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ハイガイとコメツブウニ!海の中道海岸(玄界灘側)でビーチコーミング
こんにちは、海の中道で玄界灘の風に煽られるまで、玄界灘って正確にはどこにあるのか知らなかった方のにょろんです。 なんとなく西の方…もっというと九州っぽいイメージ…程度の知識はあったんですが、 ウィキペディアによると、
玄界灘(げんかいなだ)は、九州の北西部に広がる海域である。 大陸棚が広がり、対馬海流が流れて世界有数の漁場として知られる。
のだそうです。 そんな情報を思わず検索かけてしまうほど、強烈だった玄界灘の風がどんなだったかというと、 前振りとして、その日の博多の天気予報は、風速6メートル。
「風速6メートルって、砂埃がたち、紙片が舞い上がる。小枝が動く程度。 つまり、たいしたことない―――ってことらしいよ。」 などというそのようなアレのうんとくとともにバスから降りた海の中道。
カメラがダメになりそうで吹き付ける砂風にレンズを向ける勇気はなかったため、代わりに玄界灘の荒波によって打ち上げられた海藻でそのすごさをお伝えしたいと思います。
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これが玄界灘の荒波と風…!!! そんなこんなで今回は、かわいくて珍しい貝を探しに南の島(と書いて九州と読む)を目指し、福岡県の海の中道海岸でビーチコーミングしてきた第二回目。 ハイガイとコメツブウニ!海の中道海岸(玄界灘側)でビーチコーミングをお送りします。
2022年4月15日「海の中道海岸」の干潮時刻
前回と情報がだぶりますが、こっちの記事だけ読んでいる方のために念のため。 にょろんが海の中道にビーチコーミングにいったのは、2022年4月15日の正午すぎ。 その日の博多湾の干潮時刻は、夜中の3時と午後3時。
あまり干潮時刻と関係ない時間に浜についてしまったことになりますが、海の中道海岸は、全長8キロにもおよぶロングビーチ! 浜幅が狭いとか広いとかそういうのはあんまり関係なさそうな、広大なビーチだった!! というのが実際行ったにょろんの感想ですが、それはそれとしてそれでも選べるならそりゃ満潮より干潮時刻に近いほうがいいにきまってる!
ということで、博多近辺の干潮・満潮の時間を貼っておきます。
マリンワールド(JR海の中道駅)から海の中道海岸への道順とコンビニ・トイレ情報
こちらも途中までは前回と一緒。
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道順の案内はここから、マリンワールド海の中(バス停)です。
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行先は、志賀島小学校行き。 往路も復路もおおよそ一時間に一本の間隔で走っています。
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志賀島までは、バスで15分から20分程度。
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トイレは、バス停を下りてすぐの十字路に公衆トイレがあります。 バス停のまわりにレストランや海の家はいくつかありますが、志賀島にコンビニは無し。 JR海の中道駅のまわりにもコンビニは無いので、コンビニでなにか買いたい!というときは、手前のどこか…トラベラーなら博多駅周辺での調達をお勧めします。
というわけでここからが玄界灘側こと北側の道順編。
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博多湾側(北側)の浜への出口は堤防のすぐ横に小道を見つけられたんですが、南側は橋まで戻っても大道路沿いに浜へと降りられる道が見つからず、
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トイレのあったあの十字路に戻って、
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金印街道(そんな名前の道路だったのか!)へと入ります。 すると、
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広い駐車場の向こうにありました。
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ここから海に出られそうです。
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ここが、志賀島海水浴場。 ここから浜沿いに海の中道へと引き返します。
海の中道海岸(玄界灘側)で拾えたもの
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海水浴場って言われて想像する景色と違う!と思いながら、広い砂洲を海の方へ
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陸ぎわはこうで、
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海ぎわはこうです! 玄界灘の風、舐めてました!!! もうねもうね、 4月の半ばだというのに、北海道の望来浜を思い出す寒さです!!! 日本は広かった!
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波打ち際のアップです。
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あっ、ウニ殻!
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海藻まみれじゃないところで貝殻を探そうとしたら、風に砂の表面はぜんぶ持っていかれて、貝がらや漂流物だけが砂から浮き上がって残っていました。 これはこれで探しやすいともいえる。 しかし、巻き上げる風で砂が目に入って痛い…
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キサゴの柄がなんだかすごくかわいい。
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ナミマガシワです。
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風で拾った貝が吹き飛ぶため、手で貝殻の端っこをつかみながら写真を撮るにょろんです。
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トリガイ…かな? それともミタマキガイ?あるいはオニアサリの可能性も?
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模様がかわいいマツバガイです。
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白くてスジが繊細うつくしい! ツメタガイ…なのかなぁ?
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これもスジが繊細でかわいい。
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気になる貝殻の一部です。
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虹色に光るこの貝は、アコヤガイでは?
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ウニ殻があちこちにいっぱい落ちています。
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荒波と戯れる鳥たちです。
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貝溜まりを見つけました。 風が砂を吹き飛ばしてくれたから、貝が見やすいぞー!
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あっ、これは…! 前回、博多湾側でしか見つけられなかったとかデカデカとデカ文字で書いていましたが、記憶違いでした! 北側でもネズミノテ、見つけていました! 大丈夫です!ダブルで嬉しいだけです! しかも、北側で見つけたのは、なんと両方貝殻が残ってるやつ!
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だんだんコツがつかめてきて、つぎつぎと貝溜まりを発見。
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発見。
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やぶれてるけど、サクラガイもありました!
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ツメタガイ。
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ワシノハガイ…?
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ナガニシです。
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水路かな?って思ってたんですが、これも防波堤なのかな? ってのこのこと水路(仮)に近づいたところで見つけてしまいました。
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これは、ハイガイ!!! ハイガイって関東では縄文時代に死滅している(つまりいま関東の浜で拾えるハイガイはすべて化石)んですが、九州の一部にはまだ生息しているんです。
つまり、このハイガイは、化石じゃない(かもしれない)ハイガイ!!! せっかく九州までいくんなら、化石じゃないハイガイが拾えたらいいのに!って思っていたので、拾えてうれしい!
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さらにもうひとつ見つけて、橋と一緒に記念撮影です。
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などとハイガイにテンションをあげているにょろんの横で、コメツブウニを拾いまくっていたそのようなアレがコメツブウニを見せてくれました。 ほんとに米粒サイズ!ちっちゃい!
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「ほら、こんなふうに落ちてる」 といって見せてもらった、砂浜のコメツブウニです。 うおおおお、これは浜にはいつくばらないと気づかないサイズだ。
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もし行けたら橋を渡った向こうの海浜公園側の浜まで足を延ばしたいとか言っていたんですが、それどころか橋までたどり着けず、帰りのバスの時間にせかされるまますごすごと浜を後にしたにょろんでした。
「海の中道海岸(玄界灘側)」で拾った貝で思い出の『私が拾った貝図鑑』作り!
そんなこんなで、記事にするにあたり、本日海の中道海岸(玄界灘側)で拾ったもの図鑑を作りました。 かわいい貝がいっぱい拾えるという噂は嘘じゃない!というわけで、今回は2枚あります。
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まずは一枚目はこれです。(※図鑑およびブログ記載の貝や石の名前は、素人が図鑑と現物を見比べながら推測した不確かな情報のため、間違えている場合がかなりあります。鵜呑みにしないで頂けたら!)
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特筆すべきは、やはりハイガイ。 拾ったときは、 うおお!!化石じゃないハイガイを手に入れたぞ! とテンション爆上がりだったのですが、家でちゃんと調べたら、もしかしたらこれは化石という可能性も。
というのも、ハイガイが現在も日本で生息している場所って、有明海沿岸の福岡県と佐賀県のみなのだそうです。 同じ福岡県は福岡県でも、玄界灘と有明は福岡県を南北にまたいだ反対側…… ということで、もしかしたらこれは貝がらになりたてほやほやのハイガイではなく、化石のハイガイの可能性も?
そして、二枚目の図鑑は
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これです。
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薄っぺらくて割れそうな貝と微小貝を別タッパーに分けておいたものなのですが、やはりここで気になるのはコメツブウニ。 巻尺といっしょに撮ってみた一枚です。
![](https://assets.st-note.com/img/1711328512014-XmmTVfiRDB.jpg)
さらにアップでも撮ってみました。 こんなにちっちゃいのに点々と模様の穴が開いている…!
まとめ
というわけで、今回はハイガイとコメツブウニ!海の中道海岸(玄界灘側)でビーチコーミングをお送りしました。 まとめると今回にょろんが海の中道海岸(玄界灘側)で拾ったのは、
ハイガイ
サルボオガイ
キサゴ
ナガニシ
オニアサリ
チリボタン
ワシノハガイ
タカノハガイ
ナミマガシワ
コメツブウニ
などなど。 みてください、図鑑を作ろうと並べてるときに撮ったこのスナップ。
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かわいい!!! 海の中道はかわいい貝がいっぱい拾えるという噂は嘘じゃなかった!! 今回はお天気が曇天だったので一か所しかビーチには行けませんでしたが、それでもこのお宝具合! さらには、海の中道には
ラグジュアリーなリゾートホテル・ルイガンズや
日本でラッコが見られる数少ない水族館マリンワールドもあるし、
ネモフィラ畑をはじめとした四季折々のインスタワーシーな花畑で有名なフラワーミュージアムもある!
ということで、ビーチコーミングだけじゃなく観光もしたいという方にも、海の中道は特におススメです。
「朝9時に成田を出て、なんとお昼すぎには海の中道公園に着いちゃう!」 なんていって出かけて行ったところで、本心では遠いとおもっただろー?ってきかれたら、 「いや、本気で意外と近いな!?(東京から房総だって2時間半かかるのに!)」 というのが実際行ったにょろんの感想でした! 楽しいお出かけの予定のなにかしら参考になりましたら!
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