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美味しいコーヒーを家で飲むために試したあれこれ

家でコーヒーを淹れるようになったのはいつからだろう。

たぶん、5年くらい前、買った福袋の中にたまたまドリッパーとコーヒーサーバーが入っていたのだと思う。



それで、自分で淹れるという選択肢に気づいて、一番手頃なHARIOのミルを買い、家のティファールでドボドボとお湯を注ぐスタイルが始まったのだ。

それからほどなくして、HARIOのケトルをもらう機会に恵まれた。


ぶっちゃけ自分は、何かをトコトン追求するタイプではないので、コーヒースキルは平行線だった。

ただ当時サードウェーブコーヒーなどがちょうど言われていた頃で、暮らしていた池尻大橋や職場のある中目黒付近にもいろんな洒落ているコーヒースタンドがあったので、そこいらで美味しいコーヒーを飲んだり、豆を買ったりということが習慣化した。

この頃行ったのは、Good People & Good Coffee、Bubbles Chill、ONIBUS Coffee、SIDEWALK STAND、NOZY Coffeeといったお店。


これらのお店で働く人も、そこへ集う人もすごくかっこよかった。そういうお店に通うことで、なんとなく自分もお洒落な人たちに混じれるような、高揚感のようなものもあったと思う。(遠い目


家で自分でドリップするコーヒーは美味しくなかった。お店で飲んで美味しかったのと同じ豆なのになぜ同じ味にならないんだろう、と不思議だった。

人からドーナツドリッパーをもらうことがあって、それを試したりもした。


それからパートナー(現夫)と同棲するようになって、彼が持っていたコーヒーグッズも加わった。


色々試してみるけれども、美味しいときは美味しい、美味しくないときは美味しくない、というムラのある状態は変わらなかった。


経堂に引っ越し、Aero Pressでコーヒーを淹れるFINE TIME Coffeeに出会った。

無意識にこのお店に影響を受けていたのだと思うが、そのあとAero Pressに手を出した。

Aero Pressで説明書のとおりに淹れたコーヒーは美味しかった。

ドリップのようなムラがなく、安定して美味しいコーヒーが淹れられる気がした。ただドリップと比べて同じ豆量に対する抽出量が少ない。けど美味しい。


余談だけど、経堂には古い直火の焙煎機で豆を焙煎してくれる「すぐろ珈琲豆店」というお店があって、近くの方は是非一度訪れてみてほしい。


相模原の端っこに引っ越し、コーヒー屋さんに行く機会は減った。

家でもっと美味しいコーヒーが淹れられるようにと、『コーヒーの科学』を読んだ。

豆やお湯の温度、焙煎など、コーヒーについて気になることが網羅されていて、正しい知識を取り入れたい人にはおすすめ。


それから、ミルを電動に切り替えた。


いろいろ口コミ情報とかを見て高いけどいいやつを買った。

これで劇的にコーヒーを淹れるのが楽になった。そして、手動よりも雑味感が少なくスッキリなめらかな舌触りになるのを感じた。

正直なんでもっと早く買わなかったんだろう、というくらい、とても良い買い物だった。高いけど価値あり!


ちなみに今住んでいる藤野には小さな焙煎所が一つある。夫婦で営んでいるほっこりとするお店だ。


実は恥ずかしながら、ずぼらな私は「計る」という工程を基本的にすっ飛ばしていた。

豆15g用のスプーンで豆の分量をなんとなく計り、コーヒーサーバーの目盛りをたよりにお湯の量を調整した。

お湯の温度については、いったん沸騰させたお湯の蓋を開けて何秒か冷ましてオッケーとしていた。


あるとき電気ケトルが壊れて、新しいのを買うことになった。

家電量販店に行ってみたが、電気ケトルが色々とありすぎてすごく悩んだ。

普段ケトルに求める沸騰の速さを優先すると見た目が好きじゃなかったり。ケトルの形状がコーヒー用になっていて沸かしたらそのまま注げるものだったり。でも注ぐ用のケトルは持ってるしなあ、とか。温度を選べたり保温できたり。量がたくさん沸かせたり沸かせなかったり。あとは値段。

最終的には、普段の料理で使うことも踏まえて、沸かすのが速いこと、そしてコーヒーのために温度調整ができるものを選んだ。見た目と量は妥協した。

料理のことを考えるともっと一度にたくさん沸かせたほうが良いというのはあるけど、コーヒー的にはとても便利だ。沸かすのも速くて重宝する。


あとはスケールだ、と思いながら、優柔不断な私は購入を先延ばしにしていた。

でもよく考えたら、普段使っているキッチンスケールを使えばいいじゃないか、と気づいた。


それから、豆を計り、スケールの上にサーバーを置いて抽出量を計るようになった。

まだ、豆によって豆量を調節するといったスキルはないが、なんとなく以前よりも味が安定するようになった。


ドリップスタンドを入手し、ドリップのスタイルがなんとなくできてきた。


しかし悩みは、コーヒーサーバーがそれなりに大きくて、その下にスケールを置くものだから、ドリップスタンドの高さが足りず、漫画で高さ増しをしないといけないことだ...

ちょっと格好悪い。

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そして、このスタンドとドリッパーの相性が悪くて、新たなドリッパーを求め始めた。しかし、ドリッパーもめちゃくちゃ種類があるので何を選んだらいいのかわからず。

そんなときにたまたま旅行先でかっこいいフォルムのドリッパーを見つけ、えいやっと買ってみた。

このドリッパーを使って入れてみたところ、大きい穴が一つという形状なので、目の細かいフィルターを使っても抽出が速い!そしてなぜだか美味しい!

これまでのZERO JAPANのドリッパーだと小さい穴が2つの形状なので、抽出速度は遅め。

豆によっては向き不向きがあるのだろうけど、私にはそれを見極める技量もなければ、お湯が滞留しないようにドリップするスキルもなく。

なんだか今のところ新しく買ったドリッパーが私にはあっている様子。



そんなわけで、家にあるコーヒーグッズをまとめてみた。素人目線すぎて誰の参考になるかわからないけど、ミルやケトル悩んでいたんだよねーという人に万が一にでも参考になれば。


コーヒーは奥が深くてまだまだわからないことだらけ。常に安定して、美味しい、おうちコーヒーは、まだ遠くの景色だ。

これからもゆるふわと楽しんでいきたいので、ぜひ皆さんのオススメグッズや、焙煎所、スタンドなどなど教えてくださいな。

ちなみにAmazonのリンク貼ってるけど、私には1円も入らないので安心してね。

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