ただ 始まりの幕を切るキミがいた-会然TREK 2K20▼04 GHOST VENUE-

氏曰く、「世界的三文芝居」の中で、観客を収容することなく行われた会然TREK 2K20▼04。当日のライブ配信も素晴らしかったが、360°カメラによって収録されたライブの配信が始まった。

まず一気に見てみたが、没入感がすごい。

まずはセットリスト

⒈電光浴ー再起動ー
⒉世界タービン
3.祖父なる風
4.RIDE THE BLUE LIMBO
5.狙撃手
6.Σ星のシダ
7.アディオス 
8.Caravan
9.デューン
10.SWICHED-ON LOTUS
11.生まれなかった都市
12.パレード
13.庭師KING
14.Wi-Siwi
15.夢の島思念公園
16.救済の技法
17.QUIT
18.現象の花の秘密

同じホール公演である大阪と同じ曲も多いが、今の自分が聞くと改めて感じることが多い。涙が止まらない。

RIDE THE BLUE LIMBO ハイヤーイヨ
孤児のように強く
RIDE THE BLUE LIMBO ハイヤーイヨ
迷子らしく求め
行こう どこかでは荒んでもキミはまだキミ
アディオス 濡れて行こう 清廉の街
キミは行くたった今 奇跡の人として
キミは咲くたった今 無限の人として

所々曲のアレンジも変わっており、狙撃手はとってもきれいなアレンジで、ワクワクが止まらない。そして、照明やセット含む舞台がとにかく美しい。

観客がいない中で行われたライブ。最後は歌詞にある「ただ 始まりの幕を切るキミがいた」ように、電動ノコギリで幕を切り裂く演者達。

地球規模の三文芝居が開演する中、新しい物事の始まりのために、幕を切る平沢氏は何を感じ取っているのか。

普段観客と言葉をほとんど交わさないスタイルだが、無観客をいいことに、我々オーディエンスの“幽霊”と戯れる様は非常にユニークであり、この世界への静かなる反抗が見て取れた。

さて、己のための世界は何処へ。

期間内は何度もループして噛み締めようと思う。

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