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読書感想

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読書感想文です。
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記事一覧

【in my book_#16】 吉成真由美 『知の逆転』

「有名な本だけれど、何を言っているのかわからない」 そう感じることはないだろうか? 僕も…

NuTa
1年前
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【in my book_#15】 ビートたけし 『下世話の作法』

” この本は、私の『聖書』である。 ” タイトル通り、これまで読んだ北野作品の中でも核心…

NuTa
1年前
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【in my book_#1】 町田康 『生の肯定』

初夏のある日、帰省した時のこと。 実家の本棚には「町田康」の本がたくさんある。CDもある。…

NuTa
2年前
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【in my book_#2】 大野正人 『失敗図鑑』

人生を生きるとは、つまりはこういうことだ。 あらためて、そんなことに気づかされる本。 登…

NuTa
2年前
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【in my book_#3】 ビートたけし 『弔辞』

現在、40歳前後の人にとって「ビートたけし」とは、どんな存在だろう? 芸人、映画監督、芸術…

NuTa
2年前
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【in my book_#4】 (まんが)葉月 (監修)山形浩生 『まんがでわかる サピエンス…

「人類はフィクションの世界を創り出し、そして進化してきた」 ということを、ひたすら繰り返…

NuTa
1年前
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【in my book_#5】 著者多数 『NHK国際放送が選んだ日本の名作 1日10分のしあわせ』

著名な作家の短編小説をまとめた本。 会社の昼休みに読んでいたら、ほんとうに10分くらいで1つ読めた。 これは、おもしろいのでおすすめです。 特に、普段、あまり本を読まない人や、ちょっとした時間に何かしら得たい人にはいいと思う。 今まで、ほとんど小説を読んだことがないので、この本のように短編で組み立てる文章術とか、情景描写、展開など参考になることがたくさんあった。 500円なのに、得した気分だ。 個人的には 角田光代『鍋セット』 坂本司『迷子』 がおもしろかった。

【in my book_#6】 ビートたけし 『ゴンちゃん、またね。』

ビートたけしのON/OFFを感じる内容。 犬好きからすると、ラストは悲しい話だった。 「菊次郎…

NuTa
1年前
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【in my book_#7】 ビートたけし 『バカ論』

またまた読んでしまった、ビートたけし。 これまで、何冊か読んできたが、一貫した感想は「常…

NuTa
1年前
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【in my book_#8】 ドリヤス工場 『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの…

絵はどう見ても「水木しげる」。 だが、違うらしい。まず、そこが不思議。 昔読んだ作品をあ…

NuTa
1年前
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【in my book_#9】 著者多数 『NHK国際放送が選んだ日本の名作 1日10分のごほうび…

上記で紹介した本と同じシリーズ。 今回もいろいろな発見があった。 江國香織「晴れた空の下…

NuTa
1年前
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【in my book_#10】 辛酸なめ子 『辛酸なめ子の世界恋愛文学全集』

大学生の頃、同じ研究室の10歳年上の友人が「辛酸なめ子」のファンだった。当時、22歳だった自…

NuTa
1年前
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【in my book_#11】 町山智浩 『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』

「アメリカの今を知るTV」でおなじみの町山智浩さんのコラム集だ。 内容はTVと同じく、いつも…

NuTa
1年前
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【in my book_#12】 村田沙耶香 『コンビニ人間』

「コンビニ人間」。。。便利に利用される人のことかと思いきや、違った。 幼少期より独特の感性を持つサイコパスな主人公が、現代を象徴するシステム化された仕事「コンビニ店員」であるときだけ、他人と「普通」であることを実感して生きていける。という内容だ。 描写も細かく、場面を想像しながら読んでいた。 淡々と情景描写される中で、ときおり出現する主人公のサイコパス的な文面に残酷さにも似た存在感があった。 36歳未婚女性を主人公にすることで、社会問題にも接するような設定にしていて、登