M-1に関して思うこと

Twitterで今年の「M-1」に関してのネット記事を見た。M-1から正統派が消えたというものだ。

ここからは個人の意見、漫才を見る視聴者としての意見であるが

「M-1は2010年で終わった」と考えるべきではないだろうか。

現代の笑いは「バカ」や「アホ」が主流で単調の笑いだと思っている。おそらくこの流れが到来したのはM-1が一時的になかった2011年〜2014年の期間に笑いという文化が変わったことにあると考えられる。

この間に何があったかは詳しく調べないといけないが、今言えることはこの2011年〜2014年で「YouTube」を代表とするネットの媒体が力を持ち始めたことが大きく関係していると予測できる。自分自身もこの頃からテレビ番組は面白くないと思い始めていた。

そして今日はテレビよりYouTubeという流れが多くあり、特に最近では若者以外もYouTubeに手を出したり、YouTubeでテレビ番組風な動画を投稿しているのを見かける。このことが大きく「M-1」という笑いの賞レースに関係しており現代の笑いにも影響していると考える。

言葉を巧みに使い手元の動作も用いて笑いをとる。これこそが漫才だと定義する人がいる一方で、言葉とともに大きな動作を加えバカをする、バカを演じ笑いをとる。これこそが漫才だと定義する人もいるかもしれない。

上記の2点はとても似ていて一見してしていることは同じなのだが前者は漫才、後者はショートコントだと自分は思っている。どちらも面白く笑うことはできるが後者に関しては漫才かと問われると回答が難しいのではないだろうか。

現代は先ほど述べた後者の笑いが求められておりその結果が今年は欠場したM-1決勝常連の漫才師でさえも優勝できなかった要因ではないだろうか。

「M-1」が廃れたと思う人が多いだろうが日本の漫才は廃れてはいない。その証拠として去年優勝した漫才師がいるではないか。

最後に個人的には面白い1位を決める「O-1」とかにした方が自分みたいな漫才を求めている、昔のしゃべりを求めている人からしたら差別化できて気分はいいのだが…

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