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日本神話タロットとウエイト版の比較 棒の6

ウエイト版では凱旋パレードのように見えます。月桂樹の葉で作られたリース、月桂冠を掲げて勝利をお祝いしているようにも見えます。
しかしウエイトは希望の王冠と記しています。
つまり達成する自信のある事柄を表しています。
多少楽観主義なところもありますが、1~6までの物語を経てそれだけ自信がついたよということなのかもしれませんね。

日本神話版見ていきたいと思います。
棒の5ではスサノオがクシナダヒメを助ける代わりに妻に迎え入れようとしていました。
棒の6では樽のお酒を用意して、ヤマタノオロチと戦う準備をしています。
スサノオはもう、勝利したつもりでいるのでしょうか。それともこれからのヤマタノオロチとの戦いに心をはせているのでしょうか。
きりっとした表情からは、じっと未来を見据え考えを巡らせているようにも見えます。

タロットカードの世界で右を向いているものは未来を向いているとされています。
前向きな気持ちであったり、逆に不安な気持ちであったりするかもしれませんが、確かに前を向いているカードなのです。

スサノオの作戦はこうです。アシナヅチとテナヅチに強い酒「八塩折の酒」を用意させ、8つの門を作らせました。ヤマタノオロチは酒が大好物で、どんなに強い敵であろうとも、酒に酔い眠ってしまえば勝つことができる。と考えたのでしょう。実際スサノオは先にも書いてある通り、荒々しい乱暴な神様でしたから、力などにも自信があったのでしょう。

門の前にそれぞれ樽酒を置き、日が暮れ、ヤマタノオロチが現れるのを待ちました。その間にクシナダヒメは櫛に形を変え、スサノオが身につけました。


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