僕が日本から逃げて海外移住した経緯
皆さんはじめまして、ぬを〜といいます。
僕は今、マレーシアのKL(クアラルンプール)に住んでいます。
日本から離れ、KLに住み始めて5年。
僕は当時、日本社会にどうしても馴染むことができませんでした。
日本の職場でイジメにあい、何度も入退院を繰り返し、自殺を考えたこともあって...
この生き苦しい日本の社会から逃げたい。
誰も知らない世界にいきたい。
ズルいことを考えてるのは百も承知の上で、海外に出ると決めたのが、もう8年も前のこと。
それが、僕にとっての海外移住の始まりでした。
今、KLに移って5年が経ち、改めて日本の皆さんに向けてnoteを書くのには理由があって。
外国からコロナ禍の日本社会を見ていると、会社員時代の僕と同じように苦しんでいる人が沢山いるんだろうな…と感じるんです。
激務で、ストレスを抱え、監視され、窮屈で、経済的にも時間的にも余裕がない毎日。
とくに、10〜20代の若い世代や、子育て世代、自営業を営んでいる方など、多くの方が日本社会への生き辛さを実感していて、もう限界に近いのではないかと感じていて。
僕のように、海外に逃げることだけが正解だとは決して思いません。
ですが、こんな道もあっていいんじゃないかなと思っていて。
そして、僕が海外について経験したことや勉強してきたことを伝えることで、そんな人たちに希望を持ってもらえたらな、という想いがあるんです。
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今回の記事は、僕が日本にいた頃のお話になります。
僕が当時、心身ともに限界だった所から、海外に希望を見つけ実際に移住するまでどんな経緯を辿ったか。
その情報をお伝えすることで、少しでも皆さんの希望になればという想いです。
参考になるかは分かりませんが、10分と少しだけ、お付き合いいただけると嬉しいです。
■大阪の一般企業に就職し、職場イジメに
僕は高校まで、和歌山県の小さな港町で育ちました。
卒業後、大阪の大学に進学し、そのまま大阪の通信系企業に就職。
配属先は営業。
営業はとても苦手でした。
人前で話すなんて…ましてやクライアントといい関係を作り契約を取るなんて、自分には到底できるとは思えませんでした。
当然、営業の仕事にはノルマがあり、僕は達成することができず、毎日上司から詰められる日々。
それは日々、エスカレートしていきました。
朝7時半〜夜10時まで働き、上司から重要事項を自分にだけ説明されなかったり、暴言を吐かれるなど。
サービス残業が当たり前だったのでお金に余裕もなく、激務と職場イジメのストレスから体調を崩し、入退院を繰り返すようになりました。
そして、5回目の入院生活を終えて職場に戻った時、上司にこう言われました。
「お前って、能無しなのにすぐ体調崩すとかホント使えねぇよな。みんな、お前のこと社会のお荷物だと思ってるよ」
......この時、自分の中で何かがプツンと切れたのを覚えています。
その日アパートに帰って、このままベランダから飛び降りたら楽になれるかな...なんて考えながら泣いていて(今考えると、うつ病のような感じだったかもしれないですね)、
そして、気がついたら海外移住について調べていました。
特に海外移住に興味があったわけではなく、ただどこかに逃げたかったんです。
「成功なんかどうでもいいから、誰も知らない世界にいきたい」と。
これが僕にとって、海外移住のキッカケでした。
■海外のことを調べるように
仕事は相変わらず、契約も取れず、イジメも続く毎日でしたが。
さすがに5度の入院を経て、残業時間は少し短くなったので、余った時間を使って、海外のことを調べるようになりました。
そこで一つずつ海外のことを調べると、意外とポジティブな情報が多いことに気がついたんです。
・国によっては、長期滞在も難しくないこと
・思ったほど大きな資金はかからないこと(単身なら数十万円程度で可能)
・現地で仕事を見つけられるということ
・必ずしも英語や現地語は必要ないこと
・日本より遥に少ないお金で生活できるケースも多いこと
少し、希望が見えた気がしました。多分、人生で初めて希望を感じた瞬間だったと思います。
この時、静かにですが、「自由になるために、頑張ってみよう」と決意できた自分がいました。
■海外の情報をどうやって集めたか?
この辺りが、皆さんが知りたい情報だと思います。
結論というと、基本的には、全て独学かつネットの情報を頼りにリサーチしました。(なので、本当に効率が悪かったと思います。本来独学でやることではないですし、でも頼れる人もいなかったので...)
僕の場合、度重なる入院による医療費と低賃金のため貯金がほぼできておらず、「最低限のお金をためて、物価の安い国に低コストで住む」という選択肢しかありませんでした。
目安として、必要な資金はおよそ100万円。
これは、
・渡航費や現地の賃貸を借りるための初期費用(40万円)
・半年分の生活費(5万円/月×6ヶ月=30万円)
・その他、万が一病気などになった時の余裕資金(30万円)
というシミュレーションで出した数字でした。
一方、当時の貯金は20万円。
ここから、節約生活をしつつ、毎月4~5万円の貯金を継続することで、1年半で100万円の資金を作ることができました。
(ここの節約生活については、皆さんの参考になるかもしれないので改めて記事などにしますね!)
そして退職し、日本を出ることができました。
■退職し、海外32ヶ国を放浪
退職後、予め調べていた移住候補の32か国を放浪しました。
そして経済的にも、肌感的にも、様々な角度で考えた結果、最終的にバンコクとKLに拠点を置くことにしました。
ただ、僕は外国に長期滞在するための長期ビザを全く持っていませんでした。そのため、特定の住所を持たず、ビザなしで滞在可能な期間だけを過ごしながら周遊して過ごす、パーマネントトラベラー(いわゆるノマド)という選択肢を選びました。
具体的には、タイのバンコクとマレーシアのKLを行き来しつつ、生活資金がなくなってきたら、沖縄にある某リゾートバイトで住み込みで働きつつお金を貯め、またバンコクかKLを周遊する、という生活サイクルでした。
■生活拠点をKLに
パーマネントトラベラーとして1年と少し経った頃でしょうか。
KLでゲストハウスに滞在していた時。
そこは一泊900円ほどの安宿だったんですが、オーナーが日本人の方で仲良くなりました。
彼はKLやアジアのいくつかの国で飲食店ゲストハウス、マッサージ店などを経営されている方で、僕の今までの経緯を話すと、
「ぬを〜くん、良かったらウチで就職しない?今、人が足りてないんだよ。ものすごく高い給料は出せないかもしれないけど、安定的にお金は払えるし、就労ビザも出すよ」
と言っていただけたんです。
僕にとっては大チャンス。
断る理由もなく、次の日に面接を受け、正式にお仕事をいただけることになりました。
そして無事、現地の就労ビザを取得することができ、それ以降はKLを拠点に暮らしています。
マレーシアのお給料は、日本よりやや低い25万円程度でしたが、物価の低いマレーシアで生活するには十分でした。
実をいうと去年から、そのオーナーさんの計らいで、僕もマレーシアに現地法人をたてることになりました。
なので今は、自分の法人から自分自身に就労ビザを発行するという形で暮らしています。
(こう書くと聞こえは良いですが、ほぼオーナーさんの下請け会社なので、やっていることはほぼ変わりません...笑)
正直、お金は今もそれほど多くありません。
法人としての収入は安定してきましたし、税金も日本よりは安いですが、日本で働くよりも多少お金と時間に余裕がある程度です。
けど、僕はこれでよかったと思っています。
両親も、会社員時代の疲れきった僕をみていたので、「ぬを〜が幸せならそれでいいよ」と言ってくれてます。
今はまだ独身ですが、いつかステキな方と出会って結婚し、和歌山の両親にも挨拶しに行けたらな、と思っています。
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長く自分語りをしてしまいましたが、冒頭に書いたように、今のコロナ禍での日本をみていると、多くの方が限界に近い状態なのだろうなと感じます。
二度目になりますが、僕は海外に逃げることだけが正解だとは決して思いません。
ですが、こんな道もあっていいんじゃないかなと思っていて。
逃げてばっかりの人生を送っている僕ですが、逃げることも悪くないと思っています。
僕の情報で、皆さんが少しでも元気になってくれれば嬉しいです^_^
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【第1章】〜移住の気持ちが高まったら〜
・移住に必要な海外の知識と考え方
・移住前に身につけるべき生活習慣や考え方
・現地での人脈と友人の作り方
・現地での仕事の見つけ方
・どこに住みたい?日本人にオススメの都市!!
【第2章】〜長期ビザを取得する〜
・長期ビザの基礎知識
・ぬを〜の体験談
・長期ビザの種類とそれぞれの取得への道
・ビザ取得の具体的手法
・長期ビザの裏ワザ
【第3章】〜海外で事業をする、法人を立てる〜
・海外法人を建てるメリット
・事業拠点を海外にする注意点
・海外法人の設立
・海外法人口座の開設
【第4章】〜移住へのステップ 国内編〜
・行政手続き
・健康保険の手続き
・金融機関の手続き
・長期ビザの手続き
・運転免許証、国際免許証の手続き
・おすすめのクレジットカード
・日本滞在中に済ませておくこと
・日本から海外に持っていった方がいいものリスト
【第5章】 〜いざ、海外移住!!〜
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