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読書感想文【「スマホ首」が自律神経を壊す】

ふと鏡に映る自分を見ると、それはそれは首が斜め前に突き出た典型的なスマ首だった。
スマホ首は見た目も機能的にもよくない。それはどこかで見聞きしたことがある。
見た目は言わずもがな、身体面としてどんな悪影響がでるのか。

うつむき加減になると、頭が前に出てくる。
それによって首には相当の負担がかかる。
それが長時間になると、首の筋肉は緊張しっぱなしになる。
緊張しっぱなしになると、体に不調がでてくる。

なるほど確かにそのとおり…と言いたくなるが、問題は「なぜ首が不調だと体にも不調がでてくるのか?」という疑問。
著者は「首には副交感神経センサーがある」「首を酷使することによって筋肉が緊張状態になると副交感神経の働きが悪くなり、その結果、交感神経とのバランスが崩れ、自律神経失調症の症状がでる」という。
もしそれが事実ならば、たかがスマホ首と侮ってはいられない。

個人的に思ったのが、普段からスマホ首になっていると日常の様々な場面でもずっとスマホ首を『維持してしまってる』ということ。
私はよく読書をするが、気づけばうつむき加減の前のめりで本を読んでることが多いのに気がついた。
これはスマホの操作の延長線上で読書していることにほかならない。
パソコンでゲームをしているときもそう。食い入るように画面をみている。
例えば食事中。入浴中。運転中。
ありとあらゆる場面で、もし首がずっとそのままの姿勢で維持されていたら??
考えればなんとも恐ろしいことだ。

もちろん、これらの症状の全てが首こりからくるものとは思わない。
それこそ専門医にみてもらうのが一番確実ではある。
しかし、日常で行えるセルフケアー歯を磨くのと同じくらいーくらいであれば、私達も取り入れることができる。
そんな首をいたわる方法も本書に載っており、また、首をゆるめてスマホ首病を予防する『松井式555体操』はYou Tubeに載っている。

これを書いている私、そしてこれを読んでいるあなた、今一度姿勢をー首を正しましょう。
今、どんな姿勢になっていますか?
うつむき加減になってませんか?
首もスマホも、正しく使いましょう。

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