アジア発米国向け輸送好調

アジア発米国向けコンテナの5月の調査結果

1. 全体の増加傾向

   • 2024年5月、アジア18カ国・地域から米国向けの東航コンテナ荷動きは前年同月比8.5%増の167万1368TEU。

   • 8カ月連続の増加で、1〜5月の累計では前年同期比16.3%増の817万858TEU。

2. 国別の動向

   • 中国: 前年同月比6.1%増の91万9429TEU。前月は減少していたが、再び増加。

   • 日本: 自動車関連の輸送が増加し、5.0%増の5万640TEUで5カ月連続増加。

   • アセアン: マレーシア（22.6%増、3万5894TEU）とベトナム（20.7%増、21万9548TEU）が顕著な増加。

   • 南アジア: インドが14.5%増の9万5934TEUを牽引し、全体で12.8%増の12万1948TEU。

3. 品目別の動向

   • 1位: 家具・寝具類（9.0%増、29万2877TEU）。

   • 2位: 機械類（2.6%増、18万1788TEU）。

   • 3位: 繊維類（4.5%増、14万7614TEU）。

   • 4位: プラスチック製品（8.5%増、14万158TEU）。

   • 5位: 電気機器類（1.5%減、12万8472TEU）以外は増加。

4. コンテナ運賃の動向

   • 上海発ロサンゼルス向け: 前年同月比2.8倍の5060ドル/FEU。

   • 上海発ニューヨーク向け: 2.4倍の6403ドル/FEU。

   • 横浜発ロサンゼルス向け: 81.1%増の4216ドル/FEU。

   • 横浜発ニューヨーク向け: 48.0%増の5200ドル/FEU。

   • 運賃の高騰は、船腹需給のタイト化と一部港湾での混雑が原因。