日本神話タロットとウエイト版の比較 棒の7
ウエイト版ワンドの7を見てみましょう。
一人の男性が崖の上にいます。その下から6本のワンドが上がって見えますが、男性の胸や顔の高さまでは届いていないようです。
男性の右足はひもの靴のようですが左足はブーツをはいています。
あわてて追いかけられているのでしょうか。あわてている様子などは見られますがどちらかと言えば有利に見えます。
ワンドのスートの積極性や攻撃性などがよく見えるカードの一つです。
日本神話タロットを見てみましょう。
棒の6から引き続き、ヤマタノオロチをスサノオが退治するお話です。
作った門の一つにヤマタノオロチの首が入り、酒を飲んでいます。
じきにヤマタノオロチは酔い潰れ、スサノオはこの戦いを優位に進めていきます。
ヤマタノオロチの頭が地面に倒れると、スサノオはまってましたと言わんばかりに剣を引き抜き、8つもある頭をどんどんと切りつけていきました。
切り口からは血があふれ肥の河を赤く染めました。
さらにスサノオの攻撃は休まらず、今度は尻尾を切りつけました。
すると手衝撃が走り、十拳剣は刃こぼれしてしまいました。
スサノオはオロチの尾を縦に切ると中から太刀が現れました。
その後スサノオはアマテラスにこの太刀を献上しました。
これが草薙の剣です。このお話はソード、剣の物語できっと詳しくお話しすることになるでしょう。
棒の6で用意周到に準備をしたことにより棒の7では物事を優位に進めることができました。
スサノオの物語も後半になってきました。
前半や、大アルカナの0愚者、1魔術師などでは想像のできない、しっかりとした神様に成長しているのではないでしょうか。
荒々しさなどはまだありますが、守るべきものを見つけ守ることで成長していく姿は、私たちにいろいろなものを語りかけてくれていると感じます。
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