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日本神話タロットとウエイト版の比較 勾玉のエース

ペンタクルを見ていきたいと思います。

各スートのエースには贈り物といった意味合いが込められていますが、ペンタクルではお金、仕事など現実的なものが表されています。
ペンタクルは地を表しますが、地はとても現実的で手に取ることのできるものです。
たとえばワンドの火やソードの風は手に持つことは難しいでしょう。
カップの水もつかむことはできますがやがて手を出ていってしまいます。
とても現実的なスートであるペンタクルをこれから見ていきたいと思います。

まずはウエイト版。
雲から手が差し伸べられていて、その上にペンタクルが乗っかっています。
後ろには庭園のようなものが広がり、道が続いています。
しっかり手入れされた庭には花が咲いています。
生垣にリースがあり出入り口になっています。
その奥には山を見ることができます。

日本神話版を見てみましょう。
アメノトコタチが手に勾玉を持っている・・・わけではないですね。
浮いています。
コインではなく勾玉になっています。時代背景をより感じられますね。

この神様は古事記でちょこっとだけ出てくる、神様であまり詳しくは書かれていません。別天津神の5柱で最後に現れたのがアメノトコタチです。
姿や形はなく、成長の早い植物であるアシにたとえられ、アシのように生まれたとされています。天上界を守っている神様です。
イザナギやイザナミがまだ生まれる前のお話です。


出雲大社でオオクニヌシや他の神様と、ともに祀られているようです。

さて、カードに戻ります。緑の大地に道がありその先が建物に続いています。この建物、私には出雲大社のように見えるのですが皆様はいかがでしょうか?

スピリチュアルや神の手から離れているスートが勾玉ですが日本神話となりますとどうしても神様と切っても切れなくなってしまいます。
しかし逆に日本神話の神様がいかに人間的であったのかも知ることができるような気がします。

これからオオクニヌシ(オオナムチ)の物語が始まりますが、国作り、国譲り、このあたりがペンタクルの表す地のスートと一致するのかなと考えております。


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