子宮筋腫摘出手術と子宮鏡下ポリープ摘出術を経て、妊娠。
子宮筋腫摘出手術から約一年、子宮鏡下ポリープ摘出術から約半年。多嚢胞卵巣症候群と診断されていた私は、医師からタイミング療法を勧められていた。「生理がきたらまた受診してください。そこからタイミング療法を始めましょう」と病院から言われていたが、一回生理が来たものの、予約をしそびれてしまった。「次来たタイミングで受診すればいいか」と安易に考えていたが、一カ月たっても来ない。 もともと生理周期が長めだったため、一か月間のうちに来ないことは当たり前だったが、2カ月経っても来なかった。
生理が来ないことで、子宮の機能が止まってしまったのではないかと不安になった。受診する2週間ほど前から、体のほてりや胸の張り、動機など、更年期障害を経験した時と同じような体の感覚に焦る。すぐに病院を予約し、本格的に不妊治療をしなければと覚悟していた。
診察室に呼ばれ、生理が来ていない旨を医師に伝えたところ「うーん」と難しげな顔をする。「内診台に上がってください」と言われ、「また卵子が卵巣にとどまっているのが見えるのかな…」と思っていたところ、エコーを見た医師が
「あれ?妊娠していますよ!?」
と一言。
「えーーーー!?」
まさかの一言に、私も驚きの声をあげ。
子宮筋腫摘出手術をしていても、多嚢胞卵巣症候群でも、妊娠できるんだ。私は本当に奇跡的に不妊治療をしないまま妊娠できたが、そんなパターンもあるんだと知った。そんな奇跡に、心から感謝したいと思う。
少しずつ妊娠しているという実感がわいてきた中で、初めての経験に不安が募る時もある。特に、インターネットで様々な情報を見ると、つい不安になってしまう。様々な情報が得られる時代だからこそ、情報を選びながらうまくネットと付き合っていきたい。不安感が強いときは、あえて妊娠に関することを検索しないようにしたり、自然音を聞きながら好きなものを食べまくってリラックスしたり…
一生に一度の"初めての妊娠”体験だからこそ、時には不安感と闘いながらもできるだけ楽しんでハッピーに過ごしたい。
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