火炎瓶

嘘の妄想と悪口の話

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最近の記事

ゼロイチはスゴいけどイチジュウもスゴいよねって話

よく起業なんかで、なにもない状態からアイディアや独自の視点で新しいものを作り上げて、最終的にはその業界のスゴい人になっちゃう、みたいなこと聞きますよね。本当にスゴいと思います。そりゃ白いワイシャツ着て白い部屋で良い服着てインタビューなんかに答えちゃいますよね。 やっぱゼロイチっつーのはすげぇな~、と凡人の私は思うわけです。そして、超人ゼロイチさんが書いた計画書を渡されるわけです。私、ここでふと思いました。 『ゼロイチ出来る人間が作った計画に携わるのは荷が重いなぁ』、と

    • ラーメン二郎の話

      ラーメン二郎、めちゃくちゃおいしいですよね。なんであんなにおいしいのか私なりに考えてみました。 まず、初めに断っておきたいのですが、「好きな二郎のお店ランキング」だとか「初心者のための注文方法」とかそういうことは一切書きません。そんな小さい声でコールする奴のようなことはしません。自分が好きな店舗で好きなトッピングを頼む、二郎を楽しむうえでこれ以上はありません。二郎が気になる人は食べてみる、あの店舗が気になる人も食べてみる。これで全て解決します。 なので、今回はあくまで二郎

      • 現代の李徴になりかけてる話

        李徴は中島敦の短編小説『山月記』に出てくる主人公の名前である。 李徴は、顔も良いし、頭も良いエリートさんだが、その才気ゆえに折角なった官僚を辞め、詩人としての成功を目指す。だが、詩人として有名になることはなく、ある日、持て余した自尊心が李徴を虎に変えてしまう。虎になって山で暮らす李徴の傍を、学生の頃に友人であった官僚が通りかかる。官僚は李徴に気付き、二人は草むら越しに話し合う。李徴は友人である官僚に今までに作った詩を歌い伝え、虎になっても夢を捨てきれない自分を嘲りながら、山

      ゼロイチはスゴいけどイチジュウもスゴいよねって話