見出し画像

「日本の貿易ニュース:車と半導体が牽引する輸出増加」

4月の貿易のお話です。

日本が外国に売った物(輸出)は、去年の4月より8.3%増えて、約9兆円になりました。これは5ヶ月連続で増えています。特に車や半導体を作るための機械がたくさん売れました。

日本が外国から買った物(輸入)も8.3%増えて、約9.4兆円になりました。これは2ヶ月ぶりに増えました。4月の輸出と輸入の額はどちらも過去最高でした。全体としては、外国から買った物の方が売った物より多く、約4600億円分の赤字になりました。

品物ごとに見ると、輸出では車が17.8%増えて、半導体を作る機械が28.2%増え、電子部品が20.4%増えました。輸入では、原油が13.1%増えて、飛行機が約4倍、コンピュータの周辺機器が45.2%増えた一方で、石炭は22.5%減りました。

国ごとに見ると、アジア向けの輸出では半導体を作る機械が45.2%増え、電子部品が24.1%増え、車が28.5%増えました。アジアからの輸入では、コンピュータの周辺機器が38.1%増え、衣類が16.4%増え、石油製品が66.8%増えましたが、電子部品は17.1%減りました。特に中国向けの輸出は半導体を作る機械が95.4%増え、車が36.0%増え、プラスチックが21.4%増えました。輸入では、コンピュータの周辺機器が29.5%増え、通信機が17.4%増え、衣類が10.3%増えました。中国も、4月の輸出と輸入の額が最高でした。

アメリカ向けの輸出では車が26.0%増え、車の部品が20.6%増え、ポンプが45.8%増えましたが、薬は46.0%減りました。輸入では、飛行機が約6倍、エンジンが94.6%増え、穀物が99.5%増えました。アメリカも、4月の輸出と輸入の額が最高でした。

ヨーロッパ(EU)向けの輸出では車が7.4%増え、鉄鋼が44.8%増えましたが、船は全部なくなり、半導体を作る機械が44.5%減り、金属加工機械が42.7%減りました。輸入では、バッグが48.2%増え、コンピュータの周辺機器が約3.3倍、重い電気機器が約2倍になりましたが、車が19.8%減り、魚介類が76.5%減り、薬が7.2%減りました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?