クライマキナすごい良かった


めっちゃかっこいい

YouTube広告を見てものを買うということを初めてしたんですけど、クライマキナってゲーム、すごくよかったです。
きっかけはなんじゃこの曲!!となったのがきっかけなんですが、スタッフロールに削除さんと書いてあって納得しました。(ビックになられましたな…)
このゲーム、ニーアオートマタとかニケとかが好きな人にはかなりの確率で刺さると思いますが、まったく違うところに連れて行ってもらえます。

こっからはネタバレ全開でいくぜ!

ややこしくなるので、ゲームとしてはどうなんだとか野暮な視点は捨てることとします。
あらすじ。
ゲームをプレイし始め、エノアという天使が現れたと思ったら実は俺のママであり、ゾーエーという姉妹にのみ子供っぽい態度を見せる姿に脳を完全に破壊され、これはNTRゲームなのか?と思っていたら俺のママは実は俺の妹であり、一生守ることを誓ったら実は俺はレーベンを操作していただけのプレイヤーであり、レーベンとエノアの百合フィールドの壁だったという流れになります。
このゲームの素晴らしいところの一つは、表面上、強いカタルシスと多幸感を感じるも、でもよく考えると、あんたら人類滅ぼしとるやんけ!とか、これはレーベンと言えるのか?エノアと言えるのか?というSF的な示唆に富んだエンドだと思います。
例えば彼女たちは、本来の目的である本物の人間となることではなく、人類を絶滅させることで彼女たちの永遠の幸福を手に入れたわけですが、エノアがエノアの記憶を送ってレーベンのデータを修復し蘇生したレーベンは、果たしてレーベンと言えるのか?(これは、プロパトールの自我がデータ破損によって弱まったことでも示唆される)
同じことがエノアにも言える。
AI絵がAI絵を学習素材としてしまうみたいな現象が起きているのではないか?
でもエノアに言わせると、誰が何とかではなく、レーベンがレーベンだから好きなのだと、レーベンがそもそもレーベンなのかというのは彼女にとってはどうでもいい、彼女が思うレーベンこそがレーベンなのだと。それが彼女のエゴなのですね。
彼女は幸福を手に入れました。
はなまるです


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