【in my book_#12】 村田沙耶香 『コンビニ人間』
「コンビニ人間」。。。便利に利用される人のことかと思いきや、違った。
幼少期より独特の感性を持つサイコパスな主人公が、現代を象徴するシステム化された仕事「コンビニ店員」であるときだけ、他人と「普通」であることを実感して生きていける。という内容だ。
描写も細かく、場面を想像しながら読んでいた。
淡々と情景描写される中で、ときおり出現する主人公のサイコパス的な文面に残酷さにも似た存在感があった。
36歳未婚女性を主人公にすることで、社会問題にも接するような設定にしていて、登