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ちいママになるわたし、四股を踏むオット。

昨日の夕方、義家族が無事に九州に帰って、いつも通りの日々が戻ってきました。

数年に一度しか客が来ない家、それがイワハシ家。
客に寝泊まりしてもらうにはどの程度の準備をすべきか?というところで肩にチカラが入り過ぎてしまったかもしれません。
割と便利な場所に住んでいるものの、駅から徒歩20分ぐらいあるのでなんとなくひとを呼びにくいというのもありますが、これからはもう少し定期的に誰かを読んで、招待筋を鍛えていこうと思います。
行ってあげてもいいよ、というひとは声をかけてください。もちろんわたしと交流があるひとに限ります。あと家は狭小マンションです。自閉症気味の老犬と繊細で無口な乙女座オットがいます。

今回は齢80の義父から高校生の甥っこまで、異なるジェネレーションの人たちが同時に来たのも敗因の一員でした。食事にしても観光にしても、最適解が見つけられない。おまけに義父は胃を全部摘出していて、脂っこいものと胡椒を含めたスパイス全般がダメとのこと。そして朝は超早起きで朝ごはんが必要とのこと!!
仕方ないので、デパ地下で食べやすそうな切り身をいくつか仕入れて、なんとか乗り切りました。近所のスーパーのお魚がイマイチなんです。

義父は田舎で生涯を過ごした人らしく偉ぶったところのない控えめで純朴なひとです。わたしは仕事を理由に規制しなかった年も多かったので、いまだにわたしと義父との間には堅苦しい空気の壁があります。わたしも割と人見知りだけれど、彼はわたしに輪をかけた人見知り。こういう時はあえてタメ口で話しかけて、「わたしたち結構仲良しだよね?」と暗黙のアピールをしてみる作戦に出ます。

わたし「さいきん、ボーリングにハマってるんだって?」
義父「イヤ、ハマってるってほどじゃないですけんね。」
わたし「そうなん?」
義父「平日だけです。10時から一時間半だけ1000円やけん。」

まるでスナックに初めてきたおじさんと百選錬磨のちいママみたいな会話

嫁にタメ口で話しかけられても、しばらくは敬語が抜けない義父。
その様子を無言で見守る夫。

初日のディナーはデリバリーのお寿司とたこ焼きパーティーでした。
お寿司は義父用に。たこ焼きは甥っ子姪っ子用に。

そこで話題になったのが、身長を伸ばす方法。
実はオット、今でこそ175㎝ぐらいあるのですが、高校入学までは155㎝ぐらいで小柄だったそうです。
それが高校で先生に「足を鳴らせば背は伸びる」と言われ、毎晩お風呂あがりに足を鳴らしていたんだとか。

たこ焼きを焼きながら、イワハシ家の男性の身長の話になった時に義妹が
「兄ちゃん(オット)は風呂上りに足をぽきぽき鳴らしよったら、ぐんぐん背が高こうなったとよ。あんた(甥っ子)もやらんね!!」
と。たしかに義父も甥っ子たちも、平均的だけどやや小柄な感じ。
母親って息子の身長の伸びが気になるものです。
そこで「足を鳴らす」の実演タイムになりました。漠然と膝をポキポキならすのかと思っていたら、ぜんぜん違っていました。
お相撲さんみたいに、大きく四股を踏んで空中にある足を遠心力で回して股関節をポキッと鳴らすんです。すげーな。動きはなんとなくわかるけど、わたしにはできそうにない。あと、牛乳も毎朝ひと瓶(昭和だからね、毎朝牛乳瓶が配達されていた時代です)欠かさず飲んでいたそうです。
勢い的にはこのままイワハシ家秘伝の背伸び運動となりそうな予感。

どうでもいいけど、義実家ではオットとわたしを「とーちゃん・かーちゃん」、義妹夫婦を「パパ・ママ」と呼ぶ習わしになっていて、わたしは甥っ子・姪っ子に「かーちゃん」と呼ばれています。そしてほんとうに「かーちゃん」と呼んでほしかった実の息子には「おかん」と呼ばれています。なんでや。甥っ子姪っ子が可愛い過ぎてキュンキュンしてたのはここだけの話。

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