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愛し、恋し、江戸絵画ー若冲・江戸琳派@細見美術館

毎日に流されて、投稿が少なくなってしまっていましたが、そんな間にもお出かけはしていて、京都の細見美術館に行って来ました。

伊藤若冲の絵を見ることができる✨というのが、ワクワクポイントです♪この美術館は、ロームシアターと道を挟んでお隣なので以前から気になっていたんですよね〜。

地下鉄東山駅からロームシアターに向かって歩いて行こうと地下から上がる際に、なんとエレベーターが使用できないという張り紙が。
私は階段でも平気ですが、京都の地下鉄・特に東西線ってすごく深い場所にあるので、地上に出るのにかなり階段を上がっていかなくてはいけません。
そのためか、現場に屈強なおじさんやお兄さんが待機していて旅行者のスーツケースを運んであげたりしていました。
いつまで閉鎖が続くかわかりませんが、秋の観光シーズンまでに点検や整備を済ませてしまうのでしょうね。

駅から現地までは、てくてく歩いていくうちにあっという間に到着です。

チケットを購入して、入館証になるシールをシャツに貼り付けて美術館の中へ。
自動ドアが「ファッ」と開いて初めの展示スペースに入りました。
そんな様子全てが、新鮮な美術館♪

細見家がコレクションした絵が並んでいて、若冲の絵はもちろんですが、同時代の琳派の画家の絵やそれに相応しい小物(全部ステキ)がディスプレイされていました。
そこで、お気に入りの絵を見つけました。
それは鈴木其一の「朴に尾長鶏図」です。
たらしこみという方法で朴の葉が描かれていて、その色合いに惹かれました。
植物の葉が、朴の葉だと緑や茶色で表現されそうですが、そこに青というか水色のふわっとした色彩が加わってなんとも深みのある色になっているのです。
そこに、白い朴の花やモノトーンの尾長鶏がスッと配置されているのが、とても美しい。
同じ展示室で何回も見直しに戻って、堪能しました!

展示室は、美術館の中のいくつかの部屋をまわりながら見ていくのですが、建物の中の階段を登ったり、そうしてまた自動ドアが「ファッ」(この擬音が相応しいのです)と開いて中に入ったりしながら移動しました。
階段のある場所が中庭のようになっていて、向こうにミュージアムショップやカフェがあり気になりますね…。

途中に、細見家のコレクションとして膳所城の瓦が展示されていました。
膳所城といえば、私の住むまちに膳所城址公園が残されていて今でも市民の憩いの場です。春には桜が咲いて美しい場所になります。
私の大切に思っている場所の瓦を持っているこの美術館、とても好きになってしまいました。

池田孤邨の「小鍛冶図屏風」は、娘の学生時代の能楽部の発表で先輩方の演じた能「小鍛冶」の一場面が鮮明に蘇る絵でした。
今まで出会って来たものと結びつくと、楽しいです♪

全て見終わると、先ほど楽しみにしていたミュージアムショップへ。
ポストカードもありましたが、風呂敷や、お香も色々あってどれにしようかと迷ってしまいました。

この後、目指していた石窯ピザのお店に寄ってみたのですが残念!お休みでした。

そこで、通りすがりに見つけたパン屋さんでランチしました。

えぇ〜!ハプスブルク家御用達…気になりすぎです。

カイザーサンド(鴨)・繊細なパイ層に包まれたマロンパイ🌰・それからワインになる前のスパークリング白ブドウジュース

このジュースは、ミューラー・トゥルガウというワインを醸造するためのブドウから作られていて、マスカットやシトラスの風味、という解説がテーブルにありました。
甘かったです。
先日飲んだことのある甘いワインに似ているなぁと思いました。
普段はなかなか出会うことのない味にちょっと旅行気分になりました。


ステキな美術館で、美しい絵と対面し、美味しい食べ物に出会えて、幸せな一日でした。

細見美術館のコレクションは、京都を離れて他の場所でも展示されていたようですね。

大阪と東京は終了してしまいましたが、上記のサイトによれば
・今年の12月23日〜ジェイアール名古屋タカシマヤ
・来年4月13日〜静岡市美術館
・来年秋には長野県内での開催が予定
となっているようです。
お近くで開催の時は、ぜひご覧ください!

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