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企画を調理する

企画メシ第二回は「放送の企画」
今回の課題。

新しいドッキリを考えましょう。※スケール問わず。1枚にまとめる(何個でも可)

課題を出されたとき、最後の「何個でも可」がなんとなく引っかかっていました。そして、大井さんのことを調べていく中で、とある番組のネタ出しに関するインタビュー記事を読みました。

A4の紙に、Wordの12サイズくらいの文字の大きさで、上から下まで1行ずつくらい空けて埋まるくらいは書きます。で、さっぱり引っかかんないときもあるし、1~2個引っかかるときもあるし、そういう感じです。

放送作家・大井洋一氏「ノリで行っちゃうバラエティが好きなんです」

大井さんですら何個も出して採用されないときもある、というか引っかかったとしても1~2個なのか!と驚きました。
だったら、なんの経験値もない私はなおさら、1000本ノックの勢いで考えて数を出さなければだめだ!と思って思いつく限り書きました。
(本当はもっと出したかったけれど...)

と意気込んだものの、今やテレビ番組だけじゃなくYoutubeにもドッキリ企画が溢れている。ドッキリ飽和状態のこの時代に「新しい」ドッキリを考えるのはだいぶ苦戦しました。

締切前日、ぐるぐる悩んで悩んでどうしよう、、となっていた時に
企画メシグループに阿部さんの投稿が。

こんつめてやる課題ではないと思うのでニコニコ&ニヤニヤしながらトライしてほしいです

この言葉を読んでハッとしました。
考えすぎて苦しくなって全然楽しめてない...!
ドッキリが課題なのに考えてる人が楽しくなくなってる!と我に返り、単純に自分が面白いと思う、笑っちゃう、やってみたいという気持ちに目を向けてみました。
今回のドッキリに限らずですが、やっぱり企画をしている本人が楽しいと思わないと、相手にも楽しさは伝わらないよなと改めて感じました。

講義では、大井さんのテレビづくりに向かう姿勢や情熱からたくさんのことを学びました。その中の一つに、「ドッキリにも建前、なんでやるの?があるとやりやすい」というお話がありました。
コンセプトがしっかりしていたり、見せ方に理由を持たせたりすると、その企画が相手の心にぐっと入ってくるんだと気づきました。

今回私は、一文でシンプルに、くすっと笑える小ネタのような案を出していました。ドッキリの背景や詳しい仕組みまでは考え切れていませんでした。誰を仕掛け人にして誰をターゲットにするか、どんなタイトルを付けるか
などそういうところまで考えていたら、もっと企画に幅を持たせられたなあと思いました。

今回の課題・講義を通して、
今までは企画のアイディアを思いつくまでの過程や、アイディアそのものの面白さばかりを意識していたけれど、
アイディアを思いついた「後」の時間も大切なんだと気づきました。
考えたアイディアをそのまま出すのではなく、それを自分の中で調理をしてみて最高の状態で出す。これからこういうことを意識したいと思います。

今回も次に繋がる学びがいっぱいでした。
次回の課題も楽しむことを忘れずに頑張ります!

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