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シリーズ第2話 看護師が書く 医療の危機 ~社会保険という保険~

前回、皆保険=社会保険の話をさせて頂きました。
そしてその社会保険のお金が賄えなくなってきている…と。

社会保険って言葉は理解されていると思いますが、
改めて何の保険ですか?って聞かれると
答えるのが難しい人もいるのではないかと思います。

まず、社会保険とは?から説明すると
会社に勤めている人限定で入れる保険で、

①健康保険
②厚生年金保険
③介護保険

この3つを合わせたものを言います。
※自営業の方などは「国民健康保険」になります。

①は皆さんご存知の
病院にかかったときに使う保険です。

②は
高齢になって働けなくなっても、
毎月お金をもらえるようになる保険
です

③は
高齢になって
病気の後遺症などで基礎的な生活が出来なくなってしまったとき
ヘルパーさんなどに生活を助けてもらえる保険
です。

で、その保険料は?というと、
毎月の給料から天引きされています。
しかも、もらった給料に応じて、無理なく払えば良い
さらに、その保険料は会社が保険料の半分を負担します。
例えば、その月の給与明細の社会保険料が2万円だったら
プラス2万円を会社が負担している
だから、本人は毎月2万円しか払わなくても、計4万円が支払われ、
高齢になったら月々8万という年金がもらえるのです。
このプラス2万円の会社の支払いも義務化されているので、
超、手厚い保険なんです。
誰がなんと言おうと、これは、めちゃくちゃ良い保険です。
こんな保険商品は売っていません。

そんな素敵な保険なのに
その社会保険のお金が賄えなくなってきている…と。
心配ですよね。

この続きはまた次回に
引っ張ります…すみません…。

ナースセカンドキャリアラボでは
看護師+中小企業診断士の視点で
医療についても学びを深めます。

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※厳密には国民皆保険=国民健康保険である点など、
理解しやすいよう便宜上の説明をしています。

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