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アンダーラインシリーズイメージソング解説

メイン連載中の長編小説登場人物のイメージソング紹介および解説です。本文のネタバレがもりもりありますのでよろしくお願いいたします!
本文↓


イメージソング解説:アンダーライン

感電/米津玄師

 感電が主題歌だったとあるドラマっぽい雰囲気を目指したかったのでイメージソングになりました。

阿吽のビーツ/羽生まゐご

 こちらはアンダーラインの後半、特に五話のイメージソングとして設定していました。

イメージソング紹介:ピュア・ペネトレイション

IT‘S A NEW ERA/ポルノグラフィティ

転がる岩、君に朝が降る/ASIAN KUNG-FU GENERATION

 どちらも新しいものが始まるイメージが強い楽曲でしたので「新章開幕!」の気持ちが強く感じられると思って良く聞いていました。

イメージソング解説:松本

ばかになっちゃったのかな/菅田将暉

 初対面の印象はこちら。第一話の松本はこれくらいの素直な青年のイメージです。公式MV↓

今は「会いたい」だとか「愛してる」だとか
ありふれた言葉で言いたいよ今まで一度も 言えなかったようなまっすぐな言葉で言いたいよ

 この曲自体もすごく素朴だけどところどころにしっかりキモになるコードが配置されています。(初心者が弾き語りするのに向いているだろうな……と思ってコード見たら思ったより難しかったです笑)
 すごくストレートで素直な曲が松本の基本性格っぽいなと思って選んでいます。

愛を伝えたいだとか/あいみょん

 第二話~最終話までの基本的なイメージです。公式MV↓

 この曲は全体の雰囲気を重視して選んでいます。歌詞全体も少しアンニュイというか無気力感がある感じが、ダークな部分を表しているかなと思いますが。ちなみに2022年に一番聴いていたのはこの曲です(執筆中ほとんどずっと聴いていたから当たり前ですね)。

Beast/[Alexandros]

最終話~ピュア・ペネトレイション時間軸はこの曲がメインのイメージです。公式MV→

Bang bang 銃が鳴り出して 悪者はあっちってなったってわからないよ
あてになんないよあっち側ではこっち側がエネミー

 このあたりは彼の過去にぴったりだと思いました。善悪というのはどこから見るかでまったく変わってしまうんですよね。松本は偶然、世界の光側にいますが、偶然こぼれてしまった人もいる。そんな人の立場にも立てるのが松本です。

それでも欲望は一杯 でもなるべく争い反対
握手はなくたっていいけど 手と手を取り合いたい

 このあたりもその部分が出てるんですよね。最後に例の四人に面会をしようとしたあたりはこの精神です。
 善悪をどちらからも論じられる歌詞が最終話でわかった松本の経歴と立場を的確に表しているなと思って選びました。ちなみにこの曲は映画『ドクター・デスの遺産』の主題歌になっておりますので、映画の方もぜひ。非常に興味深いテーマを扱った面白いもの(Interesting)だと思います。個人的には父の立場で演技する綾野剛氏が非常によかったのでそちらも併せてどうぞ。若いときから見ている役者さんが父親役の年齢になるってすごいですね~。
 と話が逸れましたが、現時点でいくつかの配信サイトで配信されているようです。(本当は原作小説もおすすめしたいのですが、残念ながら読めていないので何も言えないのです、ごめんなさい!)

イメージソング解説:六条院

優しい人/米津玄師

公式トレーラー→

誰かから見た六条院はこの印象。

あなたみたいに優しく生きられたらよかったな
優しくなりたい正しくなりたい綺麗になりたいあなたみたいに

周りに優しいという印象を与えるかどうかは別として周りから「あなたになりたい」と無邪気に思われるような人だと思っています。

Broken Heart of Gold/ONE OK ROCK

公式MV→

Sometimes I just want to quit
Tell my life I'm done with it
When it feels too painful
Sometimes I just want to say
I love myself but not today
When it feels too painful
I smash my broken heart of gold
I smash my broken heart of gold

サビの歌詞がとても好きです。他の人間とは違う出自を持つことはときに孤独を生むのではないか。そのように考えて選んだ曲です。これに加えてこの曲が起用されている『るろうに剣心 最終章 The beginning』も非常によかったので(正直、巴にとっての剣心の立ち位置を知らなかったので知った上でめちゃくちゃ泣いてもう一度The finalを見に行きました。真剣佑くんの縁、すごくよかったですね~~)、映画で描かれている事象も踏まえて聴いてみていただきたいなと思います。

また歌詞の意味の解説はこちらが親切ではないかと思います◎

Twilight,トワイライト/ポルノグラフィティ

公式↓(※この曲単体でのyoutube動画はありませんでしたのでいずれかのサブスクリプションからお聞きください)

こちらは10年前から六条院のイメージソングでした。というより、彼を見る松本の視点と言った方がいいでしょうか。飼い犬が松本です。このときから漠然と松本に対して犬っぽいイメージを持っていたことがわかります。

地球(ここ)にあるすべては一つだと
謳えば謳うほど嘘になり
敵はどこだ?と捜し続けた
暴走の果てに辿り着いたら
蔑んで 壊して 殺した

ここの歌詞が好きで採用した記憶があります。あとは曲全体の構成が静から動へと動く感じがすごく彼のイメージに近いなと思いました。元々は静かな人ですが、だからといって感情がないわけでも、激しさを持っていないわけでもない。本編を読まれた方はおわかりになるかと思いますが、結構情にも篤くて激しい人です。そんな彼にぴったりだなと思っています。

余談ですが、この曲がリリースされたのは2005年4月20日でした。もう20年近く前。リリースされたリアルタイムで聴いてアルバムをレンタルしてもらったのでイコール自分のファン歴になります。(赤子が成人するまでの期間以上ファンであることに愕然としています)2024年の9月はデビューしてから25周年なので、新たな楽曲リリースやライブが楽しみです!

イメージソング紹介

志登:Glory-into the RM-(feat.SUGIZO)/SawanoHiroyuki[nZk]

 公式トレーラー↓

眞島:麻痺(Jazz Arrenge Version)/yama

 本家本元よりもジャズアレンジの方が好きなのでこちらがイメージソングに。

梶:又三郎/ヨルシカ

東風:ラストダンス/Eve


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