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2022年5月の記事一覧
日記:ないものねだりは悲劇なのか
太陽に曝した肌が灼けるのを感じて、もうすぐ夏がくるんだなと思う。実際にはこれから梅雨が訪れるわけで、その湿った暑さが心を蝕んでいくのだろうけれど、それでも新しい季節の訪れにはどことなく浮き足立ってしまう自分がいる。それはただ経験していないからこそ言える希望的観測で、そのときが来れば梅雨で汗ばむ気候に恨みつらみをぶつけているのだろう。暑い夏になれば冬が恋しくなるし、寒い冬になれば夏が待ち遠しくなる。
もっとみる日記:カレーが食べたい
どうしようもなくカレーが食べたくなるときがあって、今日がまさにそれだった。それも、できることならインドやネパールな感じのやつ。スパイスが効いていて、それでいて甘味とコクもあって、熱いナンと一緒に、ラッシーを飲みながら食べるやつだ。
しかし職場の近くにはとんとそのようなお店を見かけたことはなかった。自分の家の近くにはあるし、通っていた大学の近くにもあったし、以前の勤務地には何店舗もカレー屋があって
日記:「好き」を続けるために
知人と通話をした。本の感想を言い合う会。しかし課題図書を読むのをすっかり忘れていたから、ここ2日間で慌てて読んだ。最後のほうは間に合わせるために駆け足になってしまったので、もう一度読むことにする。
外から読書の理由が与えられるのは得難きことであるように思う。趣味で読んでいるのだから、自分で好きに読めばそれでよい。だから本来、その理由は決して外部化されえないようにも思える。好きに読めばよいし、それ
日記:独り善がりの善行
すみません、バタバタしているので短め……
電車で帰宅するとき、隣に座った男性が眠いのか頭を凭れかけてきていて、そのまま肩を貸すことにした。そうやって善行を積んだ気になっていた。そうすることで相手がどう思うのか、助かるのかそうでもないのか、その答えを知る由はなかったけれど、自分の中のメサイアコンプレックスじみた欲望を満たしてやろうと思った。
しかし知らない人に肩を貸し続けるというのは存外大変なも
日記:過ぎゆく時の中で、何を選び取るのか
二日酔いからようやく醒めてきた。土曜日に酒を飲むときは、次の日の心配をしなくていいことが利点だが、あまりに飲みすぎると1日をふいにしてしまうことになる。それでも酒に縋ってしまうのは、きっとその先に自分の見たこともないものがあるのではないかと思ってしまっているからだ。でも、そういう場所に辿り着きたいのだとしたら、自分の足で1歩ずつ進んでいくしかなくて、アルコールの中に潜むものは仮初の泡沫に過ぎない。
もっとみる日記:読んでいない本
「最近読んだ本は?」という話になって、最近とんと本を読んでいなかったので困った。しかもその場では「本をよく読んでるっぽい人」という立ち位置になってしまったので、何かしらエピソードを捻出しなければならない。そういうわけで、買ったけど読んでない本を、「まだ全部読んでないんだけど」という前置きをして話した。
書店で見かけてつい手に取ってしまった。なぜかというと、帯に書かれていた一首に見覚えがあったから
日記:世界に宣誓する
書くことが何も思いつかないので短め……
眠い。Official髭男dismの『イエスタデイ』を聴いている。映画『HELLO WORLD』の主題歌という印象が私には強い。爽やかな中に一筋の後悔のようなものが滲んでいて、それでも直向きに走る強さを感じる良い歌だなと思う。
Hello world、という語句は、プログラミングの学習において最初に画面に表示する語句として有名である。かっこいい。世界に宣
日記:苦手だけど運動がしたい
体を動かしたいと思うときがある。でも自分は運動が得意ではないから、体を動かすことによってストレスを発散するとか、そういう手段をとったことがない。多分、思い通りに体が動かせなくて余計にストレスが溜まると思う。
運動が苦手な人にも、体を動かすことによる楽しさを提供するソリューションが必要なのではないか。そして、思うに体を動かす楽しさとは、理想とする動きにぴったりと自分の体がついてくることの快感にある
日記:読書の制限時間
少し前、なんとなく人生と幸福の話をしていた。答えはないからこそ難しいという話をした。答えはないからこそ自分で見つけなければならないという話をされた。きっと思考の方向性はおおよそ一致していて、自分よりも相手のほうが高い視点を持っているのだろうと思った。
生活は少し凪に突入したような気もするが、それはそれとして時間がない。平日に何かをしようと思えば、それは大きな決意によって為されるしかない。そう思う