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100億、貸してください!って言ったら、すぐ貸してくれる銀行は

このニュースをみて、

スルガ銀行 不正の構図
また紛糾「怒号のなか質疑打ち切り」スルガ銀株主総会https://mainichi.jp/premier/business/articles/20210701/biz/00m/020/001000c

まあ何となく、このスルガ銀行が良くないことをしたんだな、
ってことは伝わったと思うのですが、
今回はこのニュースで皆さんに、
改めて銀行の「責任」って何なのか、
を、もう少し知って頂きたいなって思うのです。

銀行って単純に言うと
お金を貸して金利で利益を得るビジネス
ですよね。

金利1%なら
100万円で年間1万円が利益になる
大きな企業に
100億貸せば年間1億の利益になる。
当然、貸せば貸すほど銀行は利益になるということです。

それに対して皆さんは、
「でも銀行は、そのかわりに
倒産して100億を返せなくなる人がいたら、
そのとき、銀行は損するんでしょ。」
という貸す側=銀行の「リスクは高い」って、
感じていると思うのです。

もちろんゼロじゃないのですが、
その保険として
・お金を借りた人の土地や建物を担保にする
・連帯保証人を立てて肩代わりさせる
・保証協会という銀行の代わりに
 借金を取り立ててくれるところに加入させる

などなど…
これらが実行されれば、
100億貸して、100億返ってこないことはないですよね。
銀行の「貸して損する」リスクって100億じゃないんです。

でも借りた人はどうでしょう。
100億、借りた分は返す必要があります。
そんな100億の事業に失敗したら、人生詰んでしまいますよね。

だから、銀行は「事業計画」という
借りる人の「商売の計画」を審査する義務があります。

やたらに貸して、借りた人が失敗して
借りた人の生活を壊さないため
に審査するのです。

「返せない人には貸さない」

それが銀行の貸す責任なんですね。

上記のニュースのスルガ銀行は
その責任である審査をユルくし、貸しまくった
という内容でした。

これで結局、借りた人は自己責任。
銀行の責任にはならず、生活を壊してしまいました。

だから、自分で事業を始めるなら、
上手くいく商売なのかどうか?
銀行が見るからいいや…ではなく、
自分でもキチンと事業計画を立てなくてはいけない、ということです。

ナースセカンドキャリアラボでは
看護師+中小企業診断士の視点から
簡易的な「利益でる?でない?」の事業計画に始まり、
銀行借入までを検討できる事業計画まで
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