけなくなった。アダルトチルドレンが増えたのはこのせい?
・たてこもり
暴対法のあおりを受けて、社会との繋がりを失った元構成員の高齢者が起こした事件
綺麗すぎる社会・治安が良すぎる社会って副作用が大きい?
・リアルドラゴン桜
人との関わりが薄かった中で、自分に周囲が関心をもってくれて、期待をしてくれた唯一の瞬間だった。ここで頑張らなかったら俺はずっと一人だ、という意識から、モチベーション高く東大受験に向けて勉強を頑張ることができた。
何かしらビハインドを抱えている人の方が確固たる理由があるから頑張ることができるんだろうな〜比較的日々の生活に不満がなくて、何も頑張らなくても生きていけてしまう自分の環境ってモチベーションを持続するのが難しいのもいたしかたないのか。
→東大行ってみたけど、意外と周りはそうでもないかも、と思った。大学生になったことで海外に行くような機会がたくさんある。東大生と言えば通せたりすることもある。見聞きできることが多かった。オーストラリア・ギリシャでマグロ釣りとかまだ見ぬ刺激を求めていた頃に、ソーシャルセクターの世界を知って、「俺は助けてもらえなかったけどな〜」と思いつつ興味を持ち始める。
今取り組んでいること
・「社会課題をビジネスで解決する」のが当たり前だということをつくった。「口だけ野郎」が大嫌いだった。大学時代にリディラバをつくった。シンクタンクとメディアをもっている。GIGAスクール構想(1000万人の子供に一人一台PCを渡す)
・100億のファンドをもって大手企業の株を買って「ちゃんと社会課題解決してる?」と煽る。
・20〜30個の政策を担っている。
・「社会課題をみんなのものに」「無関心の打破」
今後取り組みたいこと
・政治の仕組み自体を変えていくこと
日本国内外に関わらず、資本主義・民主主義の仕組みに疑問を感じている。
日本では「格差」はそこまで広がっていない。みんな一緒に貧しくなっているから。金持ちを批判したいが、実態はみんな悪い。
・社会というのは計算機である。もともと数百人〜数万人のレベル感の計算量しか処理できないのに、数億人規模に計算量が膨大になって、人間がコントロールできなくなってくる。インターフェイスがないと発展しない。「もしあなたが人を殺したら、あなたは死刑になる」といった条件分岐。想像ができないから一部の人間しか社会を変えようと思えない。
→安部さんは「インターフェイス」(接点・境界面)を作ろうとしている。
そもそも「社会課題」とは?
「社会問題」・・・自分が別に取り組まなくてもいいもの。
「社会課題」・・・自分が取り組まないといけないもの。義務的なもの。
「課題」・・・「理想状態」と「現状」の乖離。
→「理想状態」は何によって定義される?
「社会」・・・人のあつまり。地縁コミュニティー。
→今は色んな背景をもつ人たちがシャッフルされるように。
課題を通して社会を再定義する。課題設定→合意形成→解決
そもそもあなたが考えた課題は本当に「課題」なんですか?色んな人に見せることで、 再考できる。
・女性労働参加率は上がったが、ほとんどが非正規雇用。管理職になる前提の人が少ない。男女共同参画のデータでは、ほとんど差がつかないのは「教育」、差がつくのは「政治」「経済」。手を上げない女性が悪いのか?とかが難しい。フェミニズム問題はむずかしい。
・社会課題の選定基準は?
課題解決の主体者のアセットを前提に、どのレイヤーまで踏み込むか課題を設定する。
物理の境界条件の知識をもとに。
個人発表1:人工妊娠中絶
・パートナーの承諾を得ないと人工中絶ができない
・避妊意識の有無によって状況は変わる
・ユースクリニックが日本にない→20代の比率が高いので、大学内に設ける?
・「歯止め規定」
・人工妊娠中絶の数が2017年から劇的に減っているのはなぜ?
→コロナ・少子化の影響で、男女の出会いが減って授精機会が減ったのでは?
コンバージョン率(CVR)も減ったかもしれない。
→出生数との関係もあるかもしれない。
・子供を産みたいと思う環境が整っているのかどうか
・産んだ人も含めてカスタマージャーニーを見ていくのが大事
→どんな人が人工妊娠中絶をするにいたっているのかを見ていくことで抜本的な解決策が見えてくる。
・たしかに女性の年齢は20代が多いが、相手が20代かどうかはわからない。むしろ見識がないとおかしい30代以降かもしれない。
・中絶している人の中に、本当は最後まで生み育てたいと思う人がどれくらいいるのか
・性教育以外にも変えるべきことはたくさんある。産婦人科医のおじいさんが制度を決めていることへの違和感。飲み薬とか、もっと手軽に中絶できる手段があるのにないのは女性への人権侵害ではないか?私たちが声をあげなければ状況は変わらない。
個人発表2:非認知能力の向上
・教育者になりたい×身近な存在「演劇」
・自分のやりたいことを模索できる対話を教育現場にもっていく。
・非認知能力を高めると稼げるようになり、格差を是正することができる。
・数理能力とコミュニケーション能力が所得にどれだけ影響するのか。
→1位:数理能力高×コミュニケーション高 2位:数理能力低×コミュニケーション高
・体験はぜいたくだといわれて「体験格差」が広がっている現状。
・どんな社会になってほしいのかを言語化できるとGOOD→みんな自己実現できたらいいよね。自己実現について考えられる体験は諸々お金がかかる。
個人発表3:面倒くさいTwitterを作りたい
レコメンドエンジンによって個別最適化が行われ、過度な炎上などの問題が発生するのではないか。
→「自分と社会に疑いを実装する社会」
テキストコミュニケーションでは自分の考え方を伝えるのにも限界がある。
→面倒くさいねんけど、なんか良いTwitter(他者と丁寧なコミュニケーションをとりたい人向けのSNS)
・運営はなかなか大変。
・「常識をリテラシーによって新常識を拡張する」の逆が起きる可能性を理解するとなおよい。賢人が愚かになるプロセスの方が現在の社会問題かも。
・対話と議論を一緒くたにしている。対話は寄り添いのコミュニケーションを最初にした上で自分の意見を伝えないといけないので大変難易度が難しい。寄り添いのコミュニケーションをこのアプリに入れる必要があるのかも考えるべき。
・アカデミックの世界は寄り添いの姿勢が一切ない。正しさのみを正当化する。
・寄り添いの世界を重視するということは政治の世界から学べるが、正しさから目を背けることにもなる。難しい。
個人発表4:芸術と社会の乖離×マイノリティの生きづらさ・当事者になれない苦しさ
不幸でないことに対する苦しみがあるってのがわかるな〜当事者意識のなさのせいで、モチベーションが上がらない。私はこれをやりたいんだ!という強い思いがないことに対するコンプレックスがある。
・文化:生活様式や行動様式・何が大切にされているか(価値の優先順位)・暗黙の了解
・芸術:気づかれていない価値を気づかせる・問いかけ・
・アーティストインレジデンス事業(文化庁の助成)
→どうやったらアーティストがずっと来てくれるようになるか
・「課題」というと固いけど、単純に楽しくていいよね。
当事者意識が薄いからこそ「課題」というネガティブな視点からではなく、ポジティブな視点からやれることを考えていくことも大事なのかな。
・日本のアートの平均水準が随一に高い十日町の「大地の芸術祭」が良事例
→資本主義にアートが擦り寄っているだけなのがダサくね?アートが高く売れないようにするために、持ち運べなくする。アートを地域の公共財にしてしまうことで、新しい文化のシステムを作った。観光で来い。アートに金を払う代わりに米を買え。アート以外にキャッシュポイントを作ることでお金の話になったときにも対応できる。
マイノリティ・マジョリティについて、みんなが自分のマイノリティ性を主張するようになる。自分が恵まれているという自覚を持っていること自体がマイノリティ。被害者意識をもってマウントを取り合う時代に。どうやって新しい包摂社会を作れば良いのか考えるとGOOD
最後に
・データを創造性と嗅覚で分析をすることが難しくも楽しい。
・自分なりに人生をデザインすること・社会とどう繋がっていくのか面白みをもって考えていくきっかけになったのでは?
・20代で「社会を変えられる」という勘違いをもつこと。10年後に勘違いし続けられるかどうかが鍵。実績がなくても勘違いしていい。勘違い娘・勘違い野郎になろう!
講義の感想
自分自身が今まで不自由さ・生きづらさを感じたことがなかったために、社会課題を他人事として捉えてしまっていたことを深く反省した。
自分自身だけが幸せじゃもったいない。なんなら周りの人も幸せなら、自分も幸せになれる。だからこそ、もっとたくさんの人がいいな!と思える社会にしたい!という前向きな理由で、自分にできることを考えたいと思った。「勘違い娘」になって、社会を変えていける行動を起こしていきたいと思った。
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