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アイスクリームを持った男の子のブローチ

新年度が始まったこともあり、この時期は、部屋の模様替えや片付けをやりたくなって、掃除のついでについ最近、自分の使っている作業場を充実させようと、欲しかった引き出しを買いました。
届くのを楽しみにしているのですが、部屋全体の掃除がようやく終わり、今までもよりも一層、使いやすい作業場を作ることが出来て、心機一転の思いでございます。

やっと冬服をしまい、夏服を引っ張り出してきたのですが、店頭で買った服よりも、自分で作った服がだんだんと増えて参りました。
昔は自分で作るより買ったほうが安いから、買うことの方が多かったのですが、ここ数年はレース編みに夢中になっていて、一年中編み物をしていたせいなのか、セーターやニットの服がクローゼットの中にたくさんありました。

もともとたくさんの洋服を持っているおしゃれな人間というわけではなく、お店で服を買うときも、お気に入りの形があったらその服ばかりいつも着てしまう感じなので、その色違いをいくつか買うだけで満足しております。
自分で編み物をすると、自分のお気に入りの形だけ編めるようにしておけば、あとは模様を変えたり、色を変えたりは自由に出来るので、私みたいな人には、お店で買うよりも楽しかったりするのかもしれません。

洋服をたくさん持っていて、年中いろんな服を着たいという思いがある人は、自分で編むとなるといろんな服を編めるようにならないといけないので、それなら買ったほうがお金にも労力にも優しいと思います。

去年の夏まで着ていたニットをほどいて、少しだけ形と模様を変えて、また編み直しているのですが、ほどけばいつでも毛糸に戻ってくれて、また新しい形になって着ることが出来るというのが、個人的には一番興奮するポイントだったりいたします。
最初はいいなと思って買って、散々着た洋服だとしても、いつかは飽きてしまったり、なんとなく着なくなってしまったりするものでございますが、また毛糸に戻して、違うデザインで編み上げることができれば、新しい服を買った気にもなれたり、古いものを捨てずに済むというのも良いと思います。可能であれば、新しい毛糸と合わせて、色も模様も形も全く新しい洋服に変えてしまえるところが、私はとても楽しいところだと思っております。

レース編みに夢中になっている今は、どちらかというと春夏の洋服を作るのが楽しいのですが、冬服を作っていた頃は、暖かくてチクチクしない毛糸を探すのに必死でございました。
値段の高い毛糸を買えるのであれば、いくらでもあるのですが、出来るだけ安く済ませたいと思うと、チクチクしないかつ暖かいという基準を満たす毛糸は少ないので、本当に防寒を考えるのであれば、やはり市販の洋服が良いのではないかと思っております。

と言いつつ、次の冬には作ってみたいセーターがありまして、久しぶりに挑戦しようと思っており、サイズ調整などが出来るようになれば、後々販売も出来ればいいなと思っております。

今年の冬に「雪だるまにアイスクリームを見せている男の子」の絵を描きまして、そのときの「雪だるま」と「男の子」をそれぞれ刺繍にしてみました。

春の陽気のような、夏の暑さのような、そんな季節になっておりますが、多くの方が衣替えは終えたのではないかと思います。
コートをしまい、春らしい装いになって参りますと、冬の間はしまっていたネックレスやブレスレット、ブローチなどのアクサセリーを身に着けるという方も、たくさんいらっしゃると思います。

私自身はブローチというものを付けたことがなかったのですが、私の母は昔から数種類持っていて、たまに付けているのを見たことがございました。

イヤリングやネックレス、ブレスレットなどは、気に入ったものを一つずつくらいは持っておりましたが、ブローチというものを、一般的にアクサセリーなどが売っているお店で、私は見たことがございませんでした。
店頭でというより、ハンドメイド作家さんたちのSNSなどに載っている作品の中で、ブローチというものを、はっきりと認識いたしました。

よく見てみると、そのものも「かわいいな」と思いましたし、付けている人も「かわいいな」と思いました。
缶バッチとかは、バッグに付けていたこともあるのですが、そんな感覚なのかもしれません。

ブローチを作ろうと思い、いくつか試作品が出来まして、自分でも付けてみたり、他の人に見てもらったりして、嬉しい反応を頂いたりしていたのですが、一点だけ気になっていることがございます。
改めてなのですが、普段から針仕事をよくしている私でも、やはりブローチピンの針が少し怖いというのが正直な思いでござました。

基本的には安全ピンになっているので、安全なのだと思うのですが、出来ればブローチをつけるたびに、毎度油断せず、針の扱いに気を付けて身につけてほしいなと思っております。

あと、出来れば洋服に針の穴が開かないようにできたらいいのになと思いました。
ブローチピンではなく、クリップが付いている土台もあったりするのですが、挟むだけだと知らないうちに取れていたりすることもあって、一長一短のような気もしております。

せっかく作れるようになったブローチを、母と妹にプレゼントして見ようと思っているのですが、喜んでくれるとは思いつつ、知的障害を持っている妹には、針の扱いがきちんとできるか心配で、もっと安全に付けられるものが生まれたらいいなとも思っております。

ブローチと同じ形で、キーホルダーなどにしてみてもいいなと思っておりまして、そちらも作成中でございます。
イラストでブローチを作ると、アップリケのようにも見えて参りますが、身につけた方ご自身が、子供っぽさや遊び心をずっと大切にしてほしいという思いで作成しております。

「年を取るにつれて、子供に戻っていく」という感じ方をする人もいると思いますが、子供の頃は大人に憧れ、多少背伸びをしながら生きる時代がありつつも、ある程度成熟し、大人になってから、急に子供っぽいものが似合うようになる瞬間が訪れたりするものでございます。
ここで出会ったブローチが、大人や子供という認識に縛られず、自分だけの個性に出会うきっかけとなるブローチになったらいいなと思っております。

読んでくださってありがとうございました。
まだまだ商品は少ないのですが、ぜひお店も眺めてみてください。

また次も見て頂けましたら、幸いでございます。

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