貝化石にシーグラス陶片ナミマガシワ!新舞子海岸でビーチコーミング
こんにちは、メンタルケアとして、月に1回ビーチコーミングに行くことを己に許した方のにょろんです。
というのも、この二か月、コロナ禍の外出自粛を己に厳しく課しすぎた結果、とつぜん涙が出てくるようになったり、不眠に悩まされたりとすっかり心身のバランスをくずしてしまい…… ビビりな性格ゆえに、一つ禁止だとわかると、じゃあアレがダメならこれもダメだろうそれにこっちも…などと、普段から禁止事項を大きく迂回する性分なのです。
が、しかし。 “己の現状を鑑みるに、禁止事項から大きく距離をとって迂回する余力はすでに無いと判断する“という結論の元、 一切合切禁止モードから、ちゃんと考えて物事の本質をとらえ、防疫と己の健康を両立するのだ!モードへとシフトチェンジしたというわけなのです。 そんなこんなで
マスクと手洗いの徹底!
店内での飲食禁止!
同居家族以外との会話無し!
行き先はとにかく人がいない浜!
というウィズコロナな己縛りの中向かったのは、富津の新舞子海岸&上総湊港海浜公園。 前回の富津・布引海岸があまりにお宝の宝庫すぎたので、あの近くの浜をもっと回りたい!! となったというわけなのです。 結果を先に言うと、どどん!!!
あまりにもお宝の山すぎて!!!
2021年2月13日「新舞子海岸」の干潮時刻
「新舞子海岸」ににょろんがビーチコーミングに行ったのは、2021年2月13日の午前10時半。 その日の新舞子海岸の干潮時刻は、朝の5時と、夕方の6時。
日帰りで浜を二つ回るつもりだったため、干潮時刻無視のなりゆきの時間に浜についたのですが、浜は長さも幅も十分すぎるほどの広さがありました。 なので、満潮時刻に行っても何も拾えないということは無いと思いますが、それでもやっぱり、満潮時よりは干潮時の方が浜が広いのはあたりまえ!
佐貫町駅から「新舞子海岸」までの道順とコンビニ、トイレ情報
旅はここから。JR佐貫町駅です。
駅前の様子です。 駅前には写真にも写っている「新舞子の風」という食堂が1軒あるだけで、近くにコンビニはありません。 グーグルマップ先生によると、写真に写っているこの正面の道をまっすぐ行くと1キロくらいでコンビニにつくようですが、海とは反対方向になります。
ので、海に行く前にコンビニに寄りたい!というかたは、ここに来る前の乗り換え駅のどこかでニューデイズに立ち寄ることをおススメします。 一応、佐貫町駅の駅前にも、ジュースとアイスの自販機はあるので、飲み物の調達は駅でもできます。
トイレはいちおう、新舞子海岸の駐車場にもある(浜より一段高いこの駐車場の一番右側です) ……のですが、 コンクリ塀で目隠しされたちょっと怖い見た目なので、トイレは、駅での利用、もしくは浜のちかくにいくつかカフェや食堂があるので、そちらでの利用をおススメします。
駅から浜までの道順にもどると、駅から浜まではおおよそ徒歩で30分。 写真にも写っている駅前の道を右へ。
国道です。
踏切を超え、さらにまっすぐ。
二股の十字路まできたら、右の道へ。
右に曲がる道をそのままなりゆきでカーブ。
さらに橋を越え、
海が見えるのでまっすぐ行きたいところですが、 その先は行き止まり(道幅が狭いためって書いてありました)。 この「この先行き止まり」の看板のところで、左に曲がります。
するとこんな感じ。
いかにも釣り人御用達っぽい道があったのでそっちに曲った所、
つきました! 新舞子海岸です!
新舞子海岸の様子
浜を右に見たトコロです。
左はこんな感じ。 ひろい海岸線に沿って点々と釣り人が並んでいます。
行くまでは知らなかったのですが、新舞子海岸は釣りのメッカなんだそうです。 浜からの投げ釣りでキス、堤防周りではクロダイやアイナメも釣れるそう。 へーへーへー!!!
人がいないといったら嘘になりますが、とにかく浜が広いのでそれぞれ数十メートルずつの距離があります。
浜に入ってすぐの、足元の砂です。 さっそく綺麗なサルボウガイが!
木片だまりで今日の“オトモ棒(ぼう)”をゲットです。
木片だまりの下には琥珀が隠れている可能性がある(琥珀は海に浮かぶため、軽い木片と一緒に浜にふきだまっていることが多い)! というわけで、オトモ棒をもっているとイチイチ立ったりしゃがんだりを繰り返すことなく歩きながら木片だまりをひっくりかえすのに便利!
なのですが、数時間、冒険(とかいてビーチコ―ミングとよむ)を共にしてしまうと、帰る頃にはすっかり棒に愛着がわいてしまって家につれて帰りたくなってしまうのが難点と言えば難点です。
セイタカハイガイ、ゲットです!
ミタマキガイよりおっきいからベンケイガイ…かな?
巻貝の芯です……さざえ…かな?
あっ、イタヤガイ! 富津の海を知ってすっかりイタヤガイとキンチャクガイのとりこになってしまいました。 だってマドレーヌみたいでかわいいんだもん!!!
ここで貝の化石ゲットです! これはおおきい!
ふしぎな石! なんの溝だろう?
シーグラスも! 富津のシーグラスはよく研磨されていて、すべすべスモーキーです。
貝殻だけじゃなくて、こんな石英やキツネ石も落ちています。
それから陶片も!
ちっちゃくてきれいなナミマガシワ。
気になる感じに穴の開いた石と石英。
ギターのピックみたいにクールな貝殻の破片!
気になる棒。 写真ではピンぼけていてわかりにくいのですが、これ、木片じゃなくて石のような金属のような不思議な材質感なのです。
これはミタマキガイ…であってるかな?
貝化石さらにゲットです。
新舞子海岸は陶片の宝庫ですよ!?
こういうお椀の底の陶片とかも、おおきい破片なのによく研磨されています。
味のあるツメタガイ。
ヒオウギガイに似てるけど小さな筋と大きな筋があるから、ナデシコ…かな?
いやいやーどうしたにょろん?今日のお前は、攻めてるな。 うやむやにせずやけに写真の下に具体的に貝の名前を書いていくな!?ってかんじですが、 実はつい先日、そのようなアレから誕生日プレゼントに「海辺で拾える貝殻ハンドブック」なる本をもらったのです。
無理やり入れたらポケットにはいるサイズなのに、これ一冊あればおおよそジャパンの浜に落ちている貝の名前がわかる!すぐれものなので、どうにかこの本のおかげで見分け間違いが減るといいのですが。
(余談ですが、すごい良い本だったので優れポイントをここでズバリ一言でいうと、この本の素敵なところは、貝の写真を表から1枚パシャってオシマイじゃなくて、表から裏からさらには浜に落ちてる破片サイズになった貝の写真まで網羅しているところだと思うのです。なのにポケットサイズ!特にタカラガイ種類が細かくいっぱい載っているのでタカラガイ好きの方にはお勧めです!)
いや、話が反れました。戻します。
インダストリアルな鉄片です。
ふむふむさっきまでの浜釣りの人たちはキスをつってて、この堤防の人たちはクロダイ狙いというわけですね。
などといいながら堤防を越えて、ここで休憩と共に第一回選別タイム。 まだまだ浜の三分の一ほどしかあるいていませんが、すでにビニール袋3つパンパンです。
選別を待つハイガイの山です。
山というほどは拾ってないイタヤガイたちです。
オハグロシャジク……かな? それともヒメトクサ…?
瓶底のシーグラスです。 YT7の文字が読めます。 前回の富津で拾ったカネボウの瓶底記事に触発されたそのようなアレが、拾ったこれを私に見せながら 「Yは日本山村硝子株式会社の略、Tは東京工場という意味らしい。」 って教えてくれました。 へーへーへー! 瓶底の記号からそんなこともわかるんですね!
アップで撮りたくて休憩の時に足に乗せてとった、鉄分を多く含んだ石(多分)です。
さらに貝化石です。
気になる石です。 ナニカの道具…の一部かな…?
摩耗具合がうつくしすぎるキサゴ。
そしてまた貝殻の化石。 新舞子海岸は貝殻化石群の宝庫やで…!! ってくらい貝化石がおちています。
ここでようやくキンチャクガイ。 すぐ隣の布引海岸には全部拾って帰れないでしょー!ってくらいキンチャクガイがおちていたのに、新舞子海岸にはあんまり落ちてない。 海は繋がっていると言いながらも、やっぱり岬ひとつ、川ひとつ、いりえひとつへだてただけで、拾えるものが結構変わるのが面白い!
そして新舞子海岸第二回目の休憩タイム&選別タイム。
またナミマガシワもこんなに拾っちゃって…厳正な選別の結果、泣く泣く半分以上リリースしました。
「新舞子海岸」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』作り!
そんなこんなで、家に帰って本日「新舞子海岸」で拾った石で『私の石図鑑』を作りました。 これです。
(※図鑑およびブログ記載の貝や石の名前は、素人が図鑑と現物を見比べながら推測した不確かな情報のため、間違えている場合がかなりあります。鵜呑みにしないで頂けたら!)
特筆すべきは、貝化石の多さ!
あんまりたくさん拾ったので貝化石だけの集合写真も撮ったんですが、この通り! おなじ富津の布引海岸でもたくさん拾ったセイタカハイガイの化石のほかに、巻貝や二枚貝の貝化石群もこんなにたくさん!
布引海岸では貝化石群なんてみなかったのに…! 逆で言うと、布引海岸ではあんなにひろったカシパンを新舞子海岸ではひとつもみなかったのも興味深い!
そしてこのうろこ模様のような貝殻も気になる…! 実はひとつだけじゃなくて同じようなうろこ模様、同じくピック状の貝殻片を3つほど拾ってるのです。 買ってもらったばかりの貝図鑑を見ても、この貝がなんであるか特定できなかったので、これはいつかわかるときがくるまでの宿題にしたいと思っています。
まとめ
いかがでしたか。今回は貝化石にシーグラス陶片ナミマガシワ!新舞子海岸でビーチコーミングをおおくりしました。 まとめると、新舞子海岸でにょろんが実際拾ったものは
貝化石群
富津の特徴である他より厚みのあるハイガイの化石いっぱい
イタガヤイいっぱい
ナミマガシワいっぱい
シーグラスもいっぱい
陶片もいっぱい
キンチャクガイ
石英
サルボウガイ
といっぱい! とりすぎるまいと己を戒めつつ、画用紙一枚では到底はいりきらないたくさんの貝殻や石を拾って帰ってきました。
拾えるものイッパイ!
広くて景観も素晴らしい!
人も少ない!
と、たいへんビーチコーミングにおススメの浜でした。が、しかし! 富津で回った他の浜同様、
トイレがない(ことはないけどちょっとはいるのがためらわれる感じのアレ)!
自販機がない!(あるのかもしれないのですが、とりあえずにょろんが見た限り浜にはみあたらなかったかと…)
コンビニがない!
の三拍子が揃っているので、準備もトイレも前もって!の行動をおススメするにょろんでした!
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