[PTA]忌み嫌われ続けてるのって逆にスゴイ
今回もぺーてーえーのこと。
テンプレ的なPTAに対する主観的な文章なので、もし頑張って前向きに活動されている方が目にしたとしても、別の世界のお話だと流し読みしてもらえればありがたいです。
あしからず。
学校への保護者の関わり方
「おやじの会」というものがありますね。我が校にももちろん存在していて、子どもとふれあうイベントをたくさん開催してくれたり学校内の施設を作ったり直してくれたりと、お父さんたちが楽しく活動しています。
以前、自分がPTAに入りたいということを公言していた時、「あ、おやじの会に入りたいのね」という勘違いをされたことがありました。
その勘違いは、コミュニケーションに問題があって起こったことではなく、「PTAに自ら入りたいなんて言う父親がいるわけない⇒てことは、おやじの会のことを言っているのだろう」という固定観念によるものだということは火を見るより明らかです。たぶん。
僕はおやじの会にはあまり興味がありません。興味がないというか積極的にそこに参加したいという思いがない、という感じです。
僕がPTAに自ら参加した理由は、「子どもの学校生活にくっついてくるPTA活動を負担に感じてしまう」ことによって、多くの保護者の方がストレスを感じていると思ったからです。やる前からストレスだし、なんなら学校に入る前からストレスだったりと、だいぶロクでもない活動だと思っている人もいるかもしれません。
多くの保護者に「平等に」回ってきて問答無用でストレスを与えてしまうPTA、まるで全員参加型の罰ゲームですね!
でもそんなイメージに同調できてしまう人も多いだろうと思わされるあたりが、PTAの根深い問題を感じさせます。
なぜ「参加したい」という人が少ないのか
個人的にはPTAの眠ってしまっている意義や意味に大きな可能性を感じているので、PTA界隈の持つ「イメージ」は本当にもったいない。
とても「ネガティブ」な存在として認知されているわけで、そこにわざわざ入りたいなんて人はほとんどいないでしょうね。
翻っておやじの会を見てみると、前述のとおりに「楽しく活動」していて、子どもたちにとっても頼れる存在。非常に「ポジティブ」なイメージ。(もちろんそんな簡単な話ではないでしょうけど)
実際、子どもにとってはおやじの会はやってることがわかりやすいし楽しいから感謝されるし、いいイメージばっかりなんじゃないかと思うんだけど、じゃあPTAはどうだろう?
PTAがなにをやっているのか知ってる子どもなんてほとんどいないと思うんですよね。かく言う自分もそうだったし。なんだかよくわからないからありがたみも掴み所もない、そんなことになってませんかね。
負担はもちろんゼロじゃないし、せっかく頑張っても認めてもらえるわけでもない。やって当たり前だから感謝も薄い。それじゃあ手を挙げる人がいないのも当然だろうなぁと思います。
PTAのバージョンを上げるために
PTAの「ある意味スゴイ活動だな」と感じる点は、ダラダラと前述のように「ネガティブ」な存在であり続けたことだと思います。
いつまでたってもバージョン2.0にならず、ひたすら1.3辺りのマイナーアップデートを繰り返し、大枠は旧態依然でヨシ!な活動。当事者たちにとっても別に仕事じゃないんだし1〜2年ガマンすればいいんでしょ、ってことで変化する意味や意義を見出せないのでしょうか。
また、変わったところで自分や子どもにメリットないよね(メリットが見えない)という考えもあると思います。だからこそ自分事になり得ない。
このあたりも実にもったいない。
これまで多くの保護者がPTAを腫れ物扱いして遠ざけてきたと思いますが、それは自分の子どもが通う学校の「より良くなる」機会を損失し続けていることになるのではないでしょうか。それも何十年にも渡って。
学校がより良くなることは、全ての子どもや保護者にとって救いとなるはずです。
…なんてことを思いながら自分に何ができるのか考えたとき、すでに「プラスの存在」であるおやじの会に入っての活動にはあまり意味を感じなくて、それよりはネガティブなイメージが根深い、「マイナスの存在」のPTAをどうにかした方が多くの保護者のストレスが軽減されるし、学校と保護者の連携が上手くいくことで生徒や先生にもメリットがあるんじゃないの?という思いに至りました。
もちろんおやじの会との連携は必須です。PTAとおやじの会、それに学校。大人たちがお互い共鳴しあって子どもへ還元するポイントをぐいぐい生み出していく、そんな仕組みをPTAで生み出すこと。
既存のPTAのままではちょっと難しそうですが、しっかりとビジョンを持って取り組むことができれば、やってやれないことはない。
そう思って日々活動しています。
PTAに対する視点をちょっと変えるだけで、いろんな可能性が見えてくる。なにが本当に「自分の子どものために」なるのか、それを考えるキッカケ作りを心掛けたいですね。
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