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fitbitと「私じゃない誰か」(DAY186)

健診結果が思いのほか悪く。

仕事を辞めたとたんに体重がバリ増えたのでこりゃやべェなと思ってたところ、それ以外にも腎石灰化とか膵臓の尾っぽが見えないとか、なんだかよく分かんない漢字の羅列とか、よくもまあ次々と出てくるもんだよと。

緊張がほどけて、身体も「ほへー」ってなっちゃったのかもしれません。

…運動しなきゃ。

あと、やっぱり水分が必要だって。

腎機能があまり強くなくて、あんま飲みすぎるなって言われてたから、水分は1日1.2リットルにしてました。
でも今回の健診結果では「2リットル取って」と…

アイダをとって、1.5リットルにしようと思います。


壊れてから放置していたfitbit、
買い直しました。


fitbitって、
健康管理に特化したスマートウォッチのこと。ウェアラブル端末。
腕時計のようにはめるやつです。


歩数や心拍数、睡眠スコアなんてのも計測してくれる。

10年くらい、使い続けてます。

だからといって機能をフル活用していたのではなく、fitbitの機能「サイレントアラーム」が良かった、ただそれだけの理由でした。

fitbitを腕につけて眠れば、朝になると振動で起こしてくれる。
ついでに睡眠スコアもつけてくれる。


それが良くて、使い続けてました。


そもそも、出逢いも不純だったんです。

たしか日経だったと思うんだけど、データサイエンスに関するイベントがあって、そこに参加させていただいたときのこと。

fitbit社の代表の方のスピーチを聞いて…
(海外の方なので、同時通訳です)

…ここで「代表のスピーチに感銘を受けた!」だったらカッコいいのですが、違うんです。

私の(当時)好きなブランドとfitbitがコラボしてると聞いて、食いついたんですよ。

好きなブランドがfitbitケースを販売してる!
しかもオシャレ!


…浅!


当時は女性起業ブームで、Facebookには「白ジャケットにワンピース」の女性起業家のお写真がズラリ。

ご多分に漏れず私も似たような服装でしたからね、一介の勤め人なのに。しょっぱい!

fitbitケースを販売していた「私が好きなブランド」は、女性起業家ブームのワンピース部門の一翼を担っていました。

私も毎シーズンのコレクションを見るのが楽しみで、個人輸入してみたり…(アメリカのブランドです)

fitbitケースも、個人輸入しました。
(fitbit本体は並行輸入で買えた)


「こんなレアアイテムを持ってる私ってば、すごくね?」


そんなことを思いながら、ジャケットにワンピース、腕にはfitbitケース(ブレスレット型です)を付けて出勤して。
靴はルブタンの9センチヒールなんて履いちゃったりする訳ですよ。

…で、職場についたら「PC作業の邪魔」とfitbitケースを外して、肩が凝るからジャケットを脱いで、9センチヒールからゴムのサンダルに履き替える訳ですよ。

ちなみに家から職場まで7分でしたからね!徒歩で!


今思えば「私以外の誰かになりたかったんだろうな」と理解できます。

そんなことしても、ナカミは変わらないのに。


憧れることは必要なことだと思うんです。

「あの人みたいになりたい」、
その気持ちが、自分をチャレンジへと導く。

ですが当時の私はウワベだけ真似して、ナカミは空っぽでした。


空っぽなのがバレないように、うわべを取り繕って、張子人形のようにペタペタと虚飾を貼り付けていって。


使ったfitbitの機能も、サイレントアラームだけでした。

あんなに役立つ機能があるというのに。


仕事を辞めたのとほぼ同時期にfitbitが壊れてしまい、1年ちかく腕時計のない生活をしていました。

今回、fitbitを買い替え、久々に腕時計のある生活を送っています。


私が使っていたものから機能も増え、文字盤も美しくなり、fitbitの進化を感じました。

今回はサイレントアラーム機能以外も活用しながら、より健康的な生活習慣を身につけようと思います。

そして、fitbitと出会った頃の「ナカミのない自分」から少しでも成長できたらいいなと願ってます。

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