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雨の庭 Jardins sous la pluie♪

雨が降ってきました。
それも大粒の雨。
昼間も一度降ったけれど、止んで。
夕方になって、雷が鳴った後に本降りになりました。

この季節の雨、特に晴れて地面が熱くなったところに降り注ぐ雨は、独特の匂いがします。

ドビュッシー作曲の『版画』の中に「雨の庭」という曲があって、雨の風景が描かれています。
どちらかというと、梅雨明けから夏の雨の方がピッタリくるのですが、今の雨音で思い出しました。

ドビュッシーは、1862年生まれのフランスの作曲家です。10歳でパリ音楽院に入学し、始めはピアニストを目指しピアノ科に入るのですが、17歳頃に進路を変更してピアノ伴奏法のクラスに入りました。この頃から作曲にも挑戦し始めました。版画「雨の庭」はドビュッシーが41歳で作曲した曲です。

乾いた夏の石畳にポタポタと雨が降って、次々と雨が降り、うねるような強い雨の音に包まれます。
雨粒が大きくなったり、小さくなったり…。
途中に太陽の光がふっと差し込んだり。
激しかった雨が止んで、キラキラと葉の上に光る雫が光っています。

去年自分で曲解説を書いたものに書き足しました

自然の様子が描かれている曲の中でも、この曲が大好きです。


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