国家試験で使える!?向精神薬・医療用麻薬・毒薬・劇薬の管理方法

①向精神薬

中枢神経系に作用し、精神活動に何らかの影響を与える薬物の総称である。
例えば…ペンタジン、マイスリー、セルシンなど
「向精神薬取締法」で病院、診療所の施設内で鍵のついた場所に保管することと決められている。

②医療用麻薬

「麻薬及び向精神薬取締法」で取り扱いが規制されている医療で使用される麻薬のこと。(オキシコンチン錠、塩酸モルヒネなど)万が一、盗難にあった場合、速やかに警察に届出しなければならない。

東京都では、2箇所以上で鍵がかかる構造の保管庫を設置するようにしている。シリンダー錠とダイヤル錠の組み合わせが望ましいとのこと。

③毒薬 

毒薬は金庫には入れないが、他の薬と分けて保管する。

毒薬は黒地に白枠、白地で薬品名を毒と表示し、鍵をかけて保管する。(エスラックスなど)

④劇薬

劇薬も金庫には入れないが、他の薬と分けて保管する。

劇薬は白地に赤枠、赤字で薬品名と劇を表示し、薬品棚で管理する。

ちなみに、劇薬よりも毒薬の方が10倍強い。

実際の管理方法

1、鍵のついた場所に保管する。
2、保管庫鍵は、看護師リーダーが首にかけて管理する。
3、ペンタジン…セルシン等は、毎日勤務交代時看護師リーダー同士の点検と薬剤師が1回/日と2つの視点で確認を実施する。
※確認した看護師リーダーは、管理薬管理簿に確認日·時間とアンプル数を記載し、サインをする。



必ず探して、薬局に報告、返品しなくてはいけません。

紛失や改修不能な場合は薬局に事故報告書を提出する。薬局長が必要と判断したら、事故報告書を作成し、東京都庁の薬務課に提出される。

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