仙台で出会うひとり旅女子とアジフライ。
ひとり旅。
さみしくない、というと嘘になります。
感情って、誰かと共有できるから意味があるんですよね。
だいたい3日目の夜から4日目にかけて、最初の「さみしい」はやってきます。なので、こういうタイミングで連絡をくれるひとって、ほんとうにありがたいものです。普段は間遠になりがちな応酬も、心なしか密になります。
とはいえ、だんだん「誰かと喋りたい」という欲求も強くなります。声を出すのは、お店で注文する時か、袋が必要かどうかを答えるときだけになりがちです。
でもね。ひとり旅はひとり旅で喋る機会って巡ってくるものです。ふらっとコーヒーを飲みに入ったら、ママさんが先週自分が行った三陸巡りの話をしてくれたり、お餅屋さんで相席になったひとり旅女子とお話したり、お寿司屋さんのカウンターで隣に座ったひとり旅女子とLINE交換したり。その気になったらいくらでも、いろんな人と話す機会ってあるし、もう二度と会わないかもしれないひととの会話って、友達との会話とは違う楽しさがあります。
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今日は5日目。明日は帰阪する予定です。
けっきょく、というかやっぱり牛たんは一回しか食べませんでした。だんだん外食にも疲れてくるのですが、そんな時巡り合ったのがコンビニのこちら。コンビニご飯もあなどれません。
ここ一年ぐらいの、わたしの中のひそかなブーム「アジフライ」。ネットで検索しても、いまいち行けそうなお店がなくて、しょんぼりしながら街を徘徊していたら、見つけました!アジフライ!!
一か月ぐらい前にオープンしたとんかつ屋さんのアジフライ定食。お刺身用のあじが使われていて、ぜんぜん臭みがなくて、これぞ!!という感じでした。
ほんとうに欲しいものって、こんなふうに情報とは関係なく出会えるもの、という気がします。だってgoogle mapにはなかったんだもん。
「話したいな」と思えば、話せるひとに出会えるし、
「アジフライ食べたい」と思えば、アジフライに出会える。
ひたすら自分の感覚を頼りにしていると、案外欲しいものがすんなり手に入るということを学べるのが、ひとり旅の醍醐味かもしれません。
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